実は最新のモデルより、“ひとつ前のモデル”が買い得な車も!? 旧型車には新型モデルが失った魅力を持ち、新型以上にコストパフォーマンス抜群な車種も存在!!
新車購入が中心となる最新モデルは、最先端の技術が採用され、燃費・環境性能、そして安全運転支援システムでも進化を遂げているものの、価格は高い。
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一方、ひと世代古くなった先代モデルは、燃費性能や安全運転支援システムなど最新モデルに一歩譲る部分はあるが、購入価格が安く抑えることができるのが魅力だ。
ただ、価格が安いだけにとどまらず、実は最新モデルが失った魅力をもつ先代モデルも存在するのが旧型車の奥深さ。本稿では、そうした魅力を持つ国産モデルを4台選んで紹介したい。
文:萩原文博
写真:編集部
【画像ギャラリー】アクセラはマツダ3に!! 本稿登場全4台の最新モデルも併せてチェック!!
先代アクセラ「パワフルなディーゼルでコスパ抜群!!」
マツダ 先代アクセラ(2013-2019)/全長×全幅×全高:4470×1795×1470mm、新車時価格:279万1800円(22XD プロアクティブ)
まず、取り上げるのは現行型がマツダ3へと名称変更を行ったマツダ アクセラだ。
2019年に販売開始された新型マツダ3は、車両構造技術「SKYACTIVビークルアーキテクチャー」を採用し、ボディの骨格から一新。
さらに革新的燃焼技術の「SPCCI」により15.0という高圧縮比を実現。24Vのマイルドハイブリッドシステムを採用した、夢の2Lガソリンエンジン「スカイアクティブX」を搭載し注目を浴びている。
一方、先代モデルは、2013年から販売開始され、5ドアハッチバックの「アクセラスポーツ」と4ドアセダンの「アクセラ」というボディタイプは現行型のマツダ3と同じ。
搭載されているエンジンは、デビュー当初は1.5L&2Lガソリンエンジン、そして2.2Lディーゼルターボの3種類。
2016年のマイナーチェンジで2Lガソリンエンジンが廃止され、1.5Lディーゼルターボエンジンが追加され2種類のディーゼルエンジンが選べた。
そして、アクセラセダンは当初、1.5Lガソリンと2Lのハイブリッドだったが、まず2015年12月に2.2Lディーゼルターボを追加。そして2017年に1.5Lディーゼルターボを追加し、多彩なユニットが選べるのが特徴だ。
人気の高い5ドアハッチバック車で比較するとマツダ3 ファストバックは、SKYACTIV-Xという技術の結晶といえるガソリンエンジンはあるものの非常に高価。
ディーゼルターボエンジンは1.8Lとなり、先代の2.2Lと比べると最大トルクが低くなっている。
それ以上に気になるのは新採用されたシャシーで、マツダ3のサスペンションはフロントがマクファーソンストラット式、リアがトーションビーム式を採用。
一方、先代のアクセラスポーツは、リアがリッチなマルチリンク式で簡素化されたように見えてしまう。
シャシーそのものが進化しているので、リアサスペンション形式だけでコーナリング性能が劣るとは思わないが、スペック面で物足りなさを感じてしまうはずだ。
◆先代アクセラの中古車情報はこちら
そこで先代となったアクセラスポーツの中古車事情を見てみると、流通台数は約1030台、平均価格は3カ月前の約153万円から現在は約148万円と値落ち傾向となっている。
そのうち2.2Lディーゼルターボ車は約158台で、最も流通台数の多い「XD」の価格帯は約60万~約200万円。100万円以下でもパワフルなディーゼル車が手に入るのは魅力だ。
先代フォレスター「ターボ&MTもあった傑作」
スバル 先代フォレスター(2012-2018)/全長×全幅×全高:4595×1795×1715mm、新車時価格:312万8760円(2.0XT アイサイト)
続いて、取り上げるのはスバル フォレスター。
5代目となる現行型は2018年に登場。「スバルグローバルプラットフォーム」と呼ばれる新しいシャシーを採用し、ボディサイズは拡大され、全幅は1800mmを超えた。
そして、搭載されるパワートレインは、2Lのマイルドハイブリッド「e-BOXER」と、2.5Lガソリンエンジンの2種類。トランスミッションはどちらもCVTが組み合わされている。
一方、2012年発売開始の先代フォレスターは、全幅は1795mmと取り回ししやすいボディサイズであり、搭載エンジンは2L自然吸気に加えて、最高出力280psを発生する2Lターボも設定されていた。
また、トランスミッションは、CVTが中心となるものの、自然吸気車には6速MTを用意。さらに2015年10月の大幅改良後モデルであれば、運転支援システムが現行型と同じアイサイトver.3を搭載しているので、安全性の高さは遜色ない。
◆先代フォレスターの中古車情報はこちら
先代フォレスターの中古車流通台数は約830台で、平均価格は3カ月前の約178万円から約172万円へと値落ち傾向だ。
現行型にはないターボ車は約278台流通しており、最多グレード「XTアイサイト」の価格帯は約70万~約300万円となっている。
先代エクストレイル「角ばったデザイン&ディーゼルもあり!」
日産 先代エクストレイル(2007-2015)/全長×全幅×全高:4635×1790×1700mm、新車時価格:312万3750円(20GT)
続いて紹介するのは同じSUVの日産エクストレイル。2013年から販売されている現行モデルはデュアリスとのモデル統合によってスタイリッシュなスタイリングへと変更。
パワートレインは、2Lガソリンエンジンと、2Lエンジンに1モーターを組み合わせたハイブリッド車の2種類を設定している。
一方、先代エクストレイルは2007年に登場。大ヒットした初代モデルのDNAを色濃く受け継いだ角張った無骨なスタイリングが特徴。
そして搭載エンジンは、2L&2.5Lガソリンエンジンに加えて、2008年には2Lクリーンディーゼルエンジンを追加。トランスミッションもCVTを中心に6速MT、ディーゼル車には6速ATが搭載されていた。
◆先代エクストレイルの中古車情報はこちら!
先代エクストレイルの中古車は現在約920台流通していて、平均価格は3カ月前の約92万円から約90万円と緩やかな値落ちとなっている。
先代モデルにしか設定されていないディーゼル車の流通台数は約156台で、最多グレード「2.0GT 4WD」の価格帯は約40万~約210万円。プロパイロットなどの運転支援システムはないが、悪路走破性の高さは折り紙付きだ。
先代スイフトスポーツ「エンジンフィールは現行以上!?」
スズキ 先代スイフトスポーツ(2011-2016)/全長×全幅×全高:3890×1695×1510mm、新車時価格:172万8000円(6MT)
最後に紹介するのは若者から絶大な人気を誇るホットハッチのスズキ スイフトスポーツ。現行型は2017年に登場。
高剛性・軽量のハーテクトと呼ばれる新開発のシャシーを採用し3ナンバー化されたうえ、搭載するエンジンはブースタージェットと呼ばれる1.4L直4ターボとなった。
対して、2011年に登場した先代モデルは最高出力136psを発生する1.6L直4自然吸気エンジンを搭載。可変吸気システムや2速から5速までクロスレシオ化された6速MTの採用で、胸がスカッとする気持ち良いエンジンフィールが特徴だ。
◆先代スイフトスポーツの中古車情報はこちら!
先代スイフトスポーツの中古車は約285台流通していて、そのうちMT車が約200台を占めている。
平均価格は年式の古いものが値落ち、新しいものは横這いと年式によって動きが分かれている。そして価格帯は約30万~約175万円で、100万円以下というリーズナブルの中古車が多いのは若者に人気の秘訣と言えるだろう。
◆ ◆ ◆
クルマの開発は、環境規制や歩行者保護規制などドンドン増える制約のなかで行われている。無骨なデザインやパワフルなターボエンジンなどは先代モデルでしか味わえない魅力と言えるだろう。
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