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トヨタ、新型RAV4を発売 世界初をうたう新4WDシステムを採用

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トヨタ、新型RAV4を発売 世界初をうたう新4WDシステムを採用

トヨタ自動車は4月10日、クロスオーバーSUVの新型「RAV4」を発売した。クロスオーバーSUVの先駆けとして25年の歴史を誇るRAV4。今回発売されたモデルは5代目にあたり、SUVらしい力強さを求める一方、走行性能や使い勝手にもこだわっている。

なかでも注目は、世界初をうたう新4WDシステム「ダイナミック トルクベクタリング AWD」だ。このAWDシステムは前後トルクに加え、後輪トルクを左右独立で制御することが特徴。これにより狙った通りのラインを安定して走ることができ、オフロードだけではなく、オンロードでもメリットが得られるものとなっている。また4WD走行が不要な場面では後輪への駆動力の伝達をOFFにして燃費向上を図るディスコネクト機構も採用している。

パワートレインは、2リッターエンジンに無段変速機「ダイレクトシフト-CVT」を組み合わせたガソリン仕様のパワートレイン(最高出力171PS、最大トルク207Nm)と、2.5リッターエンジンにモーターおよび電気式無段変速機を組み合わせたハイブリッドパワートレイン(システム最高出力:AWD 222ps・2WD 218ps)を設定している。

燃費は、実用燃費に近いWLTCモードでガソリン車が15.2km/L、ハイブリッド車は20.6km/L(いずれも4WDの場合)を達成した。

デザインは標準タイプのほかに、専用フロントグリルや専用バンパー、スキッドプレートなどでオフロードイメージを高めた「アドベンチャー」を用意し、ユーザーが好みで選択できるようにした。

使い勝手の面では、580リッターの荷室容量を誇り、床面の高さを2段階に調整できるラゲッジルームや、リアバンパーの下に足をかざすだけでリアハッチの開閉ができるハンズフリーパワーバックドアを採用したのが特徴。またスマートフォンなどの充電ができるUSB端子はコンソールボックス内部に2個、後端部に2個と豊富に用意している。

機能面では、歩行者(昼間・夜間)や自転車(昼間のみ)を検知可能なプリクラッシュセーフティなどの安全装備をパッケージ化したトヨタ セーフティ センスを全車に標準装備。また車載通信機DCMも全車に標準装備した。

価格はガソリン車が260万8200円から334万8000円、ハイブリッド車は320万2200円から381万7800円。

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