B-Max Racing Team、HFDPドライバー育成事業を拡大。2024年からはFIA F4も”HFDP with B-Max Racing Team”として活動へ

　B-Max Racing Teamが、2024年からHFDP（ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト）のドライバー育成事業を拡大。日本のFIA F4選手権に参戦するHFDPのドライバーは、HFDP with B-Max Racing Teamのマシンを走らせることになる。

　B-Max Racing Teamはスーパーフォーミュラ・ライツで、2022年からHFDPのドライバー育成を携わってきた。しかし2024年からは、この事業を日本のFIA F4選手権にまで拡大することが、B-Max Racing TeamとHRC（ホンダ・レーシング）の双方から発表された。これまでHFDPは、”HFDP RACING TEAM”としてHRS（ホンダ・レーシング・スクール）のスカラシップ生を中心に育成ドライバーを走らせてきたが、これが”HFDP with B-Max Racing Team”に変更されることになる。

　なお2024年シーズンこのHFDP with B-Max Racing Teamから走るのは、野村勇斗と洞地遼大のふたりである。野村は昨年日本のFIA F4選手権でランキング4位。一方で洞地は、昨年のHRS（ホンダ・レーシングスクール・鈴鹿）でスカラシップを次席で獲得した新進気鋭のドライバーだ。

　なおスーパーフォーミュラ・ライツでは、小出峻がB-Max Racing Teamから参戦する。

「B-Max Racing Teamの目標として、参戦カテゴリーにおけるチャンピオン獲得はもちろんですが、もうひとつの柱として、将来のモータースポーツ界を担うドライバーや人材の育成を掲げています」

　B-Max Racing Teamの組田龍司総代表はそうコメントする。

「SFライツに続いて、FIA F4においてもHRCと協力関係を築けることは、大きな責任を感じつつも非常にやりがいを感じています」

「彼らの夢の実現のために、また当チームを巣立ったドライバーが世界で活躍することを期待し、使命感を持って全力でサポートしたいと思います」

　なお昨年はイギリスのGB3に参戦していた荒尾創大は2024年に活躍の場を日本へ移し、スーパーフォーミュラ・ライツに参戦。TODA RACINGのマシンを走らせることになる。