現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > スポーツスターXR1200がさらにスポーティに【ハーレーカスタムトレンドNEWS】

ここから本文です

スポーツスターXR1200がさらにスポーティに【ハーレーカスタムトレンドNEWS】

掲載
スポーツスターXR1200がさらにスポーティに【ハーレーカスタムトレンドNEWS】

XR1200オーナーが集う一国サイクルワークス

横浜市鶴見区の老舗バイクショップ「一国サイクルワークス」は、国内メーカーも取り扱うがハーレーのカスタムバイク製作が得意である。それもルックスだけのカスタムではなく、バイクとしてトータルポテンシャルをスープアップさせることが上手い。そしてここはおそらく日本一スポーツスターXR1200のユーザーが数多く集うショップとも言えるだろう。数あるカスタム事例の中から特別な1台を紹介する。

ハーレーカスタム・ソフテイル最新クラブスタイル【RTBモーターサイクル×2】

●取材協力:一国サイクルワークス ●車両オーナー:五十嵐大

徹底的にスポーツ性をアップデートさせたスペシャル

スポーツスターXR1200のデザインモチーフは、もちろん’70~’80年代に大活躍したダートトラックレーサーXR750である。

発売されたのは2008年で、なんとアメリカ本国では販売されず、ヨーロッパや日本限定モデルとしてデリバリーされていた。エンジンはそれまでラインナップされていたビューエルからのフィードッバックが多く、スポーツスターカテゴリーの中でも特別スポーツ性の高いモデルとしてその存在をアピールし、現在もコアなファンを掴んで離さない存在だ。

一国サイクルワークスでは、このXRをカスタムした事例が多く、おそらく日本一このモデルのユーザーが数多く集うショップだと言えるが、今回その中の1台を紹介しよう。

徹底的に手を加えたのは足回りである。前後のホイールは17インチの超軽量マルケジーニを採用し、ハイスペックラジアルタイヤを装着。前後のサスペンションはオーリンズを専用セッティングした状態で組み込んでいる。エンジンはストックのままだが、給排気系を変更しパワービジョンにてチューニング。ストックの日本仕様エンジンはデチューンされた状態で販売されていたので、本来以上の性能を復活させることができている。

―― 吸気はダウンドラフトタイプなので、ハーレーらしいエアークリーナーは、外観上存在しない。シリンダーヘッドをオイルで強制的に冷やす機構は、現代のハーレーにも受け継がれている。

―― オーリンズのフロントフォークは、カワサキ用をフィッティング加工して装着する。

―― リヤサスもカワサキ用のオーリンズに変更。

―― フロントブレーキローターはTドライブ製。キャリパーはブレンボのラジアルマウントタイプをダブルで装着。

―― リヤスプロケットはUSタイプを装着する。

外装は、ノーマルの特徴を生かしたイメージのまま完全にリペイント。センスの良い仕事はシェイキンスピードグラフィックス清水氏の腕によるものだ。そして、本来こうあるべきだろう、と誰もが思うシートカウルはプレイン製。よりダートトラックレーサーのXR750に近づいたイメージとなった。

