WRC世界ラリー選手権は8月16日、第9戦ドイチェランド開幕前のシェイクダウンが行われ、オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)がトップタイムをマーク。2番手にヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)が続いた。
4月の第4戦ツール・ド・コルス以来となるフルターマック(舗装路)イベントのラリー・ドイチェランド。大会開幕前、最後の走行チャンスとなるシェイクダウンは、現地8時(日本時間15時)、5.52kmのステージで行われた。
WRC:チャンピオン争いはヌービルとオジエによる実質上の一騎打ち。第8戦後ポイントランキング
第8戦フィンランドを制して勢いに乗っているタナクはシェイクダウンステージ3回目の走行で2分52秒9をマーク。シェイクダウンを最速で終えた。
「まず1度アタックしたあと、サービスパークに戻って、そのあともう1度アタックした」とタナク。
「(WRCで)アスファルト路面を走るのはかなりひさしぶりだった。(前戦の)ラリー・フィンランド前にテストをしたけど、(シェイクダウンが行われた)田舎道に合わせて少しセッティングを変更したよ」
「マシンのフィーリングはよく、バランスも良好だった。セッティングを変えたのはシャシーでほんのわずかな変更だ。最初から僕の求めるバランスに仕上がっていたから、ファインチューニングをするだけでよかった」
タナクと0.2秒差の2番手タイムはラトバラが記録。またチャンピオン争いを繰り広げているティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)とセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)はオジエがトップと0.6秒差の3番手、ヌービルが0.7秒差の4番手だった。
2台体制で臨んでいるシトロエン勢の最上位はクレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)の6番手タイだった。
ラリー・ドイチェランドはこのあと、現地19時8分(日本時間17日2時8分)に2台が同時走行するスーパースペシャル形式のSS1が行われて開幕する。
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