現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【スクープ検証】ホンダ新型「ダックス125」本当に出る? それとも出ない?〈答え合わせ〉

ここから本文です

【スクープ検証】ホンダ新型「ダックス125」本当に出る? それとも出ない?〈答え合わせ〉

掲載 更新 46
【スクープ検証】ホンダ新型「ダックス125」本当に出る? それとも出ない?〈答え合わせ〉

発売は2022年!

これから一体どんな魅力的なバイクが登場するのか?その未来を大胆に予想(妄想!?)する我々ヤングマシン編集部。’20年12月時点でホンダ原付二種往年のレジャーバイク「ダックス」が復活するだろうと報道し、バイク界を大いに騒がせたことは記憶に新しいだろう。あれから数ヶ月。その答え合わせをする時がやって来た。報道後に掴んだ新情報も含めて、あらためて新世紀版の誕生に期待を寄せたい。

44万円で5速ミッション搭載?! ホンダ「ダックス125」…ヒット作ハンターカブに続け!

胴長フレームにグロムの新型エンジンを搭載して復活!!

妄想ながら限りなく実現に近いスクープとして、ヤングマシン本誌で再三追いかけてきたホンダの「ダックス125」。ヨーロッパでも商標登録されているのが確認され、登場するのは9割確定と言える。だが、正式発表を当初’21年春と予想していたが、新情報によれば’22年モデルとして発表されることになる模様。我々は少々急ぎ過ぎてしまったわけだが、その姿はより具体的に見えてきた。

―― 【HONDA ST125 DAX】5速MT&ロングストロークエンジンを、復活プレスフレームに搭載すると予測されるダックス。新旧フィーチャーの幸せな融合!●デビュー可能性80% ●予想価格帯:45万円前後 ●予想発売時期:’22年春

まずエンジンだが、’21グロムに搭載されたユーロ5対応の新型ユニットで決まりだろう。このエンジンはミッションが従来の4速から5速に増えていることもポイントだ。グロムと違ってダックスでスポーツ走行する場面はあまり多くはないはずだが、速度に合ったギヤを的確に選べるということはエンジンを必要以上に回さなくてもよくなるということ。つまりツーリングでの巡航はより快適になり、燃費の面でも向上が期待できる。

そしてダックスと言えば、なんと言っても特徴的なのがプレス鋼板によるモナカフレームとその内部に収められた燃料タンク。鋼板プレスフレームについては、長年使ってきたスーパーカブでさえも現在はパイプフレームに置き換えられた、いわばロストテクノロジーに近いものだが、これについても見事に再現されるとの情報だ。どうやら欧州で販売されているビジョン110のプレスアンダーボーンフレーム技術などが応用されているらしい。

車格:ダックスならモンキーより胴長で!

125になっても「ダックス」である以上、50cc時代のオリジナルと同様、モンキーと比べてひとまわり長めの胴長タイプになることは確実。ゆとりあるサイズで、ツーリングから2人乗りまで快適性がさらに向上。原付二種のパワーを活かして活躍の場はグンと広がるぞ。

車格についてはモンキー125より若干長めのホイールベースが設定され、ゆとりある乗り味が演出される模様。2人乗りも楽しめる設計だとの情報だ。まだ不明な点として、走行安定性や剛性を確保するためリヤサスペンションはモノサスになるという噂もあるが、フレームがオリジナルの雰囲気にこだわっている以上、ここも2本サスでいくと予想する。モンキー、ハンターカブに続く125でのホンダ名車の復活は、もうしばらく待つべし!

―― [左] ST125 DAX イメージCG [右]モンキー125(全長1710mm 軸距1155mm シート高775mm) [写真タップで拡大]

エンジン:新型グロムのエンジンユニットで決まり!