XRオーナーなら誰も憧れるシルエット。そんなカスタムに仕上がっている。

―― 見事なペイントワークは、シェイキンスピードグラフィックスの仕事だ。

―― ヘッドライトはLEDタイプに変更。ウインカーはリゾマ製。

―― ハンドルはミリバーに変更。スイッチはホンダ製を採用する。ミラーはクラフトマン製。

―― レバーはミスミ製。ミラーはクラフトマンを装着。

―― シートカウルはダートトラック仕様のプレイン製。

―― マフラーはテルミニオーニのフルエキ。とても希少なマフラーでもある。

―― バックステップはミスミ製に一国オリジナルペグをコラボしたキット。

―― サイドスタンドサポートも一国オリジナルパーツである。

※この記事はハーレーダビッドソン専門誌『WITH HARLEY』に掲載したものを加筆修正したものです。最新の雑誌は書店もしくは下記サイトにてお買い求めください。

こんな記事も読まれています

ランドローバー、レンジローバー2025モデルの概要を発表
ランドローバー、レンジローバー2025モデルの概要を発表
月刊自家用車WEB
F1コミッション、ポイントシステム変更についての決定を延期。今季スペインGPでの新リヤカメラ導入では合意
F1コミッション、ポイントシステム変更についての決定を延期。今季スペインGPでの新リヤカメラ導入では合意
AUTOSPORT web
ラリー仕様の初代アルピーヌA110を手懐けてみた 求められるは「勇敢さ」 歴史アーカイブ
ラリー仕様の初代アルピーヌA110を手懐けてみた 求められるは「勇敢さ」 歴史アーカイブ
AUTOCAR JAPAN
【MotoGP】ヤマハ、カル・クラッチローによる3回のワイルドカード参戦を発表。イタリア、イギリス、サンマリノを予定
【MotoGP】ヤマハ、カル・クラッチローによる3回のワイルドカード参戦を発表。イタリア、イギリス、サンマリノを予定
motorsport.com 日本版
ホンダ「新型ミニバン」! 斬新「対面シート」&窓なしテールの「次期型オデッセイ」!? “超開放空間”実現の「スペースハブ」実現性は?
ホンダ「新型ミニバン」! 斬新「対面シート」&窓なしテールの「次期型オデッセイ」!? “超開放空間”実現の「スペースハブ」実現性は?
くるまのニュース
ランボルギーニのSUV『ウルス』に800馬力のPHEV登場…北京モーターショー2024
ランボルギーニのSUV『ウルス』に800馬力のPHEV登場…北京モーターショー2024
レスポンス
タフでおしゃれなアウトドア派クロスオーバー スマート「#5」初公開 年内市販化予定
タフでおしゃれなアウトドア派クロスオーバー スマート「#5」初公開 年内市販化予定
AUTOCAR JAPAN
もしや新型CX-5か!?  パキパキボディがイイね!!  しかもディーゼル廃止で全車電動化か!?【北京ショー】
もしや新型CX-5か!?  パキパキボディがイイね!!  しかもディーゼル廃止で全車電動化か!?【北京ショー】
ベストカーWeb
日産R35「GT-R」にコスパに優れた本格派ブレーキローターが誕生! 12ミリと14ミリのハブボルトに対応したスグレモノでした
日産R35「GT-R」にコスパに優れた本格派ブレーキローターが誕生! 12ミリと14ミリのハブボルトに対応したスグレモノでした
Auto Messe Web
トヨタ、テンセントと提携 AI技術生かしたサービス提供
トヨタ、テンセントと提携 AI技術生かしたサービス提供
日刊自動車新聞
ホンダ『イエ GTコンセプト』が初公開、4ドアクーぺEVで中国トレンドに真っ向勝負…北京モーターショー2024
ホンダ『イエ GTコンセプト』が初公開、4ドアクーぺEVで中国トレンドに真っ向勝負…北京モーターショー2024
レスポンス
バイクニュース今週のダイジェスト(4/22~26)
バイクニュース今週のダイジェスト(4/22~26)
バイクブロス
予想が外れるマクラーレン、ピアストリも“浮き沈みのワケ”解明が急務と指摘。タイヤへの負荷が影響か?
予想が外れるマクラーレン、ピアストリも“浮き沈みのワケ”解明が急務と指摘。タイヤへの負荷が影響か?
motorsport.com 日本版
一度は乗ってみたい! サイドカーは、通常のバイクにつけることができる?
一度は乗ってみたい! サイドカーは、通常のバイクにつけることができる?
バイクのニュース
なぜ免許とマイナカード「24年度末」に一体化? 紛失時はどうなる? 一体化でどんな影響ある?
なぜ免許とマイナカード「24年度末」に一体化? 紛失時はどうなる? 一体化でどんな影響ある?
くるまのニュース
ボルボ XC40、豪華仕様の限定車「プラス B3 セレクション」発売
ボルボ XC40、豪華仕様の限定車「プラス B3 セレクション」発売
レスポンス
「出遅れ」「巻き返し」「反転攻勢」EVめぐる話題が目白押し【新聞ウオッチ】
「出遅れ」「巻き返し」「反転攻勢」EVめぐる話題が目白押し【新聞ウオッチ】
レスポンス
日本ミシュランタイヤが「ジャパントラックショー2024」にブースを出展! サステナブル素材を使用したタイヤなどを展示
日本ミシュランタイヤが「ジャパントラックショー2024」にブースを出展! サステナブル素材を使用したタイヤなどを展示
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村