もくじ
ー CT200hの後継車に
ー ハイブリッドを増強へ
SUV4台対決 最新レンジ・ローバー・イヴォークの出来栄えは
CT200hの後継車に
レクサスは発売から時間がたったCT200hに変わるモデルを開発しているようだ。SUVのUXより若干小さいモデルの計画が、ジュネーブ・モーターショーにおいてパスカル・ルーシュによって明かされている。
CT200hは2011年に発売されたモデルだが、今後も2年間にわたって販売が続けられる予定だ。したがって新モデルは2021年ごろに登場し、トヨタの新しいTNGAプラットフォームを使用すると考えられている。これにより、現行モデルよりもインテリアのパッケージングが大きく改善されるだろう。
しかし、このCT後継車が同じようなハッチバックになるのか、クロスオーバー風になるのかは不明だ。またおそらくハイブリッドになると考えられているが、レクサス初のEVになる可能性もある。
ルーシュはレクサスが次のハイブリッド革命への準備ができているとしながらも、同時に現在の販売台数に占めるハイブリッドの割合が小さいことを明かした。欧州ではハイブリッドのブランドとしての知名度が上がっているが、ルーシュによれば2018年の69万8000台の売り上げのうち、ハイブリッドは18万2000台に過ぎないとのことだ。
ハイブリッドを増強へ
この理由として挙げられたのは、バッテリー供給力の限界と、北米市場においてハイブリッドのシェアがわずか10%に過ぎないことだ。長期的には、レクサス車の50%がハイブリッドになることを目指すという。
欧州はレクサスのハイブリッドモデルにとって最大の市場であり、7万6000台の売り上げうちの75%以上がハイブリッドだ。英国においてはそのほぼすべてがハイブリッドとなっている。コンパクトクロスオーバーのUXの力も借り、欧州での売り上げを今年中に9万台超に、そして2020年には10万台超にする計画を掲げている。
「欧州はテクノロジーやデザインにおいて先進的な地域であり、レクサスにとって戦略上重要であると考えています。われわれのハイブリッド車の売り上げは欧州、中国、日本が中心であり、北米市場はまだ始まったばかりです」とルーシュは語る。
ルーシュはAUTOCARに対し、トヨタ・グループが欧州市場におけるCO2排出量削減をリードしており、2020/21年の規制にも適合しているという。「われわれはプラグインハイブリッドやEV、そしておそらく燃料電池車にも注力していきます」とのことだ。
自動車業界アナリストのジャトー・ダイナミクスによれば、トヨタ車全体のCO2排出量は99g/kmに抑えられており、これを上回るのはテスラとスマートのみとなっている。
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