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ニスモがレストアした究極のR32スカイラインGT-R! 新車レベルに仕上がった名車はオークションも実施中 【動画】

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ニスモがレストアした究極のR32スカイラインGT-R! 新車レベルに仕上がった名車はオークションも実施中 【動画】

「NISMO restored car」の第1号車

2020年12月にニッサンスポーツ・インターナショナル(以下ニスモ)が発表した「NISMO restored car」は、“日本車を良いコンディションで後世へ残す”ことを目的に始まった、多くの注目を集めているレストアプラン。

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具体的には、第2世代スカイライン GT-R(R32/R33/R34)を、ニスモが提案する独自のレストア施工を注ぐことで、GT-Rが登場した新車当時の姿に蘇らせるという内容だ。 今回、BH AUCTIONの手によりお披露目された「NISMO restored car PROTO/R32 SKYLINE GT-R」は、「NISMO restored car」のプログラムにより蘇った最初の1台、シリアルナンバー「0」が与えられるプロトモデルになる。

新車当時の「性能」の復活も至上命題

一言で「レストア」といっても、どこまでやるのかで、作業の難易度や時間、費用は大きく変わる。メーカーワークスとして輝かしい実績を積み重ねてきたニスモにとって、スカイライン GT-Rは大切なモデル。当然、中途半端なことは許されない。そこで「NISMO restored car」の事業化に際して、レストアに関して明確な定義が定められた。

性能を可視化したレストアが至上命題

譲れない定義として、内外装を視覚的に綺麗にするだけではなく、「性能も可視化した上でレストアする」ということが決められた。つまり、エンジンやトランスミッション、足まわり系も含めて、スカイライン GT-Rのあらゆる部分を、新車当時のコンディションに戻すということ。レストアという作業を理解している人ほど、ニスモが定義したレストアの基準が高いレベルを目指したことが分かるだろう。

ボディは完全分解し、経年劣化を徹底的に洗い出す

そのニスモの断固たる決意の数々は、プロトモデルに注がれた施工で確認することができる。まずボディ本体は、各部品を完全に分解した後に、ニスモ基準で捩れ剛性を含めた幅広い項目を測定する。個人的には経年劣化によるボディへの影響はさほど多くないと思うのだが、そんな甘えを許さない厳しい基準が貫かれる。

ゴムブッシュ類や各種アーム、サスペンションの交換はもとより、劣化消耗が予想される部分にまで厳しい基準範囲を適用しつつ全体のバランスも考慮して調整修復が進められる。最新の3D測定器を用いながら、パネル部分までミリ単位の作業を積み重ねていく施工の数々は、もはや修復というよりも“当時のボディに作り換えていく”という表現の方がしっくりとくる。

新車製造ライン相当の電着塗装で、美しさも追求

プロトモデルのボディは、純正色のガンメタリックで再塗装されているが、その施工も規格外だ。通常のレストアではボディの塗装面を剥離したのち、塗装ブースで全塗装されるのが一般的だが、ニスモが行った施工は、完全に鉄板がむき出された車体を、メーカー製造ラインと同規模のプール状設備に沈めて、下地処理から段階を踏まえて塗装面を仕上げる施工。

いわゆる新車と同じ電着塗装が行われている。エクボひとつないボディは瑞々しく、艷やかな塗装面は当然ながら新車と同等レベル。ショールームでの撮影では、あまりにもボディの状態が良すぎてしまい、塗装面の映り込みをいかに少なくするかで困ってしまったほどだ。

性能を取り戻すために、あらゆる場所に厳しい基準が注がれる

エンジンやトランスミッションは、全てのパーツを分解してから分解洗浄、さらにニスモの厳しい基準によりオーバーホールが実施されている。再組み上げ後には台上での性能試験が行われるが、回転全域において正しい出力特性を発揮することを確認する徹底ぶり。

一般流通で欠品している部品やパーツに関しても、純正部品を復刻生産する活動から生まれた、第2世代スカイライン GT-R向けパーツ「NISMO Heritage Parts」を活用することで高いレベルで対応することができる。シャシー系や電装系、内装仕上げに関しても、ボディやパワートレインに準じた規模の入念な施工が行われることで、異例ともいえる贅沢なレストア作業は完了となる。

約3年の施工期間を経て、新車同然のGT-Rが完成

主だった工程だけでも、説明しきれないほどの手間と情熱が注がれているスカイライン GT-Rの「NISMO restored car」プロトモデル。長年GT-Rと深い関係を築いてきたニスモであっても、そのレストアにかかった期間が約3年も必要になったのは十分に頷ける。

すでにサーキットコースとリアルワールドでの試走も行われており、性能面の完全復活も確認済み。新車当時のスカイライン GT-Rがそのまま蘇ったといっても、決していいすぎではないだろう。

購入希望者向けのプライベートプレビューを実施

「NISMO restored car」のプログラムによりレストアされたプロトモデルを自らの目で確認して欲しいという狙いもあって、BH AUCTIONは、2021年3月31日まで「NISMO restored car PROTO/R32 SKYLINE GT-R」の購入希望者、もしくは車両持ち込みのレストア施工に興味を持つ顧客を対象とした、完全予約制のプライベートプレビューを開催。最も高く評価した顧客に購入の権利を与える、期間限定入札オークションも実施される。

作業の模様は『GENTLEMAN DRIVER vol.09』の別冊付録で詳報

BH AUCTIONが発行する『GENTLEMAN DRIVER vol.09』では、「NISMO restored car PROTO/R32 SKYLINE GT-R」に密着した合計144ページに及ぶ別冊が付録している。

この別冊付録では、星野一義氏や松田次生選手など第2世代のGT-Rにゆかりのある人物のインタビュー、実車インプレッションが収録されている。興味があるユーザーならば、こちらも必見だろう。



【問い合わせ】

BH AUCTION「NISMO restored car / R32 Proto」入札参加お申し込み窓口

TEL 03-5511-2777

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みんなのコメント

10件
  • メーカーもユーザーも古くても良いものを残すために色々とやっているのに日本の馬鹿政府は、逆行している!!
    ASOなんざいい加減な事ばかり言って国民から搾り取るだけ取って自分のポッケにしまっちゃうおじさんですからねぇ!!
  • 星野さんの素敵な笑顔を見られただけでしあわせ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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