リシ・コンペティツィオーネのチームオーナーであるジュゼッペ・リシは、2023年のデビューに向けフェラーリが開発中の新型ル・マン・ハイパーカー(LMH)を使ってレースに参戦する可能性を「探っている」と、現在開催されている2022年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権最終戦のプチ・ル・マンにおいて語った。
また、リシは2023年のデイトナ24時間やセブリング12時間に、新型296 GT3で出場することを明言している。
『296 GT3』を発表したフェラーリ、導入初年度から複数の選手権でプロクラスエントリーを目指す
リシはこの20年間、フェラーリのGT車両をメインにレース参戦を続けてきた。しかし彼らはかつて333SPプロトタイプで北米と欧州のレースに参戦、1998年のル・マン24時間レースではクラス優勝を飾ったほか、同年の第1回プチ・ル・マンも制している。
直近の彼らのプロトタイプでのレースは2021年、オレカ07・ギブソンLMP2マシンでのル・マン24時間レース、および一部のWEC世界耐久選手権のレースへの参戦だった。
ただし、リシがトップレベルのプロトタイプレースに復帰するとしても、それは2024年より前には実現しそうにない。
フェラーリのGTスポーツ部門で責任者を務めるアントネッロ・コレッタは、LMHプログラムの初年度におけるカスタマー車両供給の可能性を否定しているだけでなく、リシ自身もLMHの計画は現在、具体的とはほど遠い状態にあると語っている。
一方、リシはテキサス州ヒューストンを拠点に、フェラーリの新型296GT3で2023年のウェザーテック選手権に参戦することを決定している。これは、リシがすでにV6エンジンを搭載したGT3車両を発注していることを、コレッタが認めたことを受けてのものだ。
「プロトタイプについて話すには少し早すぎるが、296でGTをやるのは間違いない」とリシは語っている。
「デイトナやセブリングなど、今年と同じようなプログラムに参加するつもりだ」
リシは今後のレースにおけるドライバーラインアップについてのコメントを避けたが、フェラーリがLMHの開発に重点を置いているため、一部のドライバーが他の任務でドライブできなくなる可能性があることは認めた。
チームは今週末のウェザーテック選手権シーズン最終戦のGTDプロクラスにフェラーリ488 GT3 Evoで参戦、ジェームズ・カラド/ダビデ・リゴン/ダニエル・セラという、オールファクトリーラインアップを採用している。
「あぁ、間違いなくそうなるだろうね」と彼は述べた。
「なぜなら、それは彼ら(ファクトリードライバー)がすでに手にしている“ベース”であり、彼らはフェラーリと契約しているからだ」
なお、フェラーリは9月下旬に、ポルトガルのポルティマオ(アルガルベ)で3日間のLMH走行テストを行ったことを明らかにしている。参加したドライバーはアレッサンドロ・ピエール・グイディ、アントニオ・フォコ、ミゲル・モリーナ、カラド、リゴンの5名で、このうち何人かは同時にテストが行われた296 GT3の走行も担当したという。
フェラーリはこのポルティマオにおいて、「とくに、さまざまなセットアップに焦点を当てたテスト」を行ったという。「3日間の天候は変わりやすく、ドライ路面とウエット路面のセッションが交互に行われた」とリリースには記されている。
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