■5代目に進化したメルセデスのベストセラーモデル
メルセデス・ベンツ日本は2021年6月29日、ベストセラーモデルの新型「Cクラス(セダン/ステーションワゴン)」を発表、同年7月下旬からC200およびC220dの先行予約受付を開始します。
【画像】まるで小型のSクラス!? メルセデス新型「Cクラス」を見る(28枚)
Cクラスは、1982年にメルセデス・ベンツ初のDセグメントモデルとして登場したW201型「190クラス」を起源とするモデルで、常にセグメントのベンチマークとされているモデルです。1993年に登場したW202型で、はじめてCクラスという名称に変更されました。1982年の登場以来、全世界での販売台数は1050万台を超えています。
日本においては2014年から発売されている4代目となる先代Cクラスですが、セダンとステーションワゴン合わせて累計10万台以上を販売、2014年から2019年まで年間のDセグメント登録台数ナンバーワンを達成しています。
今回発表されたのはセダンが「C200アバンギャルド」「C200 4MATICアバンギャルド」「C220dアバンギャルド」「C350eアバンギャルド」の4グレード、ステーションワゴンが「C200アバンギャルド」「C220dアバンギャルド」の2グレードになります。
セダンのC200およびC220dについては同年秋ごろ、C200 4MATICは2022年第1四半期、C350eは2022年中ごろ、ステーションワゴンのC200およびC220dは2022年第1四半期の配車開始を予定しています。
外観では、先代モデルと比較して全幅はプラス10mmに抑えながら、全長は65mm、ホイールベースは25mm伸長し、伸びやかなシルエットになっているのが特徴です。ボディサイズは全長4751mm×全幅1820mm×全高1438mm、ホイールベースは2865mm(欧州参考値)です。
ボディラインやエッジを大幅に削減、曲線を描く彫刻的な面により特殊な陰影を生み出したデザインとなります。空気抵抗係数(Cd値)はセダンが最小で0.24、ステーションワゴンが0.27という優れたエアロダイナミクスを実現しています。
内装は新型「Sクラス」の要素を取り入れながら、Cクラスらしいスポーティさを加えています。ダッシュボードは上下ふたつの部分に分かれ、上部は翼のような形状に航空機エンジンのナセルを思わせる丸みを付けたエアアウトレットを配置。下部には大きなインテリアトリムがあしらわれています。また縦型11.9インチのメディアディスプレイは6度ドライバー側に傾けられ、運転席に備わる12.3インチの大型コックピットディスプレイは自立型で、浮いているようなデザインになっています。
また日本で販売されるDセグメント乗用車で初の「ARナビゲーション」を採用。従来のナビでは目的地を設定して行き先案内をする場合、地図上に進むべき道路がハイライトされますが、新型Cクラスではそれに加え、車両の全面に広がる景色がナビ画面の一部に映し出され、進むべき道路に矢印が表示されます。
さらに新型Sクラス同様、ドライバーの指紋、声のいずれかの生体認証もしくはPINコードによる認証が可能です。これにより、シート/ステアリング/サイドミラーのポジションやコックピットディスプレイの表示スタイル、ペアリングした携帯情報端末、ナビのお気に入り設定などを統合して読み取ることが可能です。
メルセデス・ベンツ新型「Cクラス セダン」車両価格(消費税込、以下同様)
・C200アバンギャルド(ISG搭載モデル):654万円
・C200 4MATIC アバンギャルド(ISG搭載モデル):684万円
・C220dアバンギャルド(ISG搭載モデル):682万円
・C350eアバンギャルド:未定
メルセデス・ベンツ新型「Cクラス ステーションワゴン」車両価格
・C200アバンギャルド(ISG搭載モデル):680万円
・C220dアバンギャルド(ISG搭載モデル):708万円
■パワートレインは全ラインナップが電動化
新型Cクラスのパワートレインは、ISGもしくはプラグインハイブリッド(PHEV)により全ラインナップが電動化されています。
C200およびC200 4MATICは、エンジン単体で204馬力・300Nmを発生する、新型1.5リッター直列4気筒ターボ「M254」を採用。C220dはエンジン単体で200馬力・440Nmを発生する、2リッター直列4気筒クリーンディーゼルターボ「OM654M」が採用されます。
両パワートレインともエンジンとトランスミッションの間に配置されるマイルドハイブリッドシステムISGによって、短時間、最大20馬力・200Nmのブーストが可能です。C220dにおいては、メルセデス・ベンツ初のクリーンディーゼルエンジンとISGを組み合わせたモデルとなります。
また2022年内の日本導入が予定されているC350eは、204ps・320Nmを発生する1.5リッター直列4気筒ターボエンジンに、最大129馬力・440Nmを発生する電気モーターを組み合わせたPHEVモデルです。内部に冷却システムを備えた25.4kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを採用し、回生ブレーキによるエネルギー回収能力を高めるなどの結果、電気のみでの走行可能距離100kmを達成しています。
新型Cクラスのトランスミッションは全モデルで「9Gトロニック(9速AT)」を採用、変速比幅が広いことからエンジン回転数が大幅に低減され、優れたエネルギー効率と快適性を実現しています。
※ ※ ※
従来からCクラスは高い小回り性能が美点ですが、新型Cクラスでは新型Sクラスにも搭載された後輪操舵システム「リアアクスルステアリング」を採用することで、さらに進化しています。
約60km/h以下ではリアホイールをフロントホイールとは逆方向に最大2.5度傾けます。これにより日常の走行シーンや駐車する際には回転半径が小さくなるため、より扱いやすくなります。また約60km/hを超えると、リアホイールをフロントホイールと同じ方向に最大2.5度操舵することで、走行安定性を大きく高めます。従来のメルセデスの美徳である小回り性能を犠牲にしないだけでなく、中高速域での安定性や優れたハンドリングも並立させています。
また左右のヘッドライト「DIGITALライト」は、それぞれ照明モジュールを備えています。130万個の微小な鏡により光を屈折させることで照射方向を定めるもので、デザイン性も高められています。ヘッドライト片側で130万のエリアに分割可能な光を照射するため、きわめて正確な配光が可能となり、ハイビームアシストが対向車や道路標識に光が当たらないように調整する制度が大きく高まっています。
さらに新型Cクラスでは、自動車が通信することにより利便性を向上する先進的なテレマティクスサービス「メルセデスミー・コネクト」を標準設定。これは24時間緊急通用サービスなどを最大10年間無償で提供する「安心安全サービス」、スマホからナビの目的地を遠隔設定できるSend2Carなどを3年間無償で提供する「快適サービス」のふたつのカテゴリーで構成されます。
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