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スバル山内英輝がGT300最多14回目のポール。ダンロップがフロントロウ独占【第5戦GT300予選レポート】

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スバル山内英輝がGT300最多14回目のポール。ダンロップがフロントロウ独占【第5戦GT300予選レポート】

 8月26日、三重県の鈴鹿サーキットで2023スーパーGT第5戦『SUZUKA GT 450km RACE』の公式予選が行われ、GT300クラスは61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がポールポジションを獲得した。

 いよいよシーズン後半戦を迎える2023年のスーパーGT。第5戦は“夏の鈴鹿”が舞台となり、金曜搬入日から気温は30度を超え、土曜予選日も午前中9時20分の公式練習開始時点で気温33度を記録。迎えた午後の公式予選も晴天のドライコンディションで、定刻から10分遅れの15時20分にセッションが開始された。

【暫定結果】2023スーパーGT第5戦鈴鹿 公式予選Q2

■Q1A組:スバルBRZが首位。SW100kgのスタディBMWが力走見せ6番手
 GT300クラスの公式予選は今回もA・B組の“組分け方式”で行われ、まず最初のQ1A組には13台が出走。コンディションは気温33度、路面温度52度、湿度68%と午前からさらに暑くなったコンディションのなか、10分間のQ1A組がスタートした。

 路面温度が公式練習から13度上昇したこともあり、コースインした各マシンたちはゆっくりとウォームアップを行っていく。残り4分を切ると、Bamboo Airways ランボルギーニ GT3の坂口夏月が1分59秒020のターゲットタイムを記録し、後続車も続々とタイムアタックに入る。

 まずは公式練習をクラス首位で終えたSUBARU BRZ R&D SPORTの井口卓人が1分58秒975でトップに。続いてUPGARAGE NSX GT3の小出峻が3番手、ANEST IWATA Racing RC F GT3の古谷悠河が4番手に飛び込んでくる。

 その後もアタック合戦は続き、100kgのサクセスウエイト(SW)を搭載するStudie BMW M4の荒聖治が力走を見せ6番手タイムを記録。さらにPACIFIC ぶいすぽっ NAC AMGは阪口良平が1分59秒052へとタイムアップを果たし3番手に浮上する。

 ここでQ1A組はチェッカーフラッグが振られ、PONOS GAINER GT-R、シェイドレーシング GR86 GT、埼玉トヨペットGB GR Supra GT、RUNUP RIVAUX GT-R、GAINER TANAX GT-Rの5台がノックアウトとなった。

■Q1B組:リアライズGT-RがSW100kgながら3番手
 12台が出走するQ1B組は、A組から10分間のインターバルを挟み、15時38分に10分間のセッションがスタート。こちらも路面温度が高いことが影響するのか、各マシンとも入念にタイヤを温め、残り4分を切ってからアタック合戦が本格化する。

 まずターゲットタイムを記録したのは、谷口信輝がドライブするグッドスマイル 初音ミク AMGで、1分59秒313をマーク。続いてマッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号の冨林勇佑が1分59秒928で2番手につづく。

 しかし、冨林のタイムをサクセスウエイト100kgを積むリアライズ日産メカニックチャレンジGT-Rの名取鉄平が1分59秒379で塗り替えて2番手に飛び込むと、その直後にはDOBOT Audi R8 LMSの片山義章が1分58秒982で初音ミクAMGを上回り、新たに首位となる。

 その後もアタック合戦は続き、続けてアタックを行ったグッドスマイル 初音ミク AMGの谷口が1分59秒029にタイムを縮めるも、順位は変わらず。さらにサクセスウエイト90kgのmuta Racing GR86 GTの堤優威、Syntium LMcorsa GR Supra GTの吉本大樹、Yogibo NSX GT3の伊東黎明がタイムアップを果たしQ2進出を決めた。

 結局Q1B組は最終アタックもカットラインに届かなかったapr GR86 GTが9番手となり、以下apr LC500h GT、アールキューズ AMG GT3、植毛ケーズフロンティア GT-Rがノックアウトとなった。

■Q2:スバルBRZ山内が2番手に0.525秒差の驚速ラップ
 GT500のQ1を挟み、GT300の予選Q2は16時13分に10分間のセッションが開始された。このQ2開始直前の気温は32度、路面温度は48度となり、Q1開始時よりも少し下がったコンディションで16台のマシンがピットを後にする。

 まず最初にアタックしたのは、Bamboo Airways ランボルギーニ GT3の松浦孝亮。1分58秒697を残り3分半でターゲットタイムをマークする。さらに、LEON PYRAMID AMGの篠原拓朗が2番手に続く。

 しかしその後方からは、公式練習とQ1A組でトップタイムをマークしているSUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝がセクター3まで全体ベストをマークしながらアタック。1分57秒608の驚速タイムを記録してトップに立つ。

 さらにグッドスマイル 初音ミク AMGの片岡龍也が1分58秒652で2番手に飛び込み、Syntium LMcorsa GR Supra GTの河野駿佑が4番手、続いて“初鈴鹿”のブルーノ・スペングラーが駆るStudie BMW M4が6番手となる。

 さらに山内同様に13回のGT300最多ポールポジションを誇るK-tunes RC F GT3の高木真一が1分58秒133を記録するも、山内に届かず2番手。その後も各マシンがアタックを行うものの、“予選日最速”のSUBARU BRZ R&D SPORTを上回ることはできず、山内英輝がGT300クラス最多記録を更新する通算14回目のポールポジションを手にした。

 2番手には走行後に山内を称えた高木のK-tunes RC F GT3が続き、グッドスマイル 初音ミク AMGが3番手に。4番手にはBamboo Airways ランボルギーニ GT3、そして5番手にはANEST IWATA Racing RC F GT3、6番手はSyntium LMcorsa GR Supra GTというトップ6となり、ダンロップタイヤとヨコハマタイヤ装着車が速さをみせた予選になった。

 なお正式結果では、7番手タイムを記録した2号車muta Racing GR86 GTと11番手タイムの6号車DOBOT Audi R8 LMSに走路外走行によるペナルティが課され、2号車が14番手、6号車が10番手となっている。

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みんなのコメント

1件
  • GT500も含め、DL一発の速さは証明されています。
    後は結果だけですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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