現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 高級SUVがほぼ "半額" に! 米フィスカー大幅値下げ実施 倒産回避の「緊急措置」か

ここから本文です

高級SUVがほぼ "半額" に! 米フィスカー大幅値下げ実施 倒産回避の「緊急措置」か

掲載 19
高級SUVがほぼ "半額" に! 米フィスカー大幅値下げ実施 倒産回避の「緊急措置」か

米国向け「オーシャン」は約380万円から 在庫処理急ぐ

米国の新興EVメーカーであるフィスカー(Fisker)は、米国で在庫となっている新車の販売価格をほぼ半額に引き下げた。資金調達と倒産回避のための緊急措置と見られる。

【画像】他社を焦らせる相当なスペック【フィスカー・オーシャンを写真でじっくり見る】 全45枚

フィスカーは現在、不安定な財務状況を脱するべく、オーストリアのマグナ・シュタイア社に委託している電動SUV「オーシャン」の生産を停止し、在庫処理を急いでいる。

米国向けのオーシャンの在庫価格は、1万4000ドル(約225万円)値下げの2万4999ドル(約380万円)からとなっている。上位グレードのオーシャン・エクストリームは従来の6万1499ドル(約930万円)から3万7499ドル(約565万円)に値下げされた。

フィスカーは先週、約4700台の在庫があり、その価値は2億ドル以上になると発表した。

取材に対しフィスカーは、「現時点では事業運営や憶測に関するコメントは差し控える」とした。しかし、今回の値下げは、オーシャンを「より手頃で魅力的なEV」として位置づけるためのものだという。

フィスカーは「大手自動車メーカー」との交渉決裂が報じられたばかりである。この大手メーカーとは、日産自動車ではないかと言われている。

報道では、日産は独自の小型トラックを開発するために、フィスカーのプラットフォームの採用を検討していたという。北米工場で一緒に生産する予定だったようだ。

交渉が決裂したことで、フィスカーが倒産するリスクが大幅に高まった。フィスカーの経営陣は2月、「今後1年間の要件を満たすには現在の資金では不十分」であり、存続のためには追加資本または債務による資金調達が必要であるとした。

また、大手メーカーと契約を結ぶことを条件としていた既存投資家からの1億5000万ドルの資金提供を受けられない可能性もある。同社は今後、この条件を放棄するか、別の条件での資金提供を投資家に要請する。

フィスカーは以前、2023年第4四半期に4億6360万ドルの損失を出した後、新型ハッチバック「ピア」の開発を一時停止した。

創業者で社長のヘンリック・フィスカー氏は以前、こう語っている。「戦略的なOEM(製造業者)との提携が整うまでは、次のプロジェクトに対する外部支出を開始する予定はありません」

こんな記事も読まれています

「排気ガス出さないで」 ZEV義務化とは何か? 英国を揺るがす環境規制、消費者への影響は
「排気ガス出さないで」 ZEV義務化とは何か? 英国を揺るがす環境規制、消費者への影響は
AUTOCAR JAPAN
BYDが「ロンドンバス」 最大500kW充電に対応、2階建て電動バスを導入
BYDが「ロンドンバス」 最大500kW充電に対応、2階建て電動バスを導入
AUTOCAR JAPAN
フォード・マスタング 史上初「4ドア仕様」導入か 派生モデル展開を示唆、しかしEV化は否定
フォード・マスタング 史上初「4ドア仕様」導入か 派生モデル展開を示唆、しかしEV化は否定
AUTOCAR JAPAN
自動運転、乗用車には非現実的 仏ルノーが新方針 「レベル3以上」は公共交通機関へ
自動運転、乗用車には非現実的 仏ルノーが新方針 「レベル3以上」は公共交通機関へ
AUTOCAR JAPAN
ホンダ「EVシフトは着実に進んでいく」推進する方針は変わらず 2040年で販売比率100%の達成を目指す
ホンダ「EVシフトは着実に進んでいく」推進する方針は変わらず 2040年で販売比率100%の達成を目指す
乗りものニュース
マヒンドラの新型SUVに新グレード、「高級感を手頃な価格で」…インド発表
マヒンドラの新型SUVに新グレード、「高級感を手頃な価格で」…インド発表
レスポンス
「ボルボ EX30」2024年1-4月の輸入EV車名別登録台数1位を獲得
「ボルボ EX30」2024年1-4月の輸入EV車名別登録台数1位を獲得
THE EV TIMES
たった1年で販売終了? 米国の希少車 42選 後編 「大人の事情」で打ち切られたクルマたち
たった1年で販売終了? 米国の希少車 42選 後編 「大人の事情」で打ち切られたクルマたち
AUTOCAR JAPAN
たった1年で販売終了? 米国の希少車 42選 前編 「大人の事情」で打ち切られたクルマたち
たった1年で販売終了? 米国の希少車 42選 前編 「大人の事情」で打ち切られたクルマたち
AUTOCAR JAPAN
選挙対策!? アメリカが排ガス規制緩和!! 日本メーカーにはチャンス到来?
選挙対策!? アメリカが排ガス規制緩和!! 日本メーカーにはチャンス到来?
ベストカーWeb
トヨタ・シエンタを一部改良 外装色追加と人気オプションをグレード毎に標準装備へ
トヨタ・シエンタを一部改良 外装色追加と人気オプションをグレード毎に標準装備へ
AUTOCAR JAPAN
損保大手3社、決算は最高益を更新、自動車保険料は値上げ検討[新聞ウォッチ]
損保大手3社、決算は最高益を更新、自動車保険料は値上げ検討[新聞ウォッチ]
レスポンス
マツダ新型「タフ感“SUV”」発表へ! エンジンは”トヨタ”製!?な「CX-50 HV」! めちゃカッコイイ「ワイドボディモデル」米に登場へ
マツダ新型「タフ感“SUV”」発表へ! エンジンは”トヨタ”製!?な「CX-50 HV」! めちゃカッコイイ「ワイドボディモデル」米に登場へ
くるまのニュース
マツダから新しい「CX-5」登場! ミドルSUVがついに全面刷新!? どんなカタチで導入される? 自社ハイブリッド搭載に期待へ
マツダから新しい「CX-5」登場! ミドルSUVがついに全面刷新!? どんなカタチで導入される? 自社ハイブリッド搭載に期待へ
くるまのニュース
電動ミニバンとSUVを投入、EVシャオペンが香港市場に参入
電動ミニバンとSUVを投入、EVシャオペンが香港市場に参入
レスポンス
なぜ平日限定? ジャパンモビリティショー2024 幕張メッセで10月開催へ チケット一般販売「検討中」
なぜ平日限定? ジャパンモビリティショー2024 幕張メッセで10月開催へ チケット一般販売「検討中」
AUTOCAR JAPAN
スズキ・スイフト ルノー・ルーテシア やっぱり小さなハッチバックは魅力的! 日仏2台比較(1)
スズキ・スイフト ルノー・ルーテシア やっぱり小さなハッチバックは魅力的! 日仏2台比較(1)
AUTOCAR JAPAN
V6水素エンジンで340馬力超 次世代スーパーカー市販化の可能性 アルピーヌ公道走行も可
V6水素エンジンで340馬力超 次世代スーパーカー市販化の可能性 アルピーヌ公道走行も可
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

19件
  • shz********
    自動車の電動化は世界の流れって言っていた
    様々な評論家やTVコメンテーターは
    無責任なポピュリズム政治家より立ち悪い。
  • ********
    もうすぐテスラも急遽半額になったりするかもね
    EVしか作れないテスラは特に危ない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村