この記事をまとめると
■ホンダがシェアサイクル分野に参入
交通事故での死者ゼロを目指してミリ波レーダーを追加! 全方位センシングに進化した「ホンダ センシング 360」を発表
■モバイルバッテリーを利用した電源システムを開発
■2022年中にテストをする予定
需要の高まるシェアサイクル事業に業界初の技術でホンダが参入
都心部で今急速に拡大している便利な移動手段として「シェアサイクル」が注目されている。
簡単に説明すると、街中に設置されているサイクルステーションから、会員情報を入れた端末などを使って自転車を借り、電車やバスなどの公共交通機関で行きづらい場所などへ移動するための「ラストワンマイル」にピッタリのツールだ。返却は、目的地のそばにあるサイクルステーションでOKなので、往復する必要がないのも特徴だ。
先日関東で起きた大きな地震の際は、電車が止まってしまった影響でシェアサイクルを利用して帰宅した人が多かったことでも注目を浴びたツールなのだ。
そんなシェアサイクル、ひとつ問題点がある。それは「バッテリー」だ。電動サイクルを使用するシェアサイクルには、ペダルの動きをアシストするモーターが装備されているのだが、これを動かすバッテリーの残量がマチマチで、ほとんど空っぽというのもあるのが実情だ。スタッフによって定期的にバッテリーは交換されてはいるのだが、誰かが使えばその分減るのでどれでも満充電というわけにはいかない。
そこに目をつけたのがご存知ホンダ。同社は、そんなシェアサイクルのバッテリー問題を解決すべく、業界初の新しい電源システムを開発した。それが、「シェアサイクル用2電源システム」だ。
「自由な移動の提供」へ向けた新しい取り組み
このシステム、今では多くの人が持ち歩いているという「モバイルバッテリー」を使用したシステムで、ハンドル部に取り付けられた機械に、所有するモバイルバッテリーを接続することで、シェアサイクルのバッテリーを補助するというもの。また、接続中は走っていなくても、モバイルバッテリーから自転車側のバッテリーへ給電するので、自転車のバッテリーが減りづらいというメリットがある。このモバイルバッテリーを利用した装置により、「走行時の補助」と「自転車側のバッテリー給電」という2つが、モバイルバッテリーひとつで実現可能となる画期的なシステムだ。
モバイルバッテリーに求めるスペックは、現状では以下の条件を想定しているという。 出力 :45W
容量 :15000mAh
重量 :300g以内
形状:USB TYPE-C モバイルバッテリー接続時は「モバイルバッテリー側」を優先的に使用するようプログラムされているとのこと。もちろん、モバイルバッテリーがなくても、通常の電動自転車としてシェアサイクルを利用できる。モバイルバッテリーは自転車用に用意する必要はなく、普段はPCやスマートフォンを充電する目的で使用して大丈夫だ。つまり、”ついで”に自転車でも利用できるということ。
ちなみに、今回はホンダとしては初めて特許庁の「スーパー早期審査」を利用してこのシステムに関する特許を取得したという。今後は、このシステムを利用したEVスクーターなどの開発も視野に入れていくとのことだ。
「シェアサイクル用2電源システム」は、ホンダの掲げる「自由な移動の提供」の実現へ向けた新しい取り組みだ。来年の試験以降の大幅な普及に期待したい。
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ホンダは過去にラクーンという電動アシスト自転車を出していたので自転車ははじめてではない。