ジャガー・ランドローバーが「JLR』になった理由

ジャガー・ランドローバーは2023年6月1日、「JLR」へと社名変更したが、その理由と背景を見てみよう。

社名変更するJLRは、インド・タタモーターの傘下にあることに変わりはないが、イギリスにおける企業形態が2023年1月から再編された。その結果生まれた新たな企業呼称がJLRなのである。

ジャガー・ランドローバーは実質的には統合されていたものの、法的にはジャガーカーズ・リミテッドとランドローバーという別の会社であったが、1月に親会社としてジャガー・ランドローバー・オートモーティブPLC（公開有限会社）に統合し、その傘下であるジャガーカーズ・リミテッドはジャガー・ランドローバー・リミテッドに社名変更している。

その結果、ジャガー・ランドローバー・リミテッドは、ジャガーとランドローバー両方の製品の設計、製造、マーケティングをイギリスで実施することになり、ジャガー・ランドローバー・リミテッドを表すコーポレート・アイデンティティとしてJLRを使用することになったのである。

従って、JLRの中にジャガー、レンジローバー、ディフェンダー、ディスカバリーの各ブランドが展開し、従来のランドローバー・ディフェンダーは「JLRディフェンダー」に変わっているのである。

その社名変更にともない、新たな「House of Brands」を体現する組織へ移行する取り組みの一環として、新しいコーポレート・アイデンティティを発表している。

新しいJLRのブランド・アイデンティティは、JLRの各ブランド（「RANGE ROVER」、「DEFENDER」、「DISCOVERY」、「JAGUAR」）独自のDNAを前面に押し出しており、モダンラグジュアリーの誇り高きクリエイターになるというビジョンの実現を推進するとしている。

「JLR」は、今後の方向性と野心を示すために、エレガンス、モダニティ、先進的なエッセンスに焦点が当てられており、「J」は、アイデンティティにエレガントな要素を付け加えることを目的とし、よりシンプルになったエンブレムは、リファインメントとモダニティが新たなステージに進化することを表現している。

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Comments

一度は乗ってみたいものです。

なるほど。