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もはや覚えられない…! 正式名が長すぎて覚えられないクルマ5選

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もはや覚えられない…! 正式名が長すぎて覚えられないクルマ5選

■日本車の「車名」は長い!?

 日本車の中には、車名+グレード名がとても長いクルマがあります。あまりに長くて、覚えるのも大変なほどです。今回はその中から特に文字数が多い5車種をセレクトしてお送りします。

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 日本車はクルマ自体の車名が多いですが、さらにグレード・仕様違いが細分化されており、ひとつの車種でもすべて合わせると膨大な数になります。

 近年のクルマは車種の整理が進み、グレード数も減少していますが、車名+グレード名が長いモデルも、下記のようにいくつかあります。

●トヨタ「アルファードハイブリッド エグゼクティブラウンジS」・・・24文字
●トヨタ「MIRAI Zエグゼクティブパッケージ アドバンスドドライブ」・・・23文字
●日産「エルグランド 350 ハイウェイスター プレミアムアーバンクロム」・・・29文字
●ダイハツ「シフォンカスタム RSリミテッド スマートアシスト4WD」・・・26文字
●ダイハツ「キャストスタイル Gターボ プライムコレクションSAIII 4WD」・・・30文字

 ところが、車種が飛躍的に増えた1980~1990年代では、「車名と合わせると30文字オーバー」が数多く存在していました。

 当時は車種のみならず、ボディバリエーションや搭載エンジンが多種にわたり、しかもグレード数も多く、さらにその名が長い場合もあるため、長い車名+グレード名の「車名」は珍しくなく、聞き慣れていました。

 文字数が多い「車名」の一例を挙げると

●トヨタ「クレスタ 2000 スーパールーセント ツインカム24」・・・23文字
●トヨタ「カローラII 3ドア 1300キャンバストップ ウィンディ」・・・25文字
●日産「ローレルスピリット 1500 スーパーグランドリミテッド」・・・26文字
●三菱「パジェロミッドルーフワゴン V6 3000 スーパーエクシード」・・・28文字
●いすゞ「ビッグホーン スペシャルエディション バイ ロータス ロングハイルーフ」・・・31文字

 など枚挙にいとまがありません。

 そこでここからは、特に長い35文字以上の「車名」をいくつか選んでみることにしました。選抜の際は、メーカー名は含まず、必然的に名称が長くなる限定車、特別仕様車なども除いています。

■日産「パルサー 3ドアハッチバック 1500 トリプルビスカス4WD ミラノX1-E」(35文字)

 1980年代後半から1990年代にかけての日産車には、とくに長い「車名」が多く見られました。

 その代表格として頻繁に語られるのが、3代目「パルサー」に設定されたこちらのグレードです。機構名をそのままグレードに冠するため、長い車名になってしまっています。

 なおこの世代のパルサーには、ほかにも「4ドアサルーン スーパーエクセレンストレンダ」など、長めの「車名」が多い傾向がありました。

■トヨタ「クラウン ステーションワゴン 2400ディーゼルターボ スーパーサルーンエクストラ」(38文字)

 1987年登場の8代目「クラウン」にも、7代目同様にステーションワゴンが設定されました。その中で最上級モデルが「スーパーサルーンエクストラ」。この2.4リッターディーゼルターボエンジン仕様では、なんと38文字に達します。

 8代目クラウンは1991年にフルモデルチェンジしましたが、セダンとステーションワゴン・バンについては販売を継続。それぞれ1995年・1999年まで生産されました。

■日産「サニー 4ドアセダン ディーゼル1700 フルオートフルタイム4WD スーパーサルーン」(38文字)

 日産を代表する実用小型車「サニー」。1990年に登場した7代目でも多種多様なグレード展開が行われましたが、その中で「ディーゼル1700」「フルオートフルタイム4WD」「スーパーサルーン」という長め要素が組み合わさったこの「車名」が、一番長いようです。

■三菱「デリカスターワゴン4WD 2500ディーゼルターボ クリスタルライトルーフ スーパーエクシード」(43文字)

 ミニバンの居住性・積載性と悪路走破性の高さを両立し、高い人気を保つ三菱「デリカD:5」。その前身といえるのが、三菱「デリカスターワゴン」です。

 1986年デビューの2代目では、洗練された外観を得て、さらに人気を獲得しました。「スーパーエクシード」は1990年に追加された最上位グレードです。

 「クリスタルライトルーフ」は、当時のワンボックスワゴンが競って備えたガラスルーフの一種でした。

■日産「セドリック 4ドアハードトップ V30ツインカムターボ グランツーリスモアルティマSパッケージ」(44文字)

 1991年から1995年まで販売された8代目「セドリック」/9代目「グロリア」にも設定されていたスポーティグレード、「グランツーリスモ」。

 中でも上位グレードの「アルティマ」は、長い「車名」の代表格です。さらにSパッケージともなると、なんと44文字。

 実は文字数だけで見るならば、

●トヨタ「エスティマルシーダ Gラグジュアリーパッケージ 4WD 2200ディーゼルターボ」・・・36文字
●マツダ「ボンゴフレンディ RF-S 2500ディーゼルターボ4WD オープンフリートップ」・・・36文字
●日産「バネットラルゴ コーチ ディーゼルターボ2000 4WD スーパーサルーン パノラマルーフ」・・・39文字
●トヨタ「ハイエースワゴン 3.0スーパーカスタムリミテッド トリプルムーンルーフ ディーゼルターボ4WD」・・・45文字

 など他に長いものはいくつもあるのですが、「ディーゼルエンジン」と「ルーフ形状」で文字数が増えるという意味ではあまり変化がないので、選外としました。

 グレードによる装備・価格差が現在より明確だった当時は、機構名やいかにも高級そうなグレード名が与えられていましたが、現在ではグレード名もシンプルになり、その代わりに「ハイブリッド」や「PHEV」、「先進安全運転支援技術」などが付くことが増え、装備の違いに関しても「パッケージ」で分けることがよく見られます。

 時代によって変わっていくグレード名。かつてのような、ながーい「車名」が復活することもあるかもしれません。

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