続々採用拡大中の「SGP」で走行性能を向上
SUBARU (スバル)は、アメリカ・ニューヨークで開催中の2019ニューヨーク国際オートショーにおいて、アメリカ仕様の新型「アウトバック(日本名:レガシィ・アウトバック)」を世界初公開した。
アウトバックは、1995年のデビューから乗用車とSUVの長所を融合させたクロスオーバーSUVとして歴史を積み上げてきた。6代目となる新型は、コンセプトを「知的好奇心を刺激し、新たな発見を促すクロスオーバー」に設定。歴代モデルが培ってきた価値に、最新の技術を組み合わせることで、さらなる進化を遂げている。
今回公開された新型は、従来モデルに比べて操縦安定性や乗り心地、静粛性をさらに高めた。街乗りからロングドライブまでの幅広いシーンで、天候を問わず安心して快適に楽しめるフラグシップモデルとなっている。
エンジンは2.4リッター水平対向4気筒直噴ターボと2.5リッター水平対向4気筒の2種類を用意。CVTのトランスミッションは変速比幅のワイドレンジ化や油圧システムを刷新したことで、高い燃費性能と走行性能を両立する。また、あらゆる路面状況で安定した走りを実現するSUBARU独自の全輪駆動システム「シンメトリカルAWD」を全車に装備した。
ほかにも、SUBARU独自の技術を多数盛り込んでいる。車体と足まわり全体の剛性を強化し、サスペンションの改良や低重心化を実現するSUBARU GLOBAL PLATFORM (スバル・グローバル・プラットフォーム)を採用。ステアリング操作に対する正確な応答性や快適な乗り心地、静粛性の高い室内空間を生み出している。
悪路走行時にエンジンや4輪の駆動力、ブレーキなどを最適に制御し走破性を高める「X-MODE」を搭載。雪道や砂利道など滑りやすい道を走行する時は「SNOW・DIRT」、深雪やぬかるみといったタイヤが埋まってしまうような道では「D.SNOW・MUD」と使用シーンに応じて2つのモードに切り替えることができる。
ニューモデルはボディ剛性をより高めるため、骨格を強固に組み立ててからアウターパネルを溶接することで、高剛性と軽量化を両立。これにより以前から定評のあるスムーズさや気持ち良さといった、感性に訴えかける“動的質感”をさらに向上させている。SUVクラストップレベルの最低地上高220mmを踏襲しつつ、アルミ製のロアアームを用い、それを支える新設計のダンパーと組み合わせることで、軽量化した足まわりの動きの良さとハンドリング、乗り心地を高めた。
もちろん、アウトドアギアとしての機能性も充実している。SUBARUで初採用となる非接触式のハンズフリーパワーリヤゲートを装備。足場の悪いアウトドア環境などでも安心して使用できるようにした。
また、軽く押し上げるだけで自動的に巻き取るポップアップトノカバーとの組み合わせや、ステー内蔵式パワーリヤゲートを採用することでゲート開口部を拡大し、開閉の高速化と合わせて使い勝手を高めた。
ほかにも、ロープやベルトを直接結びつけることで、より安定した積載を可能にするアルミバーをクロスバー格納式ルーフレールの前後に装備した。カーゴフックも2倍に増やすなど荷室の使い勝手もさらに向上している。
室内は大型ディスプレイなどフラッグシップらしい上質なもの
外観はSUBARU共通のデザインフィロソフィーである「DYNAMIC×SOLID」をアウトバックのキャラクターに適応。「Active&Tough」というデザインコンセプトのもと、一目見てアクティブ性能を感じられるデザインを目指したという。スピード感を意識させるシルエットに、力強さとスタンスの良さを表現する縦型3連LEDフォグランプを採用している。
また、フロントグリルの加飾や18インチのアルミホイール、レターマークとドアミラーをブラックで構成することで、精悍なイメージをもたらしている。厚みを強調したボディパネルやSUVの躍動感を表現するクラッディングを組み合わせることで、一目で感じられるアクティブさとタフさを表した。
今回は新たなグレードを追加。タフでラギッドなイメージをより一層強調する専用の内外装や、アウトドアでの使用をサポートする機能を備えたアウトバックをさらに際立たせる「Onyx Edition XT」を設定した。
インテリアには11.6インチの大型ディスプレイを備えたインフォテイメントシステムを採用。大画面に集約したさまざまな情報をタブレット感覚で使えるようにし、快適に操作ができる。Apple CarPlayやAndroid Autoに加えて、SUBARU STARLINKを拡充。SmartDeviceLinkに準拠したアプリに対応したことで、多様なアプリを使用できるようにした。Wi-Fi hotspotやリモートエンジンスタートなどの機能で利便性を高めたテレマティクスサービスも提供する。
SUBARUならではの安全機能も多数装備している。運転支援システム「アイサイト」には、車線中央維持制御と先行車追従操舵制御を追加した。ほかにも、フォレスターの一部モデルで採用したドライバーの居眠りや脇見運転の検知機能に加え、シートポジションやドアミラー角度、空調設定を登録してドライバーごとに自動調整できる「ドライバーモニタリングシステム」を備えた。
車室内は拡大したフロントガラスなどによって視界が広がり、伸びやかで開放的なゆとりのあるスペース感を演出。従来型比で伸長した車体全長を後席と荷室に割り当てることで、すべての乗員が快適に過ごすことができる室内空間を実現した。
また、厚みを持たせたセンターコンソールやアームレストで包み込むようなホールド感に、各部に上質さを感じさせるこだわりの素材を用いたことで、フラッグシップならではの質感を表している。
最上級グレードにはブラウンカラーのナッパレザーを使用したシートを採用し、蒸し暑い日でも快適なシートベンチレーションを装備。上位2グレードにも運転席クッション座面長の調整機能も備えている。
アメリカ仕様のアウトバックはアメリカの生産拠点Subaru of Indiana Automotive, Inc.で生産され、2019年秋から販売開始予定だ。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
ミキティ、スマホでポチ買いした1400万超の「超高級車」を採点! 気になる点数は? 搭載される「斬新ド派手ドア」の開閉に「天才!」「未来的」の声も
なぜ軽自動車は「64馬力」が上限? エンジン出力向上&技術力も上がったのに… 「軽の最大出力」現状維持する理由とは
「ながらスマホ」死亡・重傷事故が厳罰化以降で最多に! 警察庁も「絶対にやめて」と呼びかける
BYD、第5世代PHEV発表…エンジン併用で航続2100km
ホンダが新型「赤いプレリュード」公開! 劇的復活の「真紅スタイル」に反響多数! 「うわー欲しい!」「これは興奮する」令和の”モテ車”爆誕なるか!? 米で登場
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?