走り系マシンも抜かりなしのメイキング
細部にまで拘りが詰め込まれたマシンの心臓部を覗く!
「冷却強化を狙うエスロクオーナー必見!」S660の排熱性を高めるリヤセンターダクトに注目
アメリカに端を発するチューニングカルチャーの中でも“魅せる”エンジンルームの作り込みは、アメリカ人の趣向を表している部分。それでありながら日本のチューニングの影響も強く受けながら進化を続けているのだ。ここではWekfest Japan2021出展車両の中から、美麗なエンジンルームに仕上げられたマシンを紹介する。
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●S13×SR20DET
フロントのストラットタワー前方をパイプフレーム化し、極限までシンプルさを追求したS13シルビア。バッテリーやヒューズボックスの移設はもちろん、プレス成形のコアサポートやウォッシャータンクなどデザイン的に野暮なパーツも一掃。ポリッシュ×ブラックのモノトーンコーデまで含め、見事なエンジンベイだ。
パイプフレームを新設してラジエターやインタークーラーをマウント。パイピングのレイアウトもシンプルに見えるよう直線基調でデザインされている。
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●S14×SR20DET
チューニングカーのアイキャッチとして、オーバーヘッドマウントのタービンは主張しやすいアイテムのひとつ。そんなパワーと視覚的効果を狙ったチューニングを行なっているのがこのS14シルビアだ。
エンジンマネージメントはフルコンのLINKが担当。その導入に合わせてカップリングファンから電動ファンに変更している。冷却効率の向上だけでなく、エンジンルーム内をシンプルにまとめることができるのも大きなメリットだ。
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●DC2×K20A
北米モデルのアキュラ・インテグラGSRをベースに、DC5のK20Aエンジンをスワップ。マウントキットなどはスカンクの製品を使用しつつ、過度なディテーリングを行うのではなく純正然とした自然体のスタイリングが特徴だ。ヘッドカバーはホンダ車定番の結晶塗装によるレッドではなく、ホイールに合わせたターコイズメタリック仕様というのも個性的。
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●E34ツーリング×S38B38
本来はV8・4.0Lが搭載されるBMWの540iツーリングは、同世代のM5純正エンジンをスワップしつつファンネル仕様へと変更。同世代のエンジンのため載せ換え自体の手間はかからないが、制御系が全く別物かつエアフロレスになるため、ハーネスを引き直しながらコンピュータは最新のLINKでバージョンアップ。日本正規でラインナップにはないM5ツーリングを作り上げたのだ。
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●FC3C×13B-T
岡山のREチューン専門店「三好自動車」がディスプレイするのは、パンデムのボディキットを装着するFC3C。エンジンはオリジナルの13Bターボを、前置きインタークーラー化しつつパイピングを変更。カスタムよりメンテナンスに力を入れ、ファンシュラウドなど純正パーツを残しながらクリーンな印象をもたせるように手を加えている。ボディカラーとマッチするタワーバーはテイン製をセット。
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●EF3×ZC
B型やK型をスワップするパターンが多くなってきたEF系シビックだが、この個体はオリジナルのZCエンジンをディテーリングしながらチューニング。エンジンルームはゴールドにペイントした上で、シェイブドベイやワイヤータックを敢行。吸気系をソレックスキャブに変更しながら、メッキ加工されたバルブカバーとマッチするようラジエターとともにポリッシュが施されている。
●取材イベント:Wekfest Japan2021
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