現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 機能は最新を投入、最強メルセデスSUV「Gクラス」伝説が再び!!

ここから本文です

機能は最新を投入、最強メルセデスSUV「Gクラス」伝説が再び!!

掲載 更新
機能は最新を投入、最強メルセデスSUV「Gクラス」伝説が再び!!

外観はキープコンセプトながら中身は最新現代的に生まれ変わった“G”

39年もの長きに渡り多くの人に愛されてきたGクラスが今年ついに新型へとフルモデルチェンジを果たした。タフネスさとモダンな機能が融合した最新のGをじっくりとインプレッション。

旧車が素敵!『W123メルセデスベンツ』効果絶大な着崩しテクニック

【Mercedes-Benz G-Class】

この写真を見て”Gクラスがフルモデルチェンジした”と聞かされても、多くの読者が信じられないのではないのか? しかし、Gクラスは紛れもなく生まれ変わった。サスペンション形式は前後ともに一新され、フレームのデザインも改められ、ドライブトレインもまったく新しいデザインとされたのだ。では、なぜメルセデスはGクラスのスタイリングには手をつけずに中身を全面的に見直したのか? まずはこの点をご説明しよう。NATO軍の軍用車としても採用されるほど圧倒的なオフロード性能と耐久性を兼ね備えたGクラスには、そうしたヘビーデューティーな側面とは別に華やかな横顔を持っている。タキシードやイブニングドレスをまとったセレブリティたちが夜ごと開かれるパーティにGクラスで乗り付ける……。直線的で無骨ともいえるあのデザインが、むしろゴージャスでファッショナブルだと受け止められているのだ。そこでメルセデスは、ユニークな外観にはなるべく手をつけることなく、最新のテクノロジーを取り入れて現代的なオンロード性能や最先端の安全装備などを盛り込む方針を固める。こうしてできあがったのが、デビューから39年目にして誕生した2代目Gクラスなのである。

その概要をざっと説明すれば、形式的には従来と同じラダーフレームをベースにしつつ、リジッド式だったフロントサスペンションはダブルウィッシュボーン式に昇格。いっぽう、リアサスペンションはリジッド式のまま車軸の位置決めに用いるリンクの数を従来の3本から5本へと増やし、十分な容量のブッシュを用いながらホイールの正確な位置決めを実現。オンロードでのハンドリングと快適性を最新のSUV並みに引き上げようとしたのだ。南仏ペルピニャン周辺で行われた国際試乗会で最初にステアリングを握ったのは『G63AMG』。乗り始めてすぐに感じるのはハーシュネスの軽さで、段差を乗り越えてもゴツゴツした印象は皆無。徐々にスピードを上げても足回りのスムーズな感触は失われず、実に洗練された乗り心地を味わえる。しかも、従来型とは比べものにならないほど静粛性が高く、ロードノイズはほとんど耳に届かないほか、強い横風でも吹かない限り風切り音も気にならない。静粛性や快適性はオフロード性能を優先した最新SUVと比べてもまったく引けをとらないほどだ。ワインディングロードに足を踏み入れても、正確に反応するステアリングのおかげで不安なくコーナーを駆け抜けられた。しかもロール量が巧みにチェックされているため、左右へと切り返すS字コーナーでも狙いどおりのラインがトレースできる。こんなときには『AMG GT』と基本的に共通のV8 4.0ℓ・ターボエンジンが右足の動きに即応したトルクを生み出してくれるので、タイヤの限界に近いペースを維持するのも容易。何をするにもタイムラグが大きかった従来型とは別物の軽快な走りを楽しめたのである。特設のオフロードコースには標準仕様の『G500』で挑んだが、50%に迫る登り勾配でもトラクションが抜ける気配はなく、ただアクセルを踏んでいるだけでグイグイと前に進んでいく。その走りは、ブレーキ制御でトラクションを稼ぎ出す最近のSUVとはまるで異なる、実に力強いものだった。オンロードにおける『G500』の印象は『G63 AMG』に準じるが、タイヤとサスペンションのマッチングは『G63 AMG』のほうが良好でむしろ快適に感じられたのは意外だった。いずれにせよ、オンロードとオフロードの性能をこれだけ高い次元で両立させたことは驚異的とさえいえる。その源となったのが、40年近いGクラスの歴史であり、このモデルのために専用設計されたプラットフォームの実力にあることは間違いない。これからもGクラスは幅広い層から支持され続けることだろう。

狭さを感じた先代とは異なり横方向にゆとりができた新型の室内空間。全面的に現行メルセデスのデザインがふんだんに取り入れられている。後席はレッグルームを15cmも拡大。インフォテイメントシステムを一新し、同時にインパネ回りもグッとモダンに。変わらないのはコンソール中央に収まるデフロックスイッチのみだ。

