ラグジュアリー・セダン初となる電気自動車も設定されるぞ。
印象的な内外装
「これは、名車ゴルフIIの再来か!」──新型フォルクスワーゲン ポロTSI R-Line試乗記
7月1日、BMWの日本法人であるビー・エム・ダブリュー株式会社は、新型「7シリーズ」の日本仕様を発表した。
新型7シリーズは、これまでのモデルと異なり、ロングホイールベース仕様のみの設定。ボディサイズは全長5391mm、全幅1950mm、全高1544mm、ホイールベース3215mmとなる。
エクステリアは、大型化されたフロントグリル(キドニーグリル)やスワロフスキー製のクリスタル・ヘッドライト、L字型リア・コンビネーション・ライトなどが目を引く。ドア・ハンドルは、ドア・パネルに内蔵し、空気抵抗を低減すると共に、すっきりとしたデザインになった。ガソリン&ディーゼル・エンジン搭載モデルにおいてはテール・パイプをリア・バンパー内とした。
ボディカラーは、7シリーズ初の2トーンもオプションで用意。車両の上部色と下部色を分けることで、優雅で伸びやかなラインが強調される。すべてのドアは全自動開閉機能付き。車内からも車外からも自動で開閉出来るから便利だ。
インテリアは、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのインフォテインメント用ディスプレイを一体化させ、ドライバーに向けて湾曲させた「カーブド・ディスプレイ」をインパネ上部に設置。先代モデルに比べ約40%ガラス面積を増やしたパノラマ・ガラス・サンルーフも標準装備。左右リアのドアライニングには、車両設定用のタッチパネルを搭載した。
注目の「BMWシアター・スクリーン」は、8K対応の31インチのタッチ・スクリーン・ディスプレイで、後席上部に設置される。Amazon Fire TVを搭載するので、人気のアプリのコンテンツを4K/UHDの解像度で視聴出来る。
パワートレインは3種類
搭載するパワートレインは740iがガソリン・エンジン、740dはディーゼル・エンジン、そしてi7はモーターだ。
740iは380ps(280kW)の最高出力と、520Nmの最大トルクを発揮する3.0リッター直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンに、8速オートマチック・トランスミッション、さらに48Vマイルド・ハイブリッド・システムを組み合わせる。駆動方式は後輪駆動のみ。
740dは286ps(210kW)の最高出力と、最大トルク650Nmを発揮する3.0リッター直列6気筒BMWツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジンに、8速オートマチック・トランスミッション、48Vマイルド・ハイブリッド・システムを組み合わされる。駆動方式は4輪駆動システム「xDrive(エックスドライブ)」だ。
目玉のi7は、258ps(190kW)の最高出力を発揮するモーターを前輪に、313ps(230kW)の最高出力を発揮するモーターを後輪に搭載。システム・トータルは544ps(400kW)、745Nmに達する。0-100km/hの加速タイムは、4.7秒だ。ボディ床下に配置されたリチウム・イオン電池の総エネルギー量は101.7kWhであり、一充電での走行可能距離は約600kmだ。
充電は、普通充電と急速充電(CHAdeMO)に対応。普通充電では、自宅で6.4kWのBMWウォール・ボックス(200V/32A)を使うと、約17時間で、充電開始時0%の状態から100%まで充電出来る。
急速充電では、現在主流の90kW充電器の場合、約60分で、充電開始時0%の状態から約80%まで充電出来る。さらに10分の急速充電で、最大約80km程度の航続可能距離を伸ばせる。今後BMWの店舗などに設置が予定されている、150kWの急速充電器を使えば、約50分で充電開始時0%の状態から約80%までの充電出来るそうだ。
足まわりでは「オートマチック・セルフレベリング・コントロール付きアダプティブ2アクスル・エア・サスペンション」と「電子制御ダンパー付きアダプティブ・サスペンション」を全車標準装備した。
価格は740d xDrive Excellence/M Sportが1460万円、740i Excellence/M Sportが1490万円、i7 xDrive60 Excellence/M Sportが1670万円。全車右ハンドルのみ。
文・稲垣邦康(GQ)
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信じられないセンス
レクサス超えたな