現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > もはや覚えられない…! 正式名が長すぎて覚えられないクルマ5選

ここから本文です

もはや覚えられない…! 正式名が長すぎて覚えられないクルマ5選

掲載 87
もはや覚えられない…! 正式名が長すぎて覚えられないクルマ5選

■日本車の「車名」は長い!?

 日本車の中には、車名+グレード名がとても長いクルマがあります。あまりに長くて、覚えるのも大変なほどです。今回はその中から特に文字数が多い5車種をセレクトしてお送りします。

トヨタ「2000GT」が50年ぶりに復活!? ロングノーズを完全再現した「2020GT」の正体とは

 日本車はクルマ自体の車名が多いですが、さらにグレード・仕様違いが細分化されており、ひとつの車種でもすべて合わせると膨大な数になります。

 近年のクルマは車種の整理が進み、グレード数も減少していますが、車名+グレード名が長いモデルも、下記のようにいくつかあります。

●トヨタ「アルファードハイブリッド エグゼクティブラウンジS」・・・24文字
●トヨタ「MIRAI Zエグゼクティブパッケージ アドバンスドドライブ」・・・23文字
●日産「エルグランド 350 ハイウェイスター プレミアムアーバンクロム」・・・29文字
●ダイハツ「シフォンカスタム RSリミテッド スマートアシスト4WD」・・・26文字
●ダイハツ「キャストスタイル Gターボ プライムコレクションSAIII 4WD」・・・30文字

 ところが、車種が飛躍的に増えた1980~1990年代では、「車名と合わせると30文字オーバー」が数多く存在していました。

 当時は車種のみならず、ボディバリエーションや搭載エンジンが多種にわたり、しかもグレード数も多く、さらにその名が長い場合もあるため、長い車名+グレード名の「車名」は珍しくなく、聞き慣れていました。

 文字数が多い「車名」の一例を挙げると

●トヨタ「クレスタ 2000 スーパールーセント ツインカム24」・・・23文字
●トヨタ「カローラII 3ドア 1300キャンバストップ ウィンディ」・・・25文字
●日産「ローレルスピリット 1500 スーパーグランドリミテッド」・・・26文字
●三菱「パジェロミッドルーフワゴン V6 3000 スーパーエクシード」・・・28文字
●いすゞ「ビッグホーン スペシャルエディション バイ ロータス ロングハイルーフ」・・・31文字

 など枚挙にいとまがありません。

 そこでここからは、特に長い35文字以上の「車名」をいくつか選んでみることにしました。選抜の際は、メーカー名は含まず、必然的に名称が長くなる限定車、特別仕様車なども除いています。

■日産「パルサー 3ドアハッチバック 1500 トリプルビスカス4WD ミラノX1-E」(35文字)

 1980年代後半から1990年代にかけての日産車には、とくに長い「車名」が多く見られました。

 その代表格として頻繁に語られるのが、3代目「パルサー」に設定されたこちらのグレードです。機構名をそのままグレードに冠するため、長い車名になってしまっています。

 なおこの世代のパルサーには、ほかにも「4ドアサルーン スーパーエクセレンストレンダ」など、長めの「車名」が多い傾向がありました。

■トヨタ「クラウン ステーションワゴン 2400ディーゼルターボ スーパーサルーンエクストラ」(38文字)

 1987年登場の8代目「クラウン」にも、7代目同様にステーションワゴンが設定されました。その中で最上級モデルが「スーパーサルーンエクストラ」。この2.4リッターディーゼルターボエンジン仕様では、なんと38文字に達します。

 8代目クラウンは1991年にフルモデルチェンジしましたが、セダンとステーションワゴン・バンについては販売を継続。それぞれ1995年・1999年まで生産されました。

■日産「サニー 4ドアセダン ディーゼル1700 フルオートフルタイム4WD スーパーサルーン」(38文字)

 日産を代表する実用小型車「サニー」。1990年に登場した7代目でも多種多様なグレード展開が行われましたが、その中で「ディーゼル1700」「フルオートフルタイム4WD」「スーパーサルーン」という長め要素が組み合わさったこの「車名」が、一番長いようです。

■三菱「デリカスターワゴン4WD 2500ディーゼルターボ クリスタルライトルーフ スーパーエクシード」(43文字)

 ミニバンの居住性・積載性と悪路走破性の高さを両立し、高い人気を保つ三菱「デリカD:5」。その前身といえるのが、三菱「デリカスターワゴン」です。

 1986年デビューの2代目では、洗練された外観を得て、さらに人気を獲得しました。「スーパーエクシード」は1990年に追加された最上位グレードです。

 「クリスタルライトルーフ」は、当時のワンボックスワゴンが競って備えたガラスルーフの一種でした。

■日産「セドリック 4ドアハードトップ V30ツインカムターボ グランツーリスモアルティマSパッケージ」(44文字)

 1991年から1995年まで販売された8代目「セドリック」/9代目「グロリア」にも設定されていたスポーティグレード、「グランツーリスモ」。

 中でも上位グレードの「アルティマ」は、長い「車名」の代表格です。さらにSパッケージともなると、なんと44文字。

 実は文字数だけで見るならば、

●トヨタ「エスティマルシーダ Gラグジュアリーパッケージ 4WD 2200ディーゼルターボ」・・・36文字
●マツダ「ボンゴフレンディ RF-S 2500ディーゼルターボ4WD オープンフリートップ」・・・36文字
●日産「バネットラルゴ コーチ ディーゼルターボ2000 4WD スーパーサルーン パノラマルーフ」・・・39文字
●トヨタ「ハイエースワゴン 3.0スーパーカスタムリミテッド トリプルムーンルーフ ディーゼルターボ4WD」・・・45文字

