■危険な雷!クルマに乗っていたら安心?
夏の時期に多い雷は、火事や停電の原因となる危険性の高い気象現象です。
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実際、近くに避難できる場所がない場合、クルマのなかにいることは安全だといえるのでしょうか。
例年7月から8月にかけて雷が多く発生します。気象庁によると2005年から2017年の12年間で報告のあった落雷の数は1540件。
そのうち約30%は8月に起こっており、梅雨を中心とする、夏の時期の発生が多くなっています。
また、雷は地域によっても異なり、太平洋側で約65%、日本海側では約35%と太平洋側で多く発生。
さらに細かく分類すると、4月から10月は太平洋側で多く、11月から3月は日本海側で多くなっています。
雷は、場所を選ばずに落ちるため、危険な気象現象といえます。例えば、気象庁のホームページでも、海上などの開けた場所や山頂など高い場所ではとくに注意が必要で、雷注意報が発令された際には、すぐ避難するように求めています。
雷が鳴っている場合は、鉄筋コンクリートなどの頑丈な建物内に移動することが一番安全であると考えられていますが、クルマでドライブに出かけたり、自転車やバイクに乗っていたりすると、いつも近くに頑丈な建物があるとは限りません。
近くに建物がない場合は、車内にいても大丈夫か迷う人も多いでしょう。では、落雷の際にクルマのなかは安全なのでしょうか。
車内にいたら安全である可能性が高いのは事実です。クルマのフレームは金属で造られていて、大きな箱のようになっています。
電流には一定方向にしか流れないという特性があるため、クルマに落雷しても、フレームの表面からタイヤを伝って地面に向かって流れるだけで、車内に通電する可能性は低いとされています。
しかし、ドアノブやシートベルトの金具など、車内の金属部分に触れていると一概に安全とはいい切れないので注意が必要です。
とくに注意したいクルマは、ソフトトップのオープンカーです。ソフトトップのオープンカーの場合、屋根部分が金属ではないため、電流がボディに伝わらず、乗員が直接感電してしまう可能性があります。
ソフトトップのオープンカーに乗っている際の注意点について、JAFの交通環境係所属の担当者は次のように説明しています。
「ソフトトップの場合、屋根はビニールなどで出来ています。金属と比べて丈夫ではないので、乗員が雷を直接受けてしまう場合がありますので注意が必要です。
そのため、ソフトトップに乗っている場合は、安全な場所に避難が必要になり、その際に注意したいのは、雷の音や光に驚きパニックを起こしてしまうことです。
それにより、ハンドルやアクセル操作を間違えてしまい事故につながる恐れがあります。
また、周囲のクルマや通行人も焦っている可能性があるので、車間距離を十分にとり、減速して落ち着いて避難するようにして下さい」
※ ※ ※
さらに、サンルーフが付いているクルマの場合は、そこから電流が車内へ通電する可能性も考えられます。
落雷の際は雨が降っていることもありますが、水は電気を通すため、窓についている水滴にも注意しなくてはいけません。
オープンカーやサンルーフ付きのクルマに限らず、落雷を受けそうな場合は、車外に出ず、金属部分や窓には触れないように心がけましょう。
少しでも危険を回避するために、窓やドアは閉め切り、車内の中心に身を寄せるようにしてください。
また、自転車やバイクの場合は、すぐに降りて離れることが重要です。雷は高い場所に落ちるので、自転車やバイクに乗っているときは、人の頭に直接落雷する可能性が十分あります。
自転車やバイクから離れて、近くに建物があればなかに避難しましょう。
もし、避難できそうな場所がない場合は、両足を揃えてしゃがみ込む体勢が有効であるといわれています。
雷が収まって20分ほど待ってから、自転車やバイクに戻るようにしましょう。
■雷に打たれたらクルマはどうなる?
雷に打たれても車内は安全だといえますが、クルマ自体はどうなってしまうのでしょうか。
クルマには電装品が多く、もし故障してしまったら立ち往生することになり、レッカーの手配やその後の修理など、大きな被害を受ける可能性があります。
バッテリーなどの心配要素は多くありますが、実は雷に打たれてもクルマが故障することは基本的にありません。
ただし、落雷によってタイヤやボディが損傷する可能性もあるため、一概に無傷だとはいい難いでしょう。
また、運転中に落雷を受けると、驚いて気が動転しまう可能性があります。
運転中、近くで落雷があった場合は恐怖を感じるかもしれませんが、車内が安全であることを改めて理解し、落ち着いた行動をとることが大切です。
クルマへの落雷よりも、焦ってハンドルやペダル操作を誤ってしまうことが、大きな事故に繋がる原因となり得ます。
もし、落雷を受けた際には一度安全な場所で停車して、ETCなどの動作確認をおこなうのが良いでしょう。
その後も安心してクルマに乗れるように、心配な人は修理工場への持ち込み検討もおすすめします。
※ ※ ※
落雷の際、クルマは安全な場所のひとつです。しかし、すべてのケースで100%安全とはいい切れません。
車内にいても金属部分や窓は触らないように注意し、落ち着いて運転を続けましょう。
万が一、落雷を受けた場合には、焦らずに安全な場所で一度停車したり、故障部分がないか、クルマの動作確認をおこなったりするのもその後の安全に必要です。
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