両サイドが大きく張り出しているのは先代同様だが、それでも容積は最大で1941ℓとアップ。リアシートは2:1の分割可倒式。

アプローチアングルは30.9度、デパーチャーアングルは29.9度、ランプブレークオーバーアングルは25.7度、最低地上高は241mmと、先代モデルよりもクロカン性能は向上。エンジンは4ℓV8ターボで、『G63 AMG』では585ps/850Nm、『G500』では422ps/610Nmを発揮する。

http://www.mercedes-benz.co.jp

(レポート:大谷達也)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

スズキ『V-STROM 250SX』がカラーリング変更、新価格は59万1800円
スズキ『V-STROM 250SX』がカラーリング変更、新価格は59万1800円
レスポンス
F1ラスベガスFP2速報|FP1に続きメルセデスのハミルトンが最速。角田裕毅10番手
F1ラスベガスFP2速報|FP1に続きメルセデスのハミルトンが最速。角田裕毅10番手
motorsport.com 日本版
約3000万円で落札されたポルシェ「911 カレラRS アメリカ」は何か変! 実は新車の頃からシュトロゼックのボディキットが装着されていました
約3000万円で落札されたポルシェ「911 カレラRS アメリカ」は何か変! 実は新車の頃からシュトロゼックのボディキットが装着されていました
Auto Messe Web
フォード、伝統のバハ1000で『ブロンコDR』と『レンジャー・ラプター』が主要部門を制覇
フォード、伝統のバハ1000で『ブロンコDR』と『レンジャー・ラプター』が主要部門を制覇
AUTOSPORT web
トヨタ勝田貴元、出鼻を挫くパンクは「大きな衝撃がなかった」と驚き。DAY2は”抑えめ”の走りに|WRCラリージャパン
トヨタ勝田貴元、出鼻を挫くパンクは「大きな衝撃がなかった」と驚き。DAY2は”抑えめ”の走りに|WRCラリージャパン
motorsport.com 日本版
最強の4気筒「メルセデスAMG A 45 S 4MATIC+ Final Edition」は限定300台
最強の4気筒「メルセデスAMG A 45 S 4MATIC+ Final Edition」は限定300台
AutoBild Japan
アイオニック5からコナへ!【ヒョンデ・アイオニック5長期レポート5】
アイオニック5からコナへ!【ヒョンデ・アイオニック5長期レポート5】
AUTOCAR JAPAN
走行中、後ろから緊急自動車が! 譲らないと「違反」に!
走行中、後ろから緊急自動車が! 譲らないと「違反」に!
くるくら
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」登場! 豪華“ウッド”&茶内装が超カッコイイ! 充電システム×エアコンも完備のケイワークス「アーチザン Type I」お台場で実車公開
トヨタの「“2階建て”ハイエース!?」登場! 豪華“ウッド”&茶内装が超カッコイイ! 充電システム×エアコンも完備のケイワークス「アーチザン Type I」お台場で実車公開
くるまのニュース
【ヤマハ】Netflix の新作SFアニメ「Tokyo Override」にヤマハがデザインしたバイク「Y/AI(ワイエーアイ)」が登場!
【ヤマハ】Netflix の新作SFアニメ「Tokyo Override」にヤマハがデザインしたバイク「Y/AI(ワイエーアイ)」が登場!
バイクブロス
キャンプ・災害に備える手のひらサイズの携帯浄水器「Greeshow GS-288」のセール実施中!
キャンプ・災害に備える手のひらサイズの携帯浄水器「Greeshow GS-288」のセール実施中!
バイクブロス
ミツオカ新型「M55」世界初公開に反響多数! MTのみ設定&“旧車”デザインに「良すぎる」の声! 青内装の「ゼロエディション」が話題に
ミツオカ新型「M55」世界初公開に反響多数! MTのみ設定&“旧車”デザインに「良すぎる」の声! 青内装の「ゼロエディション」が話題に
くるまのニュース
クシタニが2024-25FWガーメントを発売! 暖かさと運動性の高さを両立した防寒パンツ・ブーツ・グローブをラインナップ
クシタニが2024-25FWガーメントを発売! 暖かさと運動性の高さを両立した防寒パンツ・ブーツ・グローブをラインナップ
バイクのニュース
ついに昔の[ダイハツ]が蘇る!? [不祥事]以来変わった[社内の雰囲気]とは
ついに昔の[ダイハツ]が蘇る!? [不祥事]以来変わった[社内の雰囲気]とは
ベストカーWeb
ニューズウィーク誌が選ぶ「2025年最も期待される新型車」にベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」が選出されたもっともな理由…とは?
ニューズウィーク誌が選ぶ「2025年最も期待される新型車」にベントレー新型「コンチネンタルGTスピード」が選出されたもっともな理由…とは?
Auto Messe Web
フィアット125周年をイタリアが国をあげて祝福、2つの特別展示会をトリノで開催
フィアット125周年をイタリアが国をあげて祝福、2つの特別展示会をトリノで開催
Webモーターマガジン
「ランクル」兄弟で最もモダンな“250”に試乗! オンロードでもオフロードでも隙がない万能モデルだ。【試乗レビュー】
「ランクル」兄弟で最もモダンな“250”に試乗! オンロードでもオフロードでも隙がない万能モデルだ。【試乗レビュー】
くるくら
「クルマの左寄せ」苦手な人が多い!? よく見えない「左側の車両感覚」をつかむ“カンタンな方法”がスゴい! JAFが推奨する“コツ”ってどんなもの?
「クルマの左寄せ」苦手な人が多い!? よく見えない「左側の車両感覚」をつかむ“カンタンな方法”がスゴい! JAFが推奨する“コツ”ってどんなもの?
くるまのニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2750.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

748.06000.0万円

中古車を検索
AMG GTの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2750.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

748.06000.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村