10月1日、2022年シーズンのスーパーGT第7戦『FAV HOTEL AUTOPOLIS GT 300km RACE』の公式予選が大分県のオートポリスで行われ、GT300クラスはシリーズランキング4位につける61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が今季4度目のポールポジションを獲得。今大会を含む残る2戦での逆転、そして2年連続のタイトル獲得に向けて大きな一歩を踏み出す結果となった。
全8戦が開催される2022年シーズンのスーパーGTも残るは2戦。サクセスウエイト(SW)係数が半減する今大会には、前戦に引き続きGT300クラスには27台が参戦。オートポリスは上り勾配が7.2%、下り勾配が10%とアップダウンが激しいテクニカルコースのため、ウエイト感度が大きい。それだけに、シリーズランキング上位につけるSWの重い車両にとっては厳しい予選となることが予想された。
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■Q1 A組:ARTA木村が最速。ランキング3位の11号車はQ2進出ならず
午前に行われた公式練習に引き続き、青空の広がる快晴のもと、気温25度、路面温度40度、湿度53%という夏日のコンディションとなるなか、14台が出走する10分間のGT300クラス公式予選Q1 A組のスタートが切られた。
真っ先にタイムを記録したのは公式練習でもトップタイムをマークした65号車LEON PYRAMID AMG(33kg)の蒲生尚弥。計時上の3周目に、ファイナルコーナースタンドでスライドしながらも1分44秒410をマーク。しかしその直後、シリーズランキングトップであり、今季これまでの6戦でQ2進出を決めてきた56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(69kg)のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが1分44秒319を記録する。
セッションも残り2分を切ったなか、18号車UPGARAGE NSX GT3(39kg)の小林崇志が1分44秒233をマークするが、同じホンダNSX GT3の55号車ARTA NSX GT3(8kg)の木村偉織が1分43秒737を叩き出し、Q1 A組をトップで終えた。
以下、18号車、56号車、65号車、25号車HOPPY Schatz GR Supra(3kg)、88号車Weibo Primez ランボルギーニ GT3(17kg)、50号車Arnage MC86(6kg)、2号車muta Racing GR86 GT(37kg)までがQ2進出。シリーズランキング3位につける11号車GAINER TANAX GT-R(53kg)はA組12番手となり、Q1敗退という結果となった。
■Q1 B組:ランキング2位の10号車大草りきが最速
15時18分から行われたQ1 B組には13台が出走。セッション開始から4分を経過したところで各車アタックへ入った。真っ先に52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT(26kg)の川合孝汰が、A組セッションで55号車木村が記録したベストタイムを上回る1分43秒465をマークし暫定首位におどりでる。
残りも3分を切ったところで、9号車PACIFIC hololive NAC Ferrari(12kg)のケイ・コッツォリーノが1分43秒681をマークし、暫定2番手に浮上。その直後、ランキング2位の10号車TANAX GAINER GT-R(63kg)の大草りきが、ウエイトの影響を感じさせない走りを見せ、1分43秒243をマーク。52号車に変わりB組トップに浮上すると、そのままトップでQ2進出を決めた。
以下、52号車、9号車、20号車シェイドレーシング GR86 GT(6kg)、7号車Studie BMW M4(41kg)、4号車グッドスマイル 初音ミク AMG(36kg)、ランキング4位から2年連続のタイトルを狙う61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(51kg)、そして地元戦に臨む5号車マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号(23kg)までがQ2へ進出。
2021年のオートポリス戦でポール・トゥ・ウインを決めた31号車apr GR SPORT PRIUS GT(0kg)はB組10番手でQ2進出ならず。また、6号車Team LeMans Audi R8 LMS(18kg)はマシントラブルでコースインすることなく予選を終えている。
■Q2:BRZ山内英輝が今季4回目のポールポジション獲得
Q1を突破した16台がポールポジションを決する10分間の公式予選Q2は、GT500クラスのQ1セッションを挟み、徐々に陽が傾き始める15時53分に開始された。
まず、20号車シェイドレーシング GR86 GTの清水英志郎がセクター2まで好ペースを刻むも、セクター3でウォームアップ中の他車に塞がれるかたちとなり、記録は1分44秒836となる。続いて、52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTの吉田広樹が1分42秒912という好タイムをマークして首位に浮上する。
このまま吉田がポールポジション獲得かとも思われたなか、セクター1で0.005秒、セクター2で0.071秒とそのギャップを縮めた61号車SUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝が1分42秒796を叩き出し、今季4回目、自身通算12回目のポールポジションを獲得。12.5ポイント差でランキング4位の61号車にとっては、2年連続のタイトル獲得に向け、大きな一歩を踏み出す結果となった。
2番手に52号車、3番手に2号車muta Racing GR86 GTとGTA-GT300車両がトップ3を占めた。FIA-GT3勢トップとなる4番手には88号車Weibo Primez ランボルギーニ GT3が、そして5番手に65号車LEON PYRAMID AMGが続いた。
シリーズランキング首位の56号車リアライズは61号車BRZから1.277秒差の8番手という結果に。ランキング2位につける10号車TANAX GAINER GT-Rは若手の塩津佑介がQ2に挑み、12番手で予選を終えている。また、前戦の欠場から復帰を果たした4号車グッドスマイル 初音ミク AMGの谷口信輝は1分43秒987をマークし、7番手という結果となった。
2022年スーパーGT第7戦『FAV HOTEL AUTOPOLIS GT 300km RACE』の決勝レースは、明日10月2日の13時30分より65周回で争われる。シリーズの行方を左右する“天王山”を制するのはどの車両となるだろうか。
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