第3世代マシンの『Gen3』が導入されたフォーミュラE。Gen2と比べると大幅に出力が上がっているが、12月13日からバレンシアでスタートしたプレシーズンテストでは、まだその速さが見えてきていない。
Gen3マシンはGen2と比べて60kg軽くなっている上、最大出力が100kW(250→350kW)アップしている。にもかかわらず、昨年のバレンシアテストのベストラップ(1分25秒763)を更新したのは、テスト2日目になってからだった。マセラティのマキシミリアン・ギュンターが1分25秒449をマークしたのだが、それでもコンマ3秒ほどの更新に留まったのだ。
■まさにギュンター無双? 初日に続いてトップタイム連発、レースシミュレーションでも速さ見せる|FEテスト2日目
マセラティのエドアルド・モルタラは、チームメイトであるギュンターのラップについて、ペースの差は当初の予想より小さいかもしれないが、旧型マシンで培った4年分のノウハウがチームにはないことを強調した。
また、性能向上のほとんどはレースでより明らかになってくるとし、Gen3の初期に比較するのはフェアではないと説明した。
「マックス(ギュンター)は昨年の僕よりも速いタイムを出している。だからすでに予選ラップよりも速くなっているんだ」
「もっと大きな差を予想していた人もいたかもしれないけれど、それは僕らがマシンをよりよく使いこなすことで得られるものだろう」
「クルマの効率が格段に良くなっているから、ターゲットがあるレースでは、おそらく実際にはもっと大きな差があるはずだ」
「まだもっと発見できることがあると思う。昨年のGen2は、ソフトウエアを微調整して、熟知しているマシンの性能をほぼ100%引き出していたんだ」
「僕たちはまだここから、多くのモノを発見する必要があるのだろう。だから今すぐ比較するのはフェアじゃないんだ」
アントニオ・フェリックス・ダ・コスタは、マシンがよりパワフルになるためドライバーがそのパワーを効果的に発揮するのがより難しくなるものの、チームとしてシーズン中にもっとペースを引き出せるようになると確信しているという。
彼はドライバーのミスも多くなり、レースでの展開もより複雑になると語った。
「以前よりパワーがあるけれど、今のところコンディションによっては、それを使いこなすのは難しい」
「ドライバーのミスが増えるのは、見ている人にとってもいいことだと思う。このクルマを支配するのは難しいし、とてもいいレースができると思う」
「まだ思ったほど速くないかもしれないけれど、時間が経てば速さが発揮できるだろう」
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