ジェネシス、EVは比較的好調
高級車ブランドのジェネシスは、セダンの「G70」とSUVの「GV80」を欧州市場から撤退させた。販売に苦戦したが、ハイブリッド・パワートレインを搭載して再導入される可能性もある。
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右ハンドルの英国仕様も含め、現在ではディーラー在庫しか購入できない。アジアと米国ではまだ販売が続けられている。
特に英国では、両車とも販売不振に見舞われた。2021年の発売以来、英国でそれぞれ約200台しか販売できなかったが、GV80のライバルであるBMW X5は同期間に約2万5000台、G70のライバルの3シリーズは6万7000台販売された。
G70はもともと欧州市場を視野に入れて設計され、ステーションワゴンタイプのG70シューティングブレークも現地のニーズを見て投入されたものだ。
両車が復活する可能性は残されている。ヒョンデ傘下のジェネシスは最近、2025年からEVのみを販売するという従来の計画を撤回し、ハイブリッド・パワートレインの開発継続を約束した。
ジェネシスの広報担当者は、「ジェネシスは今後も計画を追求し、電動化時代のリーダーとなることを約束しますが、市場の状況や消費者の需要に応じて柔軟に対応していきます」と述べている。
「完全な電動化に向けた取り組みを続けながら、ハイブリッドモデルをリリースしていく予定です。ジェネシスの今後のハイブリッド・パワートレインに関する詳細は、後日発表いたします」
ジェネシスは2021年に英国に上陸したが、顧客の獲得に苦戦している。英国自動車製造販売者協会(SMMT)の報告によると、今年1月から7月までの販売台数はわずか649台で、2023年の同時期と比べて23.7%減少した。これは市場シェアが0.08%から0.06%に縮小したことを意味する。
同じようなコンセプトを持つステランティス傘下のDSも英国では同じような状況にある。今年に入ってからの販売台数は704台で、2023年の同時期の1672台に比べて57.9%減少している。
しかし、ジェネシスのEVモデルは一定程度の成果を上げている。昨年の約1400台の販売台数のうち80%近くがEVだった。およそ半数はコンパクトSUVのGV60で、同社初のEV専用車である。
ジェネシスの英国事業は昨年、「事業の最適化」のために親会社であるヒョンデUKに統合された。これにより、ヒョンデの大規模なディーラー網を活用できるようになり、旗艦店である「スタジオ」3店舗(ロンドンに2店舗、エディンバラに1店舗)から国内14店舗に拡大している。
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