W12搭載の最後のモデルの1つ
ベントレーは、フライングスパーシリーズの中で最も走行性能に優れたモデルとして、W12エンジンを搭載する新型フライングスパー・スピードを公開した。
【画像】ベントレーW12の最終章、開幕【フライングスパー・スピードを従来のモデルと写真で比較】 全79枚
フライングスパーSの上に位置するパフォーマンス重視の最上位モデルで、2008年から2013年まで初代フライングスパーに使用されていた「スピード」の名称が復活することになる。
W12エンジンは最高出力635psと最大トルク91.7kg-mを発生。0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は333km/hに達する。
トランスミッションは、コンチネンタルGTにも搭載されているZF製8速DCTを採用。リアアクスルをメインに駆動し、必要に応じてフロントアクスルにもパワーが送られる。
フレーキはコンチネンタルGTと共通の鉄製ブレーキで、フロントディスクは420mmと、この種のものとしては世界最大。
その他、電子制御式全輪操舵、ダイナミックライド・システム、トルクベクタリングなどが標準装備され、乗り心地とハンドリングの強化に貢献している。
内外装も独自の仕上げに
スタイリング面でも、従来のW12モデルからアップデートされている。フロントグリル、ヘッドライト、テールライト、22インチホイールはすべてダークティントで仕上げられる。
ベントレーによると、燃料とオイルのフィラーキャップには「宝石」があしらわれているという。インテリアの至る所に「Speed」バッジが取り付けられ、乗員の手の触れる場所にはファブリック素材ダイナミカが使用されている。
ドライバーズインフォメーションパネルのグラフィックも改善されたほか、ヒーター、ベンチレーション、マッサージ、メモリー機能を備えた24ウェイ調整可能なシートがフロントに採用されている(後部座席は14ウェイ)。
軽量化とエアロダイナミクス向上を図ったスタイリングスペシフィケーション(カーボンファイバー製のフロントスプリッター、トランクリッドスポイラー、リアディフューザー、サイドスカートを追加)もオプションで設定。
価格はまだ発表されていない。
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