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熱烈なヴィンテージカー収集家のラルフ・ローレン氏の強い思い入れが注がれた腕時計【Style in motion 025】

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熱烈なヴィンテージカー収集家のラルフ・ローレン氏の強い思い入れが注がれた腕時計【Style in motion 025】

世界でも有数の自動車コレクターとして知られるラルフ・ローレン氏。彼の愛するヴィンテージカーのディティールを、腕時計のデザインで再現した「オートモーティブ コレクション」に新作が登場した。

ラルフ ローレン/オートモーティブ コレクション

“旅や移動をより快適なものとする”という哲学で出来た理想的な旅のパートナー【Style in motion 024】

2015年の本コラムでは、ラルフ ローレンの新作時計を紹介し、クルマと時計の共通点について触れた。あれから3年が経ち、両者は周辺環境においてもますます似通ってきているように思う。いずれも技術革新により、クルマはEVや運転支援技術の実用化を目指し、時計はすでにIT化したスマートウォッチが普及している。

だがそうした時代の趨勢に抗い、往年の名車やヒストリックカーのイベントが注目を集め、時計も伝統的な機械式が高く支持されているのも周知の通り。理由は、クルマも時計も実用性や合理性だけではない、個人の好みや趣味性を色濃く反映するものだからだろう。

今年設立10周年を迎えたラルフ ローレンウォッチでもオートモーティブコレクションは、熱烈なヴィンテージカーの収集家で知られるラルフ・ローレン氏の強い思い入れが注がれている。愛車である1938年型ブガッティ タイプ57SCアトランティッククーペから着想を得て、その流麗なプロポーションや内に秘めたパワー、そして洗練された美学をそのまま時計に具現化するのだ。

新作は前回紹介したモデルのブレスレット仕様になる。前作がコレクションで初めてスケルトンダイヤルを採用し、ケースもブラックで統一したのに対し、よりメタリックなシルバーでイメージを一新した。そしてこの新たなスタイルは、ローレン氏が所有する1957年型ジャガーXK-SSを彷彿とさせる。

1954年にデビューしたジャガーXK-SSは、当時最速を誇ったレーシングカーであるDタイプのショートノーズバージョンを公道仕様に仕立てた。ロードゴーイングカーとはいえ、3442cc直6のパワフルなOHCエンジンを搭載し、4輪ディスクブレーキを奢る。だが1957年に生産工場が焼失し、わずか16台だけが作られたという稀少車だ。

時計は、メタリックなシルバーボディとウッドハンドルとの美しいコントラストを受け継ぎ、楡の木から削り出したベゼルをビス留めする。さらにブレスレットから工具を使わず簡単に交換できるアリゲーターストラップを付属し、それはまるでエンジンフードを固定したレザーバンドを思わせるのだ。

心臓部のムーブメントは、あえて手巻きにこだわり、スケルトンダイヤルに加え、美しいオープンワークを施す。ロービートによるゆったりとした動きも、ヴィンテージカーとの対話に通じるのである。

ラルフ ローレン/オートモーティブ コレクション
ラルフ・ローレン氏が所有するヴィンテージカー「1938年型 ブガッティタイプ57SCアトランティッククーペ」からインスピレーションを得てデザイン。新作のスティール製スケルトンウォッチは地板が巧みにカットされ、その下にある複雑なメカニズムが外から見られるほか、車台の部品に使用される鋲をイメージしたポリッシュ仕上げとブラッシュ仕上げのスティールパーツのコンビネーションが1950年代の高級レーシングカーを想起させる。ケースサイズは44.8mm径、厚さ11.2mm。その中に搭載されたスイス製F.A.ジョーンズ機械式ムーブメントは、ヴァル フルリエによりラルフ ローレンのためにカスタマイズされたもので、手巻RL1967キャリバーの振動数は毎時18,000回、パワーリザーブは約45時間。ベゼルにはブガッティのステアリングホイールを彷彿させる高級インド紫檀を採用。スティール製ブレスレットのほか、アリゲーターストラップも付属される。価格344万円(税込)

●問い合わせ先:ラルフ ローレン表参道/TEL:03-6438-5800 https://www.ralphlauren.co.jp/ja/watches

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