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後からコツコツor最初からコンプリートカー!? 新車のスイスポ買うならどっちが得なのよ

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後からコツコツor最初からコンプリートカー!? 新車のスイスポ買うならどっちが得なのよ

 納車後にイジっていくのが楽しみという人も多いハズ。でもトータルのコストはかなりの額に。となれば最初からパーツ満載のコンプリートカーも気になる存在。そこでトラストが手掛けるスイスポのコンプリートカーを例に、どっちが得なのか!? を徹底検証!!

文、写真/奥野大志(Team G)

後からコツコツor最初からコンプリートカー!? 新車のスイスポ買うならどっちが得なのよ

■ライトチューン版とハイパワー版の2タイプを用意

写真はライトパッケージ(ホイールは含まれていない)。トラストのフロントスカートが装着されている

 トラストは「GReddy」(グレッディ)ブランドで知られるチューニングパーツメーカー。吸排気パーツから電子部品、足まわりからエアロパーツまで、あらゆるジャンルを網羅しており、海外でもその名を知られている。

 そのトラストが近年、力を入れているのが「GReddyパフォーマンスエディション」(GPE)の販売だ。

 トラストのパーツラインナップとこれまで培ってきた高い技術力を活かした新車のコンプリートカーで、スイスポの他、GR86やジムニーシエラなどをラインナップしている(スイスポ以外は一部中古車ベースもあり)。

 スイスポのGPEは2タイプ。ライトチューン向けのパーツで仕立てた「ライトパッケージ」と、ハイフロータービンの交換を前提としたハイパワー志向の「フルパッケージ」だ。

 諸費用をのぞいた価格はそれぞれ275万円(税込み)と375万円(同)。諸費用は20万円ぐらいだから、それぞれ300万円、400万円ぐらいの総支払額である。

■コンプリートカーが断然お得!? 40万円もお得なケースも

 で、ここからが本題。新車とのコスパ比較だが、これはもうGPEが圧勝。

 ライトパッケージにはマフラーからコンピュータ、ダンパー(ストリート用車高調)、エアロパーツなど、全部で16点のパーツが装着されており、パーツ単体で購入した時の総額は115万4120円。

 ベース車(セーフティサポート非装着車)の価格は188万5400円だから、パーツ代込みの総額は303万9520円となり、GPEは28万9520円お得。この金額には作業費も含まれている(表示金額はすべて税込み)。

 フルパッケージの場合はどうかというと、支払い額が大きい分、値引き幅も大きい。フルパッケージにはハイフロータービンやインタークーラー、オイルクーラー、さらに強化クラッチなど、全部で33点のパーツが装着されており、パーツ代込みの総額は416万3280円。差し引き41万3280円お得ということになる。

 どうお得感を出すかが、コンプリートカーの勝負だから、当然と言えば当然だが、これだけ費用が浮くのはやっぱりうれしい。カーナビやホイールに費用をまわそうと考えるのが自然の流れだ。

 コスパの高いスイスポをコスパの高い方法でチューニングしたGPEは、世界一費用対効果の高い遊びグルマかもしれない。

■金額だけではないコンプリートカー購入のメリット

ベース車両はトラストが所属するGLIONグループのスズキディーラーから仕入れている。保証内容は通常の新車購入と同様


 コンプリートカー購入のメリットは金額以外にもいろいろある。最初にあげたいのが新車購入代金にチューニング費用を組み込めること。

 あとからローンを組むのは難しいというユーザーにとって、費用を一緒にできるのは大きなメリット。「今回限り」と懇願すれば、奥様の決済も下りやすいはずだ(?)。

 また、パーツメーカーであるトラストのスタッフが直接取り付けを行っているので、装着パーツのライフ管理がしやすいというメリットもある。

 長く乗りたい人には特に大事なことで、DIYかつバラバラのタイミングで装着した場合は、個別の管理が必要。つけっぱなしでOKなので、ストレスフリーなのだ。

 さらに外した純正パーツの置き場に困っている人にもメリット大。なにせ最初からトラストのパーツが付いているのだから、置き場所も何もない。置き場所が必要なのはせいぜいタイヤ&ホイールと純正シートぐらいだろう。

 ちなみに、純正パーツを欲しいという人は、追加の費用を支払ってトラストから購入することになる。

■GPEの購入をゴールにするか? それともスタートにするか?

 デメリットをあげるとしたら複数のブランドからパーツを選ぶことができないことだが、そもそもイチから作りたい人はGPEを選ばないはずだから、かぶることもない。

 しかも、セーフティサポート非装着なので、ターゲットはおのずと絞られる。つまり、GPEは1台丸ごとトラストが仕立てた、走りに特化したコンプリートカーなのだ。

 GPEを手に入れて所有欲を満たすか、あるいはGPEをベースに新たなカスタマイズを施すか。それはオーナー次第だが、いずれにせよ、スイスポを知り尽くしたトラストらしい買い方の提案だ。

 今回の取材の最後に、GPEと同じハイフロータービンを装着したデモカーに試乗させてもらったが、パワーもりもりで楽しいのなんの。ファン・トゥ・ドライブを忘れられない大人のセカンドカーにピッタリと感じた。

 今回紹介したコンプリートカーの詳細はコチラ!!

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みんなのコメント

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  • スイスポの記事出ると決まっておっちゃんが乗ってると〜だの貧乏人が〜だのありふれたテンプレアンチわくけどこの人達ってスイスポに親でも殺されたの?
  • 昔と比べて車検対応やメーカー保証に頼らざるを得ない電子部品が増えてるから、自分でいじれる人の数は急激に減ってるよね。
    未だにクルマいじりの趣味を続けられてる人は相当の金銭、労力、ともにコストを掛けられる恵まれた方が多い。
    どこかのライフステージででショップに任せる決断は必要だと思います。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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