―― 【新世代の横型エンジン】タイ発表の新型スーパーカブ110と同系と思われるユーロ5対応の新エンジン。ロングストローク化し圧縮比もアップ。スペック上はほぼ同様だが、パワーカーブは全域でトルクアップし、高回転のパワーも向上している。

―― 【’21 HONDA GROM】■水冷4スト単気筒OHC2バルブ 125cc 9.7ps/7250rpm 1.07kgm/5500rpm

フレーム:こだわりの最新プレスフレームを投入!

ダックスと言えば鋼板プレスフレームだが、現在の基準や125ccのパワーに見合った剛性を十分に確保するのはなかなか難しい。だが、ホンダでは欧州版ディオ110と言えるVision110の’21年型でプレス成形の新型アンダーボーンフレームを採用している。ダックス125にもこのの技術を応用してくると予測される。これで、あのダックスらしいフォルムと雰囲気が余すところなく再現されるというわけだ。

―― 旧ダックスのプレスフレームは2枚の鋼板をモナカ合わせにしており、板厚や接合部の構造で剛性が大きく変わる。新型のキモもこの辺りか? ※写真は’95 DAX

―― ビジョン110=欧州版ディオ110は’21モデルでスマートアーキテクチャーフレーム(eSAF)と名付けたプレスフレームを新採用し、軽量化を実現した。 [写真タップで拡大]

―― 【モンキーはパイプ】モンキー125のフレームはスチール製のパイプフレームを採用。こちらは50cc時代のオリジナルもパイプフレームを採用していた。 [写真タップで拡大]

車名:欧州にて”ST125″を商標登録済み

ダックスの歴史:モンキー派生車として’69年に登場

初代は「ダックスホンダ」の名称で’69年に登場。モンキーに続くレジャーバイクとして折り畳み式ハンドルや車体を横にしても漏れない燃料タンクを持ち、遊びのフィールドを広げた。

―― 【’69 DAX HONDA ST50】初代はダウンフェンダー。玄関先にも停められるコンパクトさと誰でも気軽に乗れるフレンドリーさで人気を博した。

―― 【’69 DAX HONDA ST50 EXPORT】未舗装路も走りやすいようアップしたフェンダーやマフラーで活躍の場をを拡大。ダックスらしいスタイルに。

―― 【’95 HONDA DAX】旧ダックスの最終型。CDI点火化や12V化などが行われた。排ガス規制のために’99年8月いっぱいで生産終了。

―― 【’72 MIGHTY DAX HONDA ST90】旧ダックスで最大排気量だったのが派生モデルのマイティダックス。14インチの大経ホイールを採用していた。

