今から20年ほど前、新しい世紀に変わる頃。クルマに対する考え方も変わり始めていた。そんな時代のニューモデルのインプレッションを、当時の写真と記事で振り返ってみよう。今回は「スバル インプレッサWRX STi(2代目)」だ。
スバル インプレッサWRX STi(2代目:2000年)
2000年の8月に2代目にフルモデルチェンジされた、スバル インプレッサ。まずは硬派なWRXのインプレッションは、前回に紹介したとおり。
【くるま問答】最近のクルマにテンパータイヤはない。パンク修理キットをどう使う? 最高速は?
その登場から、わずか2カ月。待望の「STi」が早くもラインアップされた。最高出力280psにパワーアップされたエンジン、新開発の6速MT、固められた足回り、こだわりのインテリアと、あらゆる面でスーパーなインプレッサとよべる、STiの走りっぷりは、いかがなものなのだろうか? 「感動の走り」を追求したという、新型インプレッサWRX STiのパフォーマンスを、さっそく箱根のワインディングで味わってみることにした。
まず初めに試乗したのは、中核モデルともいえるWRX STi。外観でノーマルのWRX NBとの識別点は、NBではオプションだったリアウイングが標準装着されること、ボンネット上のインタークーラー用エアダクトが大型化されたこと、そしてタイヤ&ホイールのサイズアップくらいだろうか。ドアを開けてコクピットに乗り込んでみると、インテリアもバケットタイプのシート以外は大きく変わらない。
イグニッションをONにし、クラッチを踏み込んでみるとNBと比べてほとんど重くなってはいなかった。それではとシフトレバーをローに入れ、静かに走り出す。おとなしく走っているうちは何も変わらないが、オープンロードでスロットルを踏み込むと、印象は一変した!
水平対向4気筒のターボエンジンは、3500rpmくらいからブーストが効き始めてレッドゾーンの8000rpmまで一気に吹け上がる。登り勾配をまったく無視したような加速Gに、ドライバー自身がブラックホールに吸い込まれそうになる。以前に試乗した250psのNBでも加速はかなりのものだったが、プラス30psを得たSTiはさらに過激になった。新開発の6速MTは剛性感が高く、シフトフィールも小気味良い。2-3-4速を多用するワインディングではシフトワークが楽しい。
オプション装着されたフロントLSDのおかげもあってか、コーナリング時のトラクションは高く、アンダーステアは少ない。225/40ZR17サイズのBS ポテンザRE040タイヤはワインディングにスキール音を響かせながらも、路面を確実にグリップしていく。そしてブレンボ製のブレーキがまたいい。コーナー侵入までに確実に踏み込んだだけキッチリと減速してくれる。
もちろん、乗り心地、ノイズ、振動などは街中で乗っていられないほどではないが、それなりに感じさせられる。パワフルなのは感動モノだけど、普段使いで考えるならここまではちょっとね・・・と思うなら、ノーマルのNBでもパワーに不足はないし、しかもATも設定されている。STIとの価格差を考えても、NBで満足はできるレベルにある。
競技車ベースのタイプRAにも試乗することができたが、試乗車はタイヤやデフの設定がSTiと同じだったので大きな違いは感じられなかった。ルーフベンチレーションはけっこう効果的だが、80km/h以上では使用禁止となっているので、ご注意を!
■スバル インプレッサWRX STi 主要諸元
●全長×全幅×全高:4405×1730×1435mm
●ホイールベース:2525mm
●車重:1430kg
●エンジン形式:対4・4バルブDOHC+ターボ
●排気量:1994cc
●最高出力:206kw(280ps)/6400rpm
●最大トルク:373Nm(38.0kgm)/4000rpm
●ミッション:6速MT
●タイヤ:225/45ZR17
●当時の価格:319万8000円
[ アルバム : スバル インプレッサWRX STi(2代目) はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
車の「“E”ナンバー」一体何者? 「見れたら超ラッキー!」なすごいナンバーが存在! 「Y」や「わ」でもない「めちゃ珍しい標板」の正体は
クルマの希望ナンバー「358」なぜ人気? 意味が分かれば「1031(天才!)」かも!? 語呂合せじゃない「謎の数字」の由来とは?
一部改良アルファード/ヴェルファイア11月23日から受注再開!? だいぶがっかり!? 注目の廉価版アルファードXはHEVのみで510万円から!
「すごい火災事故…」 山陽道が一時「通行止め!」 上りは「大型トラック追突」で1人死亡… 下りも「乗用車が衝突し火災発生」 10日未明から上下線で規制に 兵庫・山口
「運転する夫に『間違えてばっかり!』と怒鳴ったら、路肩に急停止。怖くて大ゲンカしましたが、私が悪いんですか?」投稿に回答殺到!?「お前が運転しろ」「料理してる時に言われたらどうする」の声も
なぜ? 10歳児童に「過失100%」判決! 信号無視でクルマに衝突事故で。 「子どもだからといって無責任ではない」声も!? 何があったのか
【早くも1万台超え】安価でも豪華装備、業界もザワつく大穴SUV「フロンクス」の “強みと弱点”
新車204万円! 7人乗れる「“最安”ミニバン」に反響殺到!? 「すごい安い」「これしかない!」 国産「ダントツで安い」けど“これで十分”! トヨタの「お買い得車」とは
「車線減少の手前で抜かされそうになり、負けじと加速したら鳴らされました。私が悪いんですか?」投稿に回答殺到!?「どっちもどっち」「いちいち喧嘩売るなよ」の声も…実際法律では誰が悪いのか
一部改良アルファード/ヴェルファイア11月23日から受注再開!? だいぶがっかり!? 注目の廉価版アルファードXはHEVのみで510万円から!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
GCはロールバー組んでたけど、それよりも素のGDのほうが剛性高かったように思います。