■「パジェロミニ」とは別に“クロスオーバー風軽”が存在した!?
三菱は2022年11月4日に、新型軽スーパーハイトワゴンの「デリカミニ」を公開。本格クロカン譲りの四駆性能を持つ「デリカ」の名前が付され、人気のSUVテイストを持つ軽というジャンルに進出しました。
【画像】見かけたらラッキー!? 短命に終わった三菱のレアな“タフ仕様軽”を画像で見る(34枚)
三菱はこれまで、クロカン車の「パジェロ」や先出の「デリカ」シリーズを展開。
卓越した四輪駆動性能を持つこれらの車種により、同社のアイデンティティを確立。三菱らしさといえば「四駆」「タフ」というイメージを世間に持たせました。
軽自動車では、2013年まで生産された「パジェロ ミニ」が同社の“SUV軽”として有名で、ライバルのスズキ「ジムニー」と並ぶような人気車種ですが、実は三菱がこれまで展開してきた車種のなかで、SUVテイストを持ちタフ感を強調したハイトワゴンが存在していました。
そのクルマが2004年5月に発売された「eKアクティブ」です。
eKアクティブは、2001年10月に「軽自動車の新しいスタンダード」として発売した「eKワゴン」のシリーズ第4弾として登場。
eKワゴンの高品質さやベーシックなデザインをそのままに、エクステリアは専用の大型バンパーを装備。スキッドプレート風のシルバー塗装ガーニッシュを装備しタフなイメージをもたせています。
また、アルミと樹脂を組み合わせたビルトインタイプのルーフレールを装備し、ボディカラーもバンパーやドアの下部をグレーとしプロテクター感のあるものを採用するなど、SUVテイストを強めた仕上がりです。
また、ボディやサスペンションにも専用チューニングを施し、スポーティさを打ち出し走行性能を高めた「eKスポーツ」と、上質感のある乗り心地とした「eKクラッシィ」の両側面を持つ走りを実現しています。
さらに、最低地上高を10mm上昇し14インチの大径タイヤを装着することで、走破性を高めるという徹底ぶり。
グレードはノンターボの「V」とターボ付きの「VT」が選べ、どちらも4WD車の設定がありました。
内外装ともにSUVテイストとなり、サスペンションにもチューニングがほどこされるなど、三菱らしくこだわった仕様のeKアクティブでしたが、2006年9月におこなわれた、ベースとなるeKワゴンのモデルチェンジ時には引き継がれず、一旦その幕を閉じました。
のちにそのテイストは2019年に登場したハイトワゴン「eKクロス」で復活しています。
※ ※ ※
現在では空前のSUVブームにより、軽自動車でも各社ともにSUVテイストを持つモデルが登場していますが、eKアクティブは登場が少し早かったモデルといえます。
そんな三菱がデザインを公開したデリカミニですが、現在スペックなどの詳細情報は公表されていません。
SUVテイストの軽が台頭するなか、デリカミニが同社の得意とする四駆やタフさをどれほど打ち出すことができ差別化を図れるか、期待が高まります。
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