※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

トヨタの新時代「4ドアスポーツカー」誕生!? 306馬力×フェラーリ似とも言われた「スポーツSUV」発売から1年! 斬新クラウンの反響は?
トヨタの新時代「4ドアスポーツカー」誕生!? 306馬力×フェラーリ似とも言われた「スポーツSUV」発売から1年! 斬新クラウンの反響は?
くるまのニュース
国道417号「板垣坂バイパス」が11月24日に開通! 冠山峠道路の利用で中京圏・但南地域のアクセスがさらに便利に。【道路のニュース】
国道417号「板垣坂バイパス」が11月24日に開通! 冠山峠道路の利用で中京圏・但南地域のアクセスがさらに便利に。【道路のニュース】
くるくら
ホンダ、パラアスリートの岸澤選手を支援…陸上競技用車いすレーサー「翔」をサポート
ホンダ、パラアスリートの岸澤選手を支援…陸上競技用車いすレーサー「翔」をサポート
レスポンス
「知らないのマズい?」 クルマの「燃料凍る」って! 寒冷地でヤバいコトになる?凍結避ける方法は?凍る燃料とは
「知らないのマズい?」 クルマの「燃料凍る」って! 寒冷地でヤバいコトになる?凍結避ける方法は?凍る燃料とは
くるまのニュース
新基準原付では125ccが原付一種扱いに!? 50ccと比較したそれぞれのメリット・デメリットは?
新基準原付では125ccが原付一種扱いに!? 50ccと比較したそれぞれのメリット・デメリットは?
バイクのニュース
トヨタが液体水素エンジンのボイルオフガスを有効活用する技術コンセプトを発表、実現に向けて開発仲間を集う…スーパー耐久 第7戦 富士ファイナル
トヨタが液体水素エンジンのボイルオフガスを有効活用する技術コンセプトを発表、実現に向けて開発仲間を集う…スーパー耐久 第7戦 富士ファイナル
レスポンス
[クラウン]のモーターが水素エンジンに!! 加速感バツグンで巨体もグイグイ 新時代のハイエースに感嘆
[クラウン]のモーターが水素エンジンに!! 加速感バツグンで巨体もグイグイ 新時代のハイエースに感嘆
ベストカーWeb
710馬力の実用3列シートSUV! ダッジ デュランゴ「SRTヘルキャット」登場
710馬力の実用3列シートSUV! ダッジ デュランゴ「SRTヘルキャット」登場
レスポンス
昭和ノスタルジーだけじゃない! 「ドライブイン」がサービスエリアのフードコートを凌駕する根本理由
昭和ノスタルジーだけじゃない! 「ドライブイン」がサービスエリアのフードコートを凌駕する根本理由
Merkmal
MotoGP、来季から使用の新ロゴマークを発表。頭文字の“M”は2台でバトルするバイクをイメージ
MotoGP、来季から使用の新ロゴマークを発表。頭文字の“M”は2台でバトルするバイクをイメージ
motorsport.com 日本版
リッター100km超え!? 斬新「“爆エコ”クーペ」登場! MRד軽自動車並み”超軽量ボディで案外楽しそう! 829ccエンジン搭載の「VW車」が欧州で落札
リッター100km超え!? 斬新「“爆エコ”クーペ」登場! MRד軽自動車並み”超軽量ボディで案外楽しそう! 829ccエンジン搭載の「VW車」が欧州で落札
くるまのニュース
トヨタ新型「アクア」は高級感スゴイ!? プレミアムな“上質インテリア”採用した「小さな高級車」に反響あり! 2トーン×ブラウン内装の「新型ラフィネ」とは
トヨタ新型「アクア」は高級感スゴイ!? プレミアムな“上質インテリア”採用した「小さな高級車」に反響あり! 2トーン×ブラウン内装の「新型ラフィネ」とは
くるまのニュース
官能的な音からドコドコ響く重低音まで!!「エキゾーストノート」とは?【バイク用語辞典】
官能的な音からドコドコ響く重低音まで!!「エキゾーストノート」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
アメ車「ビュイック」が中国で人気! 一方本国アメリカでの立ち位置が微妙になっていた
アメ車「ビュイック」が中国で人気! 一方本国アメリカでの立ち位置が微妙になっていた
WEB CARTOP
電気自動車のSクラスにふさわしいフロントマスクへと刷新したメルセデス・ベンツEQSが日本上陸
電気自動車のSクラスにふさわしいフロントマスクへと刷新したメルセデス・ベンツEQSが日本上陸
カー・アンド・ドライバー
日本上陸を果たした「メルセデス G 580 with EQ Technology」は究極のオフローダーなのか?
日本上陸を果たした「メルセデス G 580 with EQ Technology」は究極のオフローダーなのか?
AutoBild Japan
6速MT搭載の日産「悪魔の“Z”」実車初公開! 旧車デザインで「伝説のブルー」採用! 直6L搭載した「ワイドなデビル240Z」 ENEOSなぜ展示? 米で披露
6速MT搭載の日産「悪魔の“Z”」実車初公開! 旧車デザインで「伝説のブルー」採用! 直6L搭載した「ワイドなデビル240Z」 ENEOSなぜ展示? 米で披露
くるまのニュース
2択アンケート「日本で発売してほしいのは、マツダ EZ-6? アキュラ インテグラ?」【クルマら部 車論調査】
2択アンケート「日本で発売してほしいのは、マツダ EZ-6? アキュラ インテグラ?」【クルマら部 車論調査】
レスポンス

みんなのコメント

46件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村