RBのダニエル・リカルドはF1ハンガリーGPを12位で終え、チームの戦略に不満をあらわにした。
チームメイトである角田裕毅のひとつ前、9番手出走となったリカルドだったが、スタートで順位を落とすと早めのピットストップで挽回する作戦に。しかしトラフィックの中で走ることになり、思うように順位を上げていくことができず、入賞圏外でレースを終えた。
■角田裕毅、渾身のタイヤマネジメントで1ストップ作戦成功! アストン勢を下して9位「前日のクラッシュの埋め合わせができてよかった」
一方、角田は第1スティントを29周まで伸ばし、ハードタイヤに交換する1ストップ戦略でレースを戦った。この戦略を選んだのは角田のみだったが、角田は見事なタイヤマネジメントでレースを走りきり、9位で見事にポイント獲得を果たした。
レース後、この結果にがっかりしたかと聞かれたリカルドは、パフォーマンスは良かっただけに悔やみきれない様子だった。
「すごく(がっかりした)ね。なぜ最初にピットインしたかというと……僕たちは他のマシンに合わせたんだけど、彼らがピットインした時は前が開けていたし、ピットインしたことで彼らの後ろでDRSトレインの中に入ることになってしまった」
「そしてみんな同じハードタイヤで走って……僕はたくさんレースをしてきて悔しい思いもたくさんしてきたけど、その中でもトップクラスだよ。僕たちにはペースがあったし、僕は基本的に、目の前のレースをユウキに譲ったようなモノだ。僕たちふたりとも同じ戦略にすることもできたはずだ。でもそうしなかった……」
戦略に疑問を抱かなかったのかと聞かれ、リカルドは「時間がなかった」と説明した。
「『ボックス、ボックス、ボックス』と言われたのが遅かったんだ。でも正直なところ、ピットに入った途端に……疑問を持ったんだ。でもターン13でコールを受けたら、反応するしかない」
「スタートでソフトタイヤを履く2台が僕たちの前に飛び込んできた。それはいいんだ。放っておけば良い。彼らがピットに入ったら、僕たちも彼らについて行く。あとは彼らの戦略に従うだけだ」
「僕たちは前が開けていて、チャンスがあった。僕はユウキのレースが理解できていると思う。僕は正直なところ、もっと良い結果を期待していたんだ。インラップ(フィニッシュ後のクールダウンラップ)では『ごめん、失敗だった』という言葉を待っていた。でもそれはなかったから、余計に腹が立った」
「ミディアムタイヤが手元にあったんだから、それを使おうよ! 良く分からない。そうすることでユウキがポイントを獲得できたかどうかは分からないけど、僕の理解ではふたりともポイントを獲得できたはずだ。僕たちは十分に速かった。週末を通じてペースはあった。僕が何かを見逃していなければ……そうだったと思う。次の1時間ですべてを聞けると思う」
RBを含め、マックス・フェルスタッペン以外のレッドブル陣営ドライバーは、セルジオ・ペレスのシートを巡ってアピール合戦をしている状態だ。
そんな中で、サマーブレイク前の2レースは重要になるとリカルドも事前にコメントしていただけに、悔やむに悔やみきれないといった心境のようだ。
「ストロール(ランス・ストロール/アストンマーティン)が僕を追い上げてきて、彼を抑えることが本当に重要だと言われた。でも、どうしろって言うんだ? ピットインが早すぎた。僕は古いタイヤを履いていたんだ。実質的にはもう戦ってないのに、戦えって言われても……それも悔しかったよ」
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みんなのコメント
スタートしてのあのブロックは無いよね
必死やな