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2024年F1第9戦カナダGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

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2024年F1第9戦カナダGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

 2024年F1第9戦カナダGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、ランス・ストロール(アストンマーティン)、ダニエル・リカルド(RB)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、エステバン・オコン(アルピーヌ)だ。

■エステバン・オコン(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=10位(70周/70周)
18番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→ミディアム
 2台揃ってポイントを獲れたことに、チームの一員として満足している。僕らはスゴいレースをした。グリッド後方からスタートして、ポイント獲得までこぎ着けたのだから。チームにとって素晴らしい結果だ。

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 僕はレースのスタート直前に、グリッド上でクルマの修理を強いられた。懸命に作業をしてくれたメカニックたちに心から感謝している。レース終盤にはエネルギーマネジメントに問題が起きて、バッテリーの力を最大限に引き出せなかった。

 残り2周になったところで、ピエールを先行させろとの指示を受けた。彼に前を行くダニエルにアタックさせるためだ。僕はピエールを前に出し、ファイナルラップまであと1周という段階でひとつ順位を下げた。与えられた指示を守って、チームにとって最善のことをしたんだ。

(レース後にメディアに対して語り)2台とも後方からスタートし、ポイント圏内に入った。チームにとって素晴らしいことだ。僕は自分の仕事を果たした。チームプレイヤーとして、ナイスガイとして振る舞った。ナイスガイすぎたぐらいだ。

 終盤、ピエールを前に出さなければならなかった。僕は常にチームの指示には従っている。だけど、この指示には何の理由もない。ダニエルをつかまえるというのが今回の指示の理由だったが、ダニエルに追いつける見込みはなかった。

 それによって僕は1ポイントを失った。ナイスガイすぎるのは、F1の世界に身を置くうえで正しい姿勢ではない。それでも僕は、自分がチームプレイヤーであることを示した。それが重要だ。

■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=9位(70周/70周)
15番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→インターミディエイト→ハード
 今年になって初めて、2台がポイント圏内でフィニッシュしたのだから、チームとして大いに満足できる結果だ。

 レースのスタート直後にターン2でセルジオ(・ペレス/レッドブル)との接触があり、僕はそこでいくつかポジションを落とした。その後はとにかく挽回に専念したよ。戦略面でも機に乗じた良い判断をして、まだみんながインターミディエイトで走っているうちに、ピットに入ってハードに履き替えた。振り返ってみると、もう1周待つべきだったのかもしれない。でも、結果的にはうまくいって、まずまずのペースを発揮し、スタートで失った順位を取り戻すことができた。

 終盤には、チームとして最大限のポイントを持ち帰るために、2台のポジションを入れ替えてダニエル(・リカルド/RB)から8位を奪おうと試みた。こうして獲得したポイントと、みんなが力を合わせた見事なチームワークに満足していいと思う。

■ダニエル・リカルド(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)
決勝=8位(70周/70周)
5番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→インターミディエイト→ミディアム
 今回は出だしから良い週末だった。難しいコンディションで、今日はこんな風にクレイジーなレースになったことを考えると、ポイント獲得という結果で終えることができてうれしい。

 ジャンプスタートでペナルティを受けた。ライトを無視していないことは分かっていたので、混乱した。でも、スタート中に、マシンが動いている感じがしたことを思い出した。マシンに問題があったので、この後、確認する。でもこのことで、僕たちは後退することになった。

 インターミディエイトへの交換でピットストップした時、ステイアウトしたマシンの後ろに下がって、いくつかポジションを落とし、新しいタイヤからもパフォーマンスをあまり引き出せなかった。

 入賞圏外に下がってしまい、レースが僕たちの手から離れていくように思えた。でも終盤に路面が乾いてきて、ミディタムタイヤを履いた後、何台か抜いて、トップ10に戻ることができた。少しほっとしたよ。

 今回はかなりスムーズな週末を過ごせたのでうれしい。後続の他の中団チームに対するギャップを広げることもできた。

■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)
決勝=7位(70周/70周)
9番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→インターミディエイト→ハード
 今日のパフォーマンスに大満足だ。トリッキーなレースだった。僕の記憶にある中では最高にトリッキーなレースのひとつかもしれない。コンディションが絶えず変化し、一瞬たりとも気を抜けなかったが、うまく対処できた。

 最初のスティント、特に路面が乾き始めてからは、タイヤマネージメントがすべてだった。そして、セーフティカーランの間にピットに入り、2セット目のインターミディエイトに交換できた。ハードタイヤにスイッチするタイミングの判断も良く、ミスをするドライバーも多い中で、クルマをコース上にとどめておくことができた。

 サーキットの特性がこのクルマに合っていたのは間違いない。けれども、僕らも集中を切らさず、訪れたチャンスを最大限に生かして、いい仕事をした。

■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(70周/70周)
6番グリッド/タイヤ:インターミディエイト→インターミディエイト→ハード
 チームとして、いいレースができた。とてもチャレンジングな週末を、6位と7位で終えたのだから良い結果だと思う。より楽観的な気持ちでバルセロナへ向かえるよ。

 僕自身に関して言えば、降ったり晴れたりのコンディションにもかかわらず、孤独なレースになった。前方のトップ5のクルマはちょっと速すぎて、僕らにできることはあまりなかったし、後方からの脅威もそれほど多くはなかったからだ。気まぐれなコンディションのおかげで精神的に疲れたよ。とにかくミスを避けなければならず、タイヤも適切なタイミングで交換する必要があった。

 何よりも大きいのは、僕らが2台を無事に完走させ、チームとしてダブルポイントを記録したことだ。

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