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アウディ 新型「A3」「S3」を発表

掲載 更新 32
アウディ 新型「A3」「S3」を発表

アウディ ジャパンは2021年4月21日、4代目となるプレミアムCセグメントの新型「A3スポーツバック/セダン」、「S3スポーツバック/セダン」をフルモデルチェンジし発表、受注を開始しました。

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4代目(8Y型)は、2020年春のジュネーブモーターショーでデビューの予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大によりショーは中止され、4月にオンラインで発表されました。欧州ではA3スポーツバック/セダンは7月から発売。そしてS3は少し遅れて8月に発表されています。

4代目となるニューモデルは、よりスポーティなデザインを採用し、より高効率化されたエンジンと熟成されたサスペンション、デジタル化した操作系やディスプレイ、さらに高機能になったインフォテイメントシステムやドライバーアシスタンスシステムなど、全方位での進化を果たしています。グレード構成は、ベース/アドバンスド/Sラインという3グレードとなっています。

デザインとパッケージング

エクステリアは、最新のアウディ・デザインを採用し、低くワイドなシングルフレームとフロントエンドの大型エアインテークやエッジの効いたLEDヘッドライトによりプレミアム・コンパクトカーのダイナミックなキャラクターを強調。

ヘッドライトからリヤライトへとつながるショルダーラインに加えて、アウディ・クワトロをイメージしたブリスターフェンダー、彫刻的な凹面形状のドアパネルが、力強いサイドビューを形成しています。

またセダンは、スポイラー形状のトランクリッドエンドを採用しています。空力性能はパネルによって覆われたアンダーボディ、形状が改善されたミラー、ブレーキの冷却機能により空気抵抗が減少し、スポーツバックのCd値は0.28、セダンはは0.25と極めて優れています。

スポーツバックのボディサイズは、従来モデル比で全長は20mm延長され4345mm(アドバンスド)、全幅は30mm拡幅され1815mmとなっています。その結果、室内空間は全体的に拡大されています。ラゲッジ容量は380L(最大1200L)です。

セダンは先代モデルと比較して、全長は30mm延長され4495mm(アドバンスド)となりました。なおホイールベースは変更されていません。全幅は+20mmの1815mmで、全高は+20mmの1425mm(アドバンスド)です。

また運転席のポジションを下げたことでフロントヘッドルームは+20mmとなり、エルボールームも広くなっています。ラゲッジ容量は425Lです。

インテリアは、センターコンソールを運転席側に向けたドライバーオリエンテッドなデザインを採用。またサステイナブルな取り組みの一環として、Sラインの標準シートのクロス部分に、リサイクルペットボトルを原料とした素材を採用しています。

1台分のシートで、1.5L容量のペットボトル換算で最大45本分を使用し、さらにフロアカーペットなどにもペットボトル62本分がリサイクル利用されています。インテリア以外のコンポーネントも、断熱材や吸収材、ラゲージコンパートメントのサイドパネル、積載フロア、マットなどにもリサイクル原料が使用されています。

メーターパネルは10.25インチの高解像度液晶ディスプレイに、メーター類をはじめ、DIS(ドライバーインフォメーションシステム)や、地図表示などの機能を統合したアウディバーチャルコックピットをオプションで設定。インフォテイメントは、最新の10.1インチのタッチスクリーン式「MIB3」MMIナビゲーションシステムを搭載しています。

プラットフォームは横置きエンジン用プラットフォーム「MQBevo」を採用。キャビン骨格など、ボディの30%(重量比率)に熱間成型スチールを採用することで、高いボディ剛性と軽量化、優れた安全性を実現しています。

パワーユニットとシャシー

パワートレーンでは、30TFSIは最高出力110ps、最大トルク200Nmを発揮する1.0TFSIエンジンを搭載。日本へ市場導入されるプレミアムコンパクト・セグメントでは初めて、ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と48Vリチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッドドライブシステムを組み合わせることで、低燃費化を図るとともに、加速時にはモーターによるアシストによって走行性能を向上させています。

一方、40TFSIモデルは、190ps/320Nmを発生する2.0TFSIエンジンを搭載し、クワトロ・システムと組み合わせられます。トランスミッションは両エンジンともに高効率で素早い変速を可能にする7速Sトロニックを搭載。サスペンションは30TFSIは前がマクファーソンストラット式、リヤがトーションビーム式。40TFSIはマクファーソンストラット式でリヤはウィッシュボーン式となります。

また最新の安全技術と運転支援システムを採用しています。従来のアダプティブクルーズコントロールやアクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシストを統合した、アダプティブクルーズアシストをオプションとして用意。前走車の追従機能に加えて、車線からのはみ出しを自動で修正する車線維持機能を備えています。

S3スポーツバック/セダン詳解

S3スポーツバック/セダンはボンネットの先端に往年のアウディ・クワトロを彷彿とさせるデザインのスリットを備え、さらにハニカムパターンのシングルフレームグリルや大型のエアインテークを備えたフロントバンパー、専用デザインのリヤディフューザー、左右4本出しのテールパイプなどによりスポーツ性を強調しています。

インテリアは黒を基調にスポーツシートを採用するなど、プレミアムスポーツの雰囲気を高めています。S3には12.3インチのバーチャルコックピットプラスが標準装備されます。

Sモデルに搭載される2.0TFSIエンジンは最大1.8barの過給圧のターボチャージャーと350barの燃料噴射を備え、最高出力310ps、最大トルク 400Nmを発生。トランスミッションは7速Sトロニックで、電子制御式油圧多板クラッチを用いたクワトロ・システムを組み合わせています。

サスペンションは、フロントがマクファーソンストラット式、リヤがウィッシュボーン式で、ベースモデルに比べて車高を15mm低く設定したスポーツ・サスペンションとなっています。またオプションで電子制御式のダンピングコントロールサスペンションを選択することも可能です。

ラゲッジルームの容量はスポーツバックが380L1145L、セダンが425Lです。

アウディ A3・S3 諸元表

価格

導入記念の「1stエディション」を設定

A3 30TFSIアドバンスドをベースに装備を充実したモデルをスポーツバックとセダンにそれぞれ375台と125台、S3スポーツバックを125台の限定で発売されます。

「1stエディション」価格

A3スポーツバック:453万円(税込み)
A3セダン:472万円(税込み)
S3スポーツバック:711万円(税込み)

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みんなのコメント

32件
  • アウディはジャーマンプレミアムスリーの中でも、
    クワトロを貫いているので、
    独自性を感じ良いですね。
  • S1がマニュアルで楽しいです。新車から5年乗ってるけど故障は一度もない。S3もマニュアルなら乗り換えるのに。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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