フォルクスワーゲンが電気自動車版ワーゲンバス「ID.Buzz」のインテリア画像を先行して披露。往年の「T1」をオマージュしたデザインに、サステイナブルな素材を多用
独フォルクスワーゲンは2022年3月7日(現地時間)、本年3月9日にワールドプレミアを果たす電気自動車の新世代バンモデル「ID.Buzz」の一部インテリア画像を先行公開した。
往年のワーゲンバスが電気自動車「ID.Buzz」となって復活! ワールドプレミアは本年3月9日を予告
ハッチバックモデルのID.3、コンパクトSUVモデルのID.4、SUVクーペモデルのID.5に続く、フォルクスワーゲンの電気自動車「ID.」シリーズの第4弾となるID.Buzzは、5名乗りミニバン(2列シート)の「ID.Buzz」と3名乗りバン(前席ベンチシート)の「ID.Buzz Cargo」という2モデルを設定する。まずは標準ホイールベース2988mm仕様を発売し、後にロングホイールベース仕様を追加する予定だ。
ID.Buzzはボディカラーとして、7タイプのシングルカラーオプションと4タイプの2トーンカラーを設定し、2トーンは往年の「T1」キャンパーバンをオマージュして、ホワイトと基調色のカラーリングを採用。インテリカラーは、このボディカラーと同系色で仕立てる。今回公開されたID.Buzzのインテリア画像では、オレンジ系の基調色に即したインテリカラーを導入。前席のシートバックには“ID.”ロゴを配する。パネル面の様々な箇所にID.Buzzのモチーフを刻印した点もトピックだ。ちなみに、市販時にはシート表皮やドアトリム、ダッシュボードに多種な仕様を設定する予定。最大30色から選択可能なバックグラウンドライティングもオプションで用意する計画である。
インテリアのマテリアルとして、リサイクル材の使用比率をより高めたことも訴求点だ。合わせて、レザーなどアニマル由来の素材を廃止し、再生可能な新開発のサステイナブル素材を精力的に導入している。
なお、ID.Buzzは本年の前半に独ハノーバー工場で生産を開始し、今秋に欧州市場で発売予定。アメリカ市場での販売も計画する。日本市場への導入に関しては、現在のところ未発表だ。
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