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「オーナーが新車から大切に育て上げたランエボ6トミマキ」20年かけて辿り着いたフルチューン仕様

掲載 更新 51
「オーナーが新車から大切に育て上げたランエボ6トミマキ」20年かけて辿り着いたフルチューン仕様

終わることなきエボリューション

2.2L+Vカム+EFR7670で超トルクフルなパワー特性を創出

「オーナーが新車から大切に育て上げたランエボ6トミマキ」20年かけて辿り着いたフルチューン仕様

マニア垂涎のミントコンディションを維持しているこのトミマキ限定カラーは、オーナーが新車から大切に乗り続けているもの。ノーマル風な外観とは裏腹に、ボンネット内にはフルチューンの4G63が収められている。

エンジンは、腰下に東名パワードの94mmストローカーキットを組んだ2.2L仕様。ヘッドはインテーク側にHKSの可変バルタイシステムVカムプロ、EX側カムに東名パワードの270度をセットし、ポートの段付き修正と合わせて吸排気効率を極限まで高めている。

組み合わせるタービンは、650psまで狙える大風量のボルグワーナーEFR7670。EXマニには肉厚のシームレス管を採用した米オートレース製を使い、ウエストゲートはツイン制御としている。最高出力は、ブースト圧1.9キロ時に568ps/7113rpm、69.8kgm/4351rpmという強烈なスペックだ。

インテークパイプはエアクリーナーからインタークーラーまでが100φ、インタークーラーからオートスタッフの80φスロットルまでが80φ。豪州プラズママンのサージタンクも装備して高い吸入効率を実現。

右側1本出しのマフラーは、CT9A用のHKSスーパーターボマフラーを加工して装着。ストレートな排気レイアウトが可能となるが、リヤデフがAYCの場合は干渉してしまうのでRSの機械式デフへ変更とセットのメニューとなる。

エンジン制御は、F-CON Vプロ3.3を使ったエアフロレスのDジェトロ方式。点火系は、イグニッションプロジェクツの独立点火システムを採用して高負荷領域の失火をシャットアウトする。

燃料系は900ccインジェクターに255L/Hポンプを2機がけで強化。トランク内にはメカニカルなレイアウトでコレクタータンクを配置している。

フロントバンパーの開口部いっぱいに収まるのはHKSのSタイプインタークーラーで、パイピングはGフォースのオリジナル。右側フォグランプの裏側には、純正交換タイプのオイルクーラーも装備して冷却系を強化。

足回りはオーリンズのフラッグL(F12kg/mm R10kg/mm)でセットアップ。フロントLSDはラリーアート製をチョイスしている。

ホイールはアドバンレーシングRS(FR9J×18+22)、タイヤにはディレッツァZIII(FR255/35R18)をセット。ブレーキはフロントにブレンボ6ポットキャリパー+350mmローターを、リヤに4ポットキャリパー+328mmローターをそれぞれ組み込んで強化済みだ。

インテリアでは、モモの350mmディープコーンステアリングとレカロのRS-Gでドライビングポジションを追求。デフィ(水温/油温)、ブリッツのA/F計、大森の電圧計はすっきりとインストールする。

エクステリアは、オリジナルのフォルムを崩さないように、エクステリアは前後フェンダーをフィーストのワイドタイプに変更するのみだ。

ちなみに、かつては耐久性を考慮して500ps以上を狙うなら2.2Lというのが4G63の常識だったが、近年は構成パーツの強度も向上したため2.3Lも選択肢としてはアリ。傾向としては、富士や鈴鹿のような高速コースなら高回転型の2.2L、筑波やワインディングがメインならトルク型の2.3Lと考えれば良いそうだ。

オーナーの愛情と専門ショップの技が注ぎ込まれたワンオーナーのフルチューンCP9A。そのエボリューションはまだまだ終わらない。

●取材協力:Gフォース 神奈川県横浜市鶴見区獅子ヶ谷2-39-68 TEL:045-716-8013

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みんなのコメント

51件
  • 筑波走ったら速そうだな。ブースト1.9で大丈夫なんですね。

    ゴテゴテしていないし、センスいいな。走行会で近くだったら声かけちゃう。
  • 素晴らしい!!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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