BAJA1000実録 vol.1「あなたは、究極のスプリントレース、バハ1000を知っていますか」

皆さんはBaja1000と言うレースをご存じですか？オフロード好きな昭和生まれならBAJA（バハ）聞いたことはあると思いますが今20歳代以下、平成生まれのライダーは知らない人もいるようなので少しだけ説明します。

BAJA1000ってなんだろう？
Baja1000は正確には「SCORE Baja1000」という名称で、伝統あるデザートレース。今年52回目を迎えるという歴史の長さも人気の理由の一つ。

以下、wikipediaより引用

メキシコのバハ・カリフォルニア州にあるバハ・カリフォルニア半島で毎年11月に行われるSCOREインターナショナルが主催する自動車と二輪車のデザートレース。バハ1000はバハ500、サンフェリペ250等を含むチャンピオンシップの一部である。総走行距離約1000マイル(1609km)のタイムを競い、半島の端から端まで不眠不休で走りきる世界最長のノンストップレースにして、最も過酷と言われている。初開催は1967年。

ざっくり言うと…
バイクとモンスタートラック、バギー、ATVのクラスがあり、スタートは1台ずつ。ルールは単純、制限時間内に1000マイル走りきるだけです。

コースは年によって異りますが、スタート地点はカルフォルニア半島の北部エンセナダで、年によって1000マイル南下し続けるエンセナダ～ラパスの「ストレートルート」、エンセナダからスタートして半島北部を回り、エンセナダに戻る、という「ループルート」があります。参加者が多く人気が高いのはラパスまでのストレートルート。45回や50回の記念大会時は、日本人チームも8～10チーム近くエントリーがありした。今年はループの年で、日本人チームは私たちチームZIPの1チームしかいなくて少し寂しかったです。

さて、今年のBAJAは歴史ある52年の開催の中でも特異な大会となりました。

レース開催前日まで丸3日大雨が降り続き、レースコースは土砂崩れや崩落、クレバスのような割れ目ができていたり、いままで考えられないような水たまりが出来たりとレースルートが荒れに荒れたのです。

この投稿をInstagramで見る

Throwback to when we were testing out how well Toyota’s float. In case you’re wondering... not well‍♀️ ••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••••• #Baja400 #Baja500 #Baja1000 #TRDpro #TRD #Tacoma #Toyota #ToyotaTacoma #Baja #scoreinternational #FactoryToyota #3rdGenTacoma #3rdGen #TacomaBeast #TRDOffRoad #4x4 #Offroad #ToyotaGirls #GirlsWhoToyota #AdventureMore #4x4Girl #TacomaOffRoad #LiftedTacomas #Explore #GirlsWhoRace #CoDriver #OffRoadGirls #GirlsGetDirtyToo #TrophyTruck #Tcmbst

Steph(@steph_153)がシェアした投稿 - 2019年12月月19日午後5時19分PST



レース前のプレランで水没したり壊れた車が多数アップされてました…。

ゴールデンメンバー！
我々、「チームZIP」は2年前に参戦したときと同じく、KTM幕張店主スティーブかめちゃんのアテンドと、現地のTeamMAXのサポート体制になりました。

ライダーは4人。

ZIP社長、通称：シャチョウこと北村久史（右から2番目：北海道ED選手権IB）
小谷昇（左から2番目：北海道ED選手権IB）
木口雄介（左端：北海道ED選手権IB）
橋口宏二（右端：2001年レース中の事故により左腕機能全廃となるがFUNクラス等でエンデューロに復帰している）

北村、小谷、木口は日高2daysや北海道エンデューロ選手権の常連であり、道内では知らない人はいないローカルヒーロー。日高2デイズエンデューロには欠かさず出場しているので、本州のエンデューロライダーも知ってる人は多いのではないでしょうか。

シャチョウと小谷は2年前のBAJA1000ラパスまでのルートだった第50回記念大会にも出場しており無事完走している経験者。小谷は昨年のHidakaRocks2019では総合35位、かっ飛び系予選のアイアンロードでは総合13位と頼れるライダーであり、今回のルートの一番厳しい岩山ガレガレ部分を受け持つ事となりました。スタート8時間前になってもコース発表にならず、2転3転するコース変更に半ば開き直りで挑むしかなさそう。本来の受付車検日は、町中酷い様子でした。



この日は、さっさと車検を済ませたJohnnyCampbellさんに会えました。

この人ですよ。

もうプレランも行かず受付だけ済ませ、車検を見学したり買い物したりしてブラブラ。

天気が悪く、ようやく開いてる店を見つけました

セビーチェ大好きなんですよ～（魚介のカクテル）

ショッピングセンターには色んな唐辛子に混じってハバネロも普通に売ってるんですけど…触りたくない

　

オリジナルサルサソース、美味しそう

海が近いので魚が安いです（タブン）

みんな知ってるビンボーパンとビンボートラック

とりあえずTECATE爆買

スーパーも雨漏りが酷いし対処が雑…。

大雨の日をやり過ごし、大会事務局もスタートを1日ディレイ。翌日は晴れました！　車検に行こう！　車検、ポディウムはもうお祭り騒ぎ。ここにたつ人はみんなヒーローです。やっとBAJA感が出てきました。



車検を受けるとそこにはBAJAでお馴染み（最近ではGNCCガイドツアーでお馴染み、かな？）オフィスフォレストの本林さんがみんなの写真を撮っていました。

そうそう、1Xで走るDavidKamoにも久しぶりの再開！

2014年のGEKKO-ONEとJNCCプラザ阪下に来てくれた彼です。

何を隠そう（隠してない）2012年に私が雑誌rider誌のBAJAサポートに行ったとき、ひょんな事からKamoのママと同じ部屋で泊まることとなり、すっかり仲良くなった事から「日本で走りたい」という話を聞きました。で、HONDAの協力（主にSRJ）G-NET、JNCCの協力を得て来日が叶ったのです。

さてさて前置きが長くなりましたが、いよいよスタートに続きます！