ヤマハのアレックス・リンスはMotoGPイタリアGPの初日を2番手で終え、完璧ではないものの素晴らしいラップだったと語った。
ヤマハはフランスGPの後、イタリアGPの舞台でもあるムジェロでプライベートテストを実施。さらにヘレスで行なわれた合同テストでは空力テストなどを行なった。
■バニャイヤ、母国戦初日にレコード接近のトップタイム。ヤマハのリンス2戦連続Q2進出|MotoGPイタリアGP
その結果としてカタルニアGPで投入した新パーツへの理解が進み、フィーリングが向上。1周あたりコンマ2秒ほどの改善が見られたようだ。
イタリアGP初日のフリー走行でも前進は明らかで、リンスはプラクティスで2番手タイムをマーク。2戦連続の予選Q2への直接進出を決めた。
チームメイトのファビオ・クアルタラロは11番手で惜しくもQ2への直接進出はできなかったが、ヤマハが全体的に前進しているのは間違いないだろう。
リンスはFP1で転倒を喫したものの、ムジェロでのヤマハのフィーリングの良さと、特に午前中に顕著だったテストの恩恵について説明した。ただ彼は、前戦カタルニアGPから続く好調を強調した。
「テストは少し役に立ったけど、午前中の最初の15周だけだった。バルセロナではすでに好調だったけど、ここではユーズドタイヤを履いてとてもいい感じだった」
「素晴らしいラップができたけど、完璧ではなかった。まだ少し改善できるはずだし、セットアップに取り組み続けなければならない」
「ファビオはあと一歩だった。チームと話し合って、Q2進出のために必要なタイムを計算したんだ。でも僕のタイムは想定よりずっと良かった」
ムジェロはロングストレートで他車のスリップストリームを使うことが最も重要となるサーキットだ。そしてリンスの記録したタイムは、単独走行でのタイムだった。
まだタイム更新のマージンが残っているというリンス。新しいエアロパッケージがもたらすアドバンテージについて、次のように付け加え、まだやるべきことはあると語った。
「新しいエアロパッケージは、このタイプのコーナーにとても適していると思う。目標はバイクを改善し続けることだ。まだバイクの切り返しがすごく重いんだ」
「テストからすでに、敏捷性の欠如を訴えていた。今はよりそうなっているんだ」
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