MotoGP第3戦アメリカズGPの決勝レースが行われ、スズキのアレックス・リンスが最高峰クラス初優勝を飾った。マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は先頭走行中に転倒しリタイアとなった。
アメリカズGPの舞台となるサーキット・オブ・ジ・アメリカズは、マルケスが6年連続で優勝を飾っているサーキット。今戦もマルケスが速さを見せ、7年連続となるポールポジションを獲得した。
■Moto3アメリカズGP決勝:鈴木竜生、トップ快走中にまさかの転倒。カネットが今季初優勝
決勝レースは気温19度、路面温度38度、快晴のコンディションでスタート。なおフロントロウのマルケス、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、カル・クラッチロー(LCRホンダ)の3名は前後ともにミディアムタイヤをチョイスしている。アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)も同様のタイヤチョイスだ。
レースがスタートすると、ポールポジションのマルケスがホールショットを奪取。ロッシ、クラッチロー、ジャック・ミラー(プラマック・ドゥカティ)、アレックス・リンス(スズキ)と順当に上位グリッドスタートのライダーが並ぶ。中上貴晶(LCRホンダ)はスタートを失敗し、19番手までポジションを落としてしまう。そして13番手スタートのドヴィツィオーゾが6番手までジャンプアップして前を追いかける。
上位3台が抜け出す格好となり、中でもマルケスは1周目を終えて2番手のロッシに0.7秒のギャップを築く。後方ではターン14でアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)が転倒してしまう場面も見られた。
隊列が縦に長く伸びていく中、マルケスはじわりとギャップを広げる。2番手争いはクラッチローがロッシのすぐ後ろ、テール・トゥ・ノーズの距離まで近づいて機会を伺う。
そして、レースディレクションがマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、ジョアン・ミル(スズキ)に対しジャンプスタートという判定を下し、ライドスルーペナルティを科した。
マルケスは単独走行を続け、4周目にして1.8秒までギャップを広げた。2番手争いの集団はミラーとリンスが追い付いた事で4台の集団となる。
5周目、ロッシの後ろを走っていたクラッチローがターン11で転倒。好調な走りを示していたが、惜しくもリタイアとなった。そしてビニャーレスはライドスルーペナルティを勘違いをしていたのか、ロングラップペナルティのコースを走行してしまう。
2番手争いはロッシ、ミラー、リンスが等間隔で隊列走行をする場面が続く。その間にもマルケスはギャップを広げ、8周を消化した時点で差は約4秒となった。
9周目、なんとマルケスが首位走行中にターン12でフロントを滑らせ転倒してしまう! なんとか再始動を試みるマルケスだが、エンジンは掛からず……マルケスはここでリタイアとなった。
マルケスの転倒で、順位はロッシ、リンス、ミラーという並びに。すると、リンスが前を走るロッシに追いすがり、徐々にギャップを縮め始める。
ここでホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ)が12周目のターン12でマシンを止めリタイア。レプソル・ホンダはふたりのライダーが両者ともリタイアという苦い結果に終わってしまった。
残り8周、トップのロッシとリンスの差はごく僅か。テール・トゥ・ノーズの距離まで縮まる。しかし、リンスはなかなかオーバーテイクを仕掛けないまま周回が進む。
残り4周、リンスがついにオーバーテイクを仕掛け首位に浮上する。ロッシがすかさずヘアピンで抜き返すが、クロスラインでリンスが抑える。
リンスとロッシのギャップは0.6秒。ロッシはなかなかリンスとのギャップを縮められないまま、レースは最終盤を迎えた。
ラストラップはリンスがロッシに0.6秒のギャップを保ったまま突入。最終コーナーまで諦めず、追いすがるロッシ……しかしこれを突き放し、アレックス・リンスがMotoGP初優勝を飾った。
2位は惜しくもリンスに敗れたバレンティーノ・ロッシ。3位にはミラーが入った。そしてドヴィツィオーゾが予選順位から大幅に巻き返す意地を見せ4位フィニッシュとなった。
リンスはレース後に「本当に嬉しい。言葉が出ないよ。日本のスズキは良いマシンを作ってくれた。ロッシに勝てたのは本当に嬉しいよ。みんなありがとう!」とコメントしている。
スタートで後方に沈んだ中上貴晶だが、最終的に10位までポジションを上げポイントを獲得している。
マルケスの転倒もあり、ランキングはドヴィツィオーゾがトップに浮上。優勝したリンスは一気にランキング3位までポジションを上げる結果となった。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
年収は最低いくら必要!? “500万円台から”のトヨタ高級ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」を買える“幸せな家族”の世帯年収とは
「違反じゃないんだからいいだろ」って非常識! まわりの迷惑を顧みない「自己中運転」5選
新型「“R36”GT-R」まもなく登場か!? 4.1リッターV6搭載で1000馬力発揮!? 旧型デザイン採用の「和製スーパーカー」生産状況を公開
中国GP以降伸び悩むセルジオ・ペレス。契約更新の保留が大きなプレッシャーに
トヨタ「アルファード」が欲しい! けど“現行”は高すぎ… 「先代アルファード」なら200万円程度で買える!? 狙い目の「お買い得中古車」とは
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?