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ストフェル・バンドーンがプジョー9X8のリザーブに就任。事実上、ジェームス・ロシターと“交代”

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ストフェル・バンドーンがプジョー9X8のリザーブに就任。事実上、ジェームス・ロシターと“交代”

 ストフェル・バンドーンが、2023年のWEC世界耐久選手権においてプジョーのリザーブドライバーを務めることが決定した。

 ABB FIAフォーミュラE世界チャンピオンであるバンドーンは、同じステランティスブランドであるマセラティMSGレーシングのチーム代表となったジェームス・ロシターの役割を、事実上引き継ぐことになる。

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 ロシターは当初、開発&シミュレータードライバーとしてプジョー陣営に名を連ねていたが、ケビン・マグヌッセンのF1参戦に伴って空いたレースシートに収まり、2022年のモンツァ戦と富士戦に94号車プジョー9X8で出場していた。

 今回のプジョーの決定により、フォーミュラEでは今季からDSペンスキーに移籍、またアストンマーティンF1でのテスト兼リザーブドライバーもこなすバンドーンに、WECのリザーブという新たな役割が加わった形となる。

 2021年、JOTAからLMP2に参戦しランキング2位となったバンドーンは、当初2022年最終戦後のバーレーン・ルーキーテストでプジョー9X8をドライブする予定だったが、虫垂炎のためテスト出場をとりやめていた。

その後、プライベートテストで彼が9X8のステアリングを握ったかどうかは明らかにされていない。

「僕が手にしているプログラムは耐久レースとフォーミュラE、そしてF1と、本当に完璧なスケジュールだと感じている」とバンドーン。

「プジョー9X8ハイパーカーの開発に参加できるのは素晴らしいことだ」

「9X8のユニークなコンセプトにより、誰もがプジョーのことを再び語り合うようになった。僕らは、ともに強力な未来を築くことができる」

 これで、2023年のプジョー陣営の7名のドライバーが決定した。レギュラードライバーとなるのは2022年に93号車をドライブしたポール・ディ・レスタ、ミケル・イェンセン、ジャン・エリック・ベルニュ、そして94号車をドライブしたロイック・デュバル、グスタボ・メネゼス、最終戦から加わったニコ・ミューラーという6名だ。彼らレギュラードライバーの背後にバンドーンが控える形となる。

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