岡山国際サーキットで開幕した2022年のスーパーGT。GT300クラスの予選でフロントロウの2番グリッドを獲得して注目を集めていた96号車K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)だったが、高木が上位争いを展開していたレース終盤にGT500クラスの24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zと接触。その際のダメージからクラッシュを喫しリタイアに終わってしまった。
アクシデントが発生したのは66周目。7号車Studie BMW M4らと5番手を争っていた高木は、バックストレートエンドのヘアピンへのブレーキングで7号車の前に出たものの、その前にいた24号車に追突。グラベルに追いやられた24号車はリヤカウルが吹っ飛ぶなどダメージを受けてしまい、一方で高木が駆る96号車もフロントにダメージを負った。
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マシンの動きに問題がなかったため、その後も走行を続けていた高木だったが、ホームストレート上でボンネットが風圧によりめくれ上がってしまい、視界を奪われた高木はイン側のウォールにヒット。1コーナーのグラベルにストップし、そのままリタイアとなった。
レース後、高木はSNSを更新し、「『KONDO Racing Team』関係者の方々、近藤(真彦)監督始め、平手(晃平)選手、佐々木(大樹)選手、レースを台無しにしてしまい、本当に、すみませんでした。以後、この様なミスをしない様気をつけます」と謝罪。自身のミスであると認め、接触時の状況についてはプレスリリースに次のように語った。
「5位争いの集団に追いついて、タイヤをキープしながら追いあげるタイミングを待っていたんです」
「(集団の)最後の1台をオーバーテイクする時に、ブレーキングを遅らせ過ぎてしまいました。期待に応えられなくて、申し訳ないです」
一方、今季から高木と久々にコンビを組む新田は、チームが終盤も上位争いを展開できたことにはまずまずの手応えを感じているようで、「僕たちの課題である中盤以降のタイムの落ち込みは、だいぶ改善しましたけど、あと一歩ですね」とコメントした。
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