 など他に長いものはいくつもあるのですが、「ディーゼルエンジン」と「ルーフ形状」で文字数が増えるという意味ではあまり変化がないので、選外としました。

 グレードによる装備・価格差が現在より明確だった当時は、機構名やいかにも高級そうなグレード名が与えられていましたが、現在ではグレード名もシンプルになり、その代わりに「ハイブリッド」や「PHEV」、「先進安全運転支援技術」などが付くことが増え、装備の違いに関しても「パッケージ」で分けることがよく見られます。

 時代によって変わっていくグレード名。かつてのような、ながーい「車名」が復活することもあるかもしれません。

文:くるまのニュース 遠藤イヅル
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

【クルマ文化を一緒に盛り上げたい】レーシングドライバー塚本ナナミがS耐参戦へ向け、クラウドファンディング開始!
【クルマ文化を一緒に盛り上げたい】レーシングドライバー塚本ナナミがS耐参戦へ向け、クラウドファンディング開始!
AUTOCAR JAPAN
計画から68年、なかなかできない超重要道路「横浜藤沢線」12月に一部4車線化! 圏央道アクセス担う
計画から68年、なかなかできない超重要道路「横浜藤沢線」12月に一部4車線化! 圏央道アクセス担う
乗りものニュース
ハーレー「“新型”ミドルクラスネイキッド」登場! “440cc”のちょうどいいサイズで扱いやすい! “X”シリーズの新顔「X440」インドで発表
ハーレー「“新型”ミドルクラスネイキッド」登場! “440cc”のちょうどいいサイズで扱いやすい! “X”シリーズの新顔「X440」インドで発表
くるまのニュース
スズキ初の量産EV『eビターラ』、最高評価の5つ星を獲得…インドNCAP
スズキ初の量産EV『eビターラ』、最高評価の5つ星を獲得…インドNCAP
レスポンス
【ホンダ・リード125】定番の原付ニ種スクーター、カラーバリエーション変更で2026年1月29日発売! 価格は35万2000円
【ホンダ・リード125】定番の原付ニ種スクーター、カラーバリエーション変更で2026年1月29日発売! 価格は35万2000円
モーサイ
キャンピングカー市場1100億円突破! なぜ市場は「新車」「中古」で二分されるのか? 市場拡大の裏側で進む変化とは
キャンピングカー市場1100億円突破! なぜ市場は「新車」「中古」で二分されるのか? 市場拡大の裏側で進む変化とは
Merkmal
3列7人乗りSUVがフルモデルチェンジ! メルセデス・ベンツ新型『GLB』発表 車内は広く快適に
3列7人乗りSUVがフルモデルチェンジ! メルセデス・ベンツ新型『GLB』発表 車内は広く快適に
AUTOCAR JAPAN
スズキ「V-STROM 800」2025年モデル 新色となって再評価「この価格はありがたい」など反響
スズキ「V-STROM 800」2025年モデル 新色となって再評価「この価格はありがたい」など反響
バイクのニュース
「なんかこの信号永遠に赤なんじゃねーの?」 信号機の変わるタイミングはどう決まる?
「なんかこの信号永遠に赤なんじゃねーの?」 信号機の変わるタイミングはどう決まる?
WEB CARTOP
“無施錠・エンジンかけっぱなし”の「パトカー」盗まれた!? 逮捕された男「乗り心地が良さそうだと思って」 “車両の管理体制”に賛否両論
“無施錠・エンジンかけっぱなし”の「パトカー」盗まれた!? 逮捕された男「乗り心地が良さそうだと思って」 “車両の管理体制”に賛否両論
くるまのニュース
サンキューピアストリ! ランド・ノリス、初のF1王者は『学びが多かった』チームメイトのおかげ
サンキューピアストリ! ランド・ノリス、初のF1王者は『学びが多かった』チームメイトのおかげ
motorsport.com 日本版
建造中の海自「最新ステルス艦」を捉えたレアショットが公開! 豪州の要人が造船所を視察
建造中の海自「最新ステルス艦」を捉えたレアショットが公開! 豪州の要人が造船所を視察
乗りものニュース
買いたくてもいまだに買えない!? トヨタ「ランクル250」登場から1年半でも“受注停止”の謎 どうすれば手に入る? 販売現場に聞いてみた
買いたくてもいまだに買えない!? トヨタ「ランクル250」登場から1年半でも“受注停止”の謎 どうすれば手に入る? 販売現場に聞いてみた
VAGUE
「スタッドレスとかチェーンある?」「融雪剤はやばい?」雪にまつわるバイクのQ&A
「スタッドレスとかチェーンある?」「融雪剤はやばい?」雪にまつわるバイクのQ&A
WEBヤングマシン
メルセデスが選手権2位を獲得「グラウンドエフェクト時代には苦しみ続けた。新規則の下でタイトルを狙いたい」とラッセル
メルセデスが選手権2位を獲得「グラウンドエフェクト時代には苦しみ続けた。新規則の下でタイトルを狙いたい」とラッセル
AUTOSPORT web
【ディーゼルとPHEV】日産が中国でピックアップトラック『フロンティア・プロ』発表 中国発のグローバルモデル
【ディーゼルとPHEV】日産が中国でピックアップトラック『フロンティア・プロ』発表 中国発のグローバルモデル
AUTOCAR JAPAN
豊田通商グループのプラニック、環境大臣表彰受賞…「Car to Car水平リサイクル」で温室効果ガス削減
豊田通商グループのプラニック、環境大臣表彰受賞…「Car to Car水平リサイクル」で温室効果ガス削減
レスポンス
日本精工、半導体製造向け高精度アライメントテーブル初公開へ…SEMICON JAPAN 2025
日本精工、半導体製造向け高精度アライメントテーブル初公開へ…SEMICON JAPAN 2025
レスポンス

みんなのコメント

87件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村