ウイリアムズF1のチーム代表ジェイムズ・ボウルズは、ウイリアムズはF1の競争の場に11番目のチームを追加することに非常に強く反対していると明確にした。
先週、FIAはアンドレッティ・キャデラックのF1参戦申請を受理したことを認めた。アンドレッティは、申請のあった4チームのうち、唯一FIAがグリッド加入にふさわしいとみなした候補者だった。
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アンドレッティのプロセスは現在、最も困難で物議を醸す段階である“フェーズ3”に入っている。彼らはF1と既存の10チームに対し、モータースポーツのエリートに加わることでF1に付加価値をもたらすことを証明する必要があるのだ。
しかしながら多くのチームからすれば、アンドレッティは負け戦を戦っている。彼らが反対しているのは、F1の分配金の希薄化を受け入れることを拒否しているからだ。先週末カタールで、ボウルズはウイリアムズが反対派でいる理由を説明した。
「私の考えは非常に明確だ。ウイリアムズは11番目のチームの追加に賛成せず、非常に強く反対している」とボウルズは語った。
「私には社内の900人の従業員に対する責任がある。我々が資金を失うことがわかるだろう」
実際、最近会社登記所に提出された財務諸表によると、ウイリアムズは2022年に収益を大幅に増加させたが、同年に1790万ポンド(約33億円)の損失を計上している。
「その理由は、我々はよりよくなるためにこのスポーツに投資しているからだ。我々はF1がどこへ向かっているのか、このスポーツが進む方向を信じている。なぜなら実際に持続可能な組織を今手にしているからだ。各チームはますます連携して仕事をしており、結果的に接戦を戦っている」
「しかし財政的に安定していないのが我々だけではないことは認識されるべきだ。おそらくグリッドの半分が安定していないだろう。11番目のチームの追加は賢明なことだろうが、それはグリッド上の10番目のチームが財政的に安定している場合に限る」
「誰もが我々はよい状況にあると言っている。いくつかの観点があるが、現在F1をよくするために何億もの投資が行われている。したがって、今持っているものを希薄化することに我々が非常に慎重である理由は明らかだ。なぜなら損失がさらに増えるだけだからだ」
ボウルズはグリッドの拡大に反対しているが、彼はアンドレッティのパートナーであるキャデラックの親会社ゼネラルモーターズについては、両手を広げて歓迎するだろう。
「我々は当初から新しい組織を喜んで迎えることを明確にしてきたが、その結果としてパイは縮小するのではなく拡大しなければならない。今のところは縮小している」とボウルズは語った。
「はっきりさせておくが、アンドレッティにもGMにも反対しているのではない。むしろその逆だ」
「私はGMを全面的に歓迎する。そして仮に物事がうまくいかない場合でも、彼らと関係を築いていきたいと願っている。彼らは素晴らしい組織であり、F1をよりよいものにしてくれると思う」
それでもボウルズは、GMを将来のエンジンパートナー候補として求めているわけではないと明言した。
「そうではない。私の考えはむしろ、GMのようなOEM企業は我々のスポーツで間違いなく歓迎されるだろうということだ」
「今の段階で我々は彼らを歓迎するだろう。しかし彼らは明らかにアンドレッティと関係がある。それは問題ではないが、現時点で彼らとの話し合いは行っていない」
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