レッドブルリンクで行なわれたF1オーストリアGPの予選でポールポジションを獲得したのは、シャルル・ルクレール(フェラーリ)を0.048秒差で退けたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だった。フェルスタッペンは、予選中のトラックリミット違反によるタイム抹消の多さに苦言を呈した。
今回の予選で最も注目されたことと言えば、トラックリミットであることは間違いないだろう。特に外側の縁石を目一杯使いながら高速で通過する最終セクション(ターン9、ターン10)ではドライバーたちが格好の餌食となってしまい、予選全体を通したタイム抹消は実に47回を数えた。
■ポールまであと0.048秒……ルクレール、望外のフロントロウ獲得「レッドブルにこれだけ迫れるとはね!」
レッドブルはセルジオ・ペレスがQ2のラストアタックで4輪脱輪と判定され、Q3進出ならず。フェルスタッペンもQ1とQ2でタイムを抹消され、再度のアタックを余儀なくされていた。
このようにタイム抹消が乱発するような状況は、F1ドライバーを「素人」のように見せるとフェルスタッペンは語る。
「今日の予選はとてもバカバカしく見えたと思う。抹消されたラップタイムの多さから、僕たちが素人のように見えた。今日はあまり良いものではなかった」
「もちろん、『それなら白線の内側を走ればいい』と言う人もいるだろう。でもそんなに簡単なんだったら、このクルマに乗せてあげるからやってみてよと言いたい」
ドライバーたちを擁護するために、彼はこう続けた。
「僕たちがみんな馬鹿だとは思っていない」
またフェルスタッペンは、スチュワードによってトラックリミットが厳格に罰せられたことで、予選での楽しさを奪うことになり、とにかくタイムを出してQ3に生き残ることに集中しなければいけなかったと語った。
彼は特に、現代F1の“大きくて重い”マシンがこの状況を生み出していると考えている。今回の予選は楽なものだったかと尋ねられると、次のように答えた。
「いや、トラックリミットのせいでかなり難しかった。僕たちだってわざとやっているわけじゃないんだけど、この速度域とこのような高速コーナーでは、白線の位置を把握するのが本当に難しい」
「だから今日も僕を含めて多くのドライバーたちが(トラックリミットに)引っかかったんだ」
「だから正直なところ、Q3に生き残るのが重要だった。セッション前半はとりあえず手持ちのタイムを出しておく必要があった。これでは楽しさも半減してしまうけど、僕たちはそれなりのラップを刻むことができた」
なお、フェルスタッペンはドライバーたちが金曜午後のFIAとのミーティングでこの問題を提起するかもしれないと話していたが、このミーティングは公に理由が明かされることなくキャンセルされている。
彼は次のように続けた。
「幸運なことに、(走路外に設置されていた)悪しき黄色い縁石は撤去された。あれはマシンを壊してしまうからね。縁石の外にグラベルをまいたら解決することだけど、バイクにとっては良くないからね」
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みんなのコメント
限られた中での走行をしなければなりません
車が重いから仕方ないではない
と言いたい所だけど
それだけ難しいのでしょうね
許されるとしたらその時点でルールではなくなる