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「異次元の買い得感」ってマジか… 最強の「ちょうどいいSUV」カローラクロス強さ理由

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「異次元の買い得感」ってマジか… 最強の「ちょうどいいSUV」カローラクロス強さ理由

 トヨタ「カローラクロス」がいま、オーダーストップとなっているという。広い室内空間と、都会的で上質な内外装デザイン、レジャーから街乗りまで幅広く対応するSUV、これらが高コスパで手に入れられるとして人気のカローラクロスは、昨今の部品や材料不足からくる生産調整の影響もあり、一時期は中古車の相場が新車価格を上回っていたほど大人気となっているモデルだ。なぜカローラクロスはこれほど人気になっているのだろうか。

文:吉川賢一
写真:TOYOTA、NISSAN、HONDA、SUBARU、DAIHATSU、SUZUKI

「異次元の買い得感」ってマジか… 最強の「ちょうどいいSUV」カローラクロス強さ理由

オーダーストップは一部改良へ向けての準備

 カローラクロスがオーダーストップとなっている理由は、某トヨタ販売店によると、カローラクロスが年内に一部改良を予定していることによるものだという。大量のバックオーダーの解消と、マイチェンに向けての準備期間としてオーダーストップとなっているようだ。

 カローラクロスは、全長4490mm、全幅1825mm。大きすぎず小さすぎず、サイズ的にはC-HRとRAV4のちょうど間に位置し、カローラツーリングとは、全長とホイールベースが一緒、全幅が80mm広く、背は160mm高い。最小回転半径は5.2mと、サイズの割には小回り性もよい(ヤリスクロスの5.3mよりもよい)。

 エクステリアは、前後フェンダーの盛り上がりや、ボンネットからリアまで続くなだらかなルーフラインなど、輸入車のようにもみえてカッコ良い。インテリアも広く、前後席共にボディサイドのガラス面積が広いので、車室内が非常に明るい。メーカーオプションとなるが、電動ロールシェード付のパノラマルーフがあると、さらに明るくなる。ちなみにパノラマルーフは下取り査定で間違いなく高評価されるので、つけることをお薦めする。

 もちろん走行性能も一級品だ。他のカローラシリーズよりもワイドトレッドで安定感が高く、エアボリュームのある大径タイヤを装着したことで乗り心地が良く、更には遮音も厳密になされたことで静粛性も高く、上質に感じられる部分が多い。ゆったり流してもよし、ちょっと飛ばしてもよし、誰が乗っても、操縦安定性に何ら不満は感じないはずだ。

トヨタの自動車流通に詳しい某ディーラー担当者によると、カローラクロスは、ハイブリッドの最上級「Zグレード」の2WDが一番人気だという

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ハイブリッドかつ、ひと通りのオプション装備がついて299万円は異次元

 パワートレインは、1.8L 直4エンジン+モーターのハイブリッドと、1.8L直4ダイナミックフォースエンジンの2種類。なかでもハイブリッドは、26.2km/L(WLTCモード)という低燃費を達成しており、これはミドルクラスSUVの中でトップベンチだ。しかもこのハイブリッドが、税込259万円(HYBRID G 2WD、2023年4月中旬時点)で手に入る(後述するが、一部改良後は価格改定となる見込みなので、正確には「259万円で手に入った」になると思うが)、もはや異次元といっていい。

 トヨタの自動車流通に詳しい担当者によると、カローラクロスで一番人気なのは、最上級グレードの「HYBRID Z」だという。18インチアルミホイールやBi Beam LEDヘッドランプ、LEDテールランプ、電動パワー式の本革ファブリックのコンビシート、シートヒーター、ハンズフリーパワーゲートなど、欲しいオプションアイテムをほぼ標準搭載して、なんと税込299万円。

 もちろん、諸費用やオプション品(パノラマルーフは+11万円、9インチディスプレイオーディオは+28,600円)、人気のボディカラー(パール系は+33,000円)を選んだ総額は、300万円を超えるが、日産のキックスやエクストレイル、ホンダのヴェゼルやZR-V、マツダCX-5、スバルフォレスターなど、国産ミドルクラスSUVのライバルと比べても、ダントツに安い。入手に時間がかかることを除けば、現時点でもっともお薦めしたいSUVであり、カローラクロスの人気ぶりは納得の結果なのだ。

一番人気の「HYBRID Z」の内装。電動パワー式の本革ファブリックのコンビシート、シートヒーター、ハンズフリーパワーゲートなどが標準搭載となる

一部改良では、GRスポーツの導入も!??

 兄弟車である、カローラツーリング/スポーツ/セダンの2022年10月に行われた一部改良での変更点は、エクステリアデザイン変更(バンパー、グリル、ライトパーツ等)、1.2 ターボエンジン廃止(スポーツ1.2Lターボ→2.0L NA、セダン/ツーリング1.2Lターボ→1.5L NA)、インテリアデザイン変更(大型のTFTメーター採用、DA大型化)、スマートキーデザイン変更など。カローラクロスにおいても、同様のマイチェンメニューが用意されている可能性が高い。残念ながら、商品力アップと共に価格アップも行われる見込みだ。ただ、おそらく10~20万円のアップ幅に抑え、他社ライバルよりは優位な位置をキープするものとみられる。

 期待したいのが、タイで製造、東南アジアで販売されているカローラクロスGR SPORTの日本導入だ。カローラクロスは愛知県豊田市の高岡工場で製造されており、輸入するということはないはずだが、C-HRのGRスポーツがなくなったいま、ミドルクラス級のGRスポーツSUVに、新たな選択肢が登場してもおかしくはないはず。期待して待ちたい。

タイで製造、インドネシアや東南アジア圏で販売されているカローラクロスGR SPORT。今秋のマイチェンで日本導入となる可能性もある

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みんなのコメント

87件
  • 「〇〇過ぎる」とか「異次元」とかいうけど、随分ハードルが低いよな。
  • 個人的には名前に(カローラ)を入れなければもっと売れたと思いますが…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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