世界耐久選手権(WEC)は今シーズンから、ハイパーカークラスとLMGT3クラスの2クラス制に移行したが、ル・マン24時間レースではシリーズから除外されたLMP2クラスもエントリーしている。
ハイパーカーと新設されたLMGT3クラスへの関心が高まっていたため、WECは今シーズンに向けて、グリッド数が限られる通常のレースではLMP2クラスをシリーズから除外するという苦渋の選択を迫られた。
■2024年ル・マン24時間、波乱の予感。23台参加のハイパーカークラスは「誰が速いのか全く読めない」とトヨタ小林可夢偉代表
しかし最高62台が参加するル・マン24時間レースでは、16台がLMP2クラスを戦うことになっている。
クールレーシング37号車のマルテ・ヤコブセンは、LMP2クラスで激しい戦いが繰り広げられると予想している。
「LMP2カテゴリーのすべてのマシンが優勝争いに加わっていると言えるだろう」
ハイパーカークラスに参戦するプジョーのリザーブドライバーでもあるヤコブセンは、そうAutosport/ motorsport.comに語った。なお、37号車にはトヨタのリザーブドライバーである宮田莉朋もドライバーに名を連ねており、クラス6番手からレースをスタートする。
「すごくいいチームが揃っているし、ドライバーのラインアップも豪華だ」
ヤコブセンはそう続けた。
「簡単にはいかないね。でも、それが僕たちがここにいる理由なんだ」
LMP2クラスには、プロ-アマクラスのサブカテゴリーがあり、そうしたチームは最低ひとりはブロンズ・ドライバーを起用しなければならない。それ以外のドライバーに最低ひとりはシルバー・ドライバーを起用することになっている。
水曜日の予選では、プロ-アマエントリー8台のうちの1台であるアルガルヴェ・プロ・レーシング45号車を除けば、LMP2クラス15台が2.5秒強の間にラップタイムが収まった。1周4分弱のコースであることを考えれば、かなり僅差だと言えるだろう。
ヤコブセンのコメントには、2017年のル・マンで同クラスを制したユナイテッド・オートスポーツ22号車のオリバー・ジャービスも賛同し、今年のLMP2クラスの争いを「素晴らしい」と評している。
「ハイパーカーのグリッドがこれだけ多いと、(LMP2クラスの)ドライバーの質が落ちるのではないかと思うだろうが、グリッドを見てみると全くそんなことはない」とジャービスは語った。
「経験豊富なドライバーもいれば、名を上げようとしている新進気鋭のドライバーもいる。それが僕がLMP2を愛する理由のひとつだ」
「長い間、LMP2クラスのドライバーラインアップは強力だった。(2024年は)1~2チームを失ったけど、他のチームがその穴を埋めてくれたようだ。だからこれまでと同じように競争が激しい。信じられないよ」
ジャービス擁する22号車はクラス5番手から決勝をスタートするが、勢力図がどうなっているか判断するのは難しいとして、次のように付け加えた。
「僕たちはどのセッションでも上位につけているけど、ライバルたちが何をしているか分からない」
「予選では突然、それまであまり上位にいなかったようなマシンがどこからともなく現れたんだ」
ユナイテッド・オートスポーツ23号車のベン・ハンリーは、LMP2クラスの競争が激しい理由のひとつとして、2017年から同じオレカ07、同じグッドイヤータイヤが使われ、経験という意味でも差が少ないことを挙げた。
「現行車両のサイクルが始まってもう何年も経つけど、その差は毎年どんどん縮まっている」とハンリーは言う。
「各チームがこのマシンについて経験を重ねるにつれて、他のチームより一歩先に行っているチームが無くなって、とてもタイトになるんだ」
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