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グラディエーター話題 ジープ×アメリカンBBQ 肉とともに噛みしめるジープの世界観

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グラディエーター話題 ジープ×アメリカンBBQ 肉とともに噛みしめるジープの世界観

主役はグラディエーター?

今最も注目されているジープ・グラディエーターのプレス試乗会が開催された。

【画像】これぞアメリカの文化【グラディエーター&ラングラー試乗会の様子】 全101枚

面白いのはその場所だった。

新豊洲の駅に近いオープンエアのスポットは、都心でありながらアメリカのど真ん中を横断するルート66を延々と走って辿り着くような乾いた街を連想させる。

しかも「JEEP」と書いてあるひなびたゲートの奥からは、アメリカンBBQのいい匂いがしてくるではないか。

今回の試乗会が一風変わっていたのは場所だけではなかった。

試乗の予約が殺到しており、なんとグラディエーターの枠はすべて埋まっていたのである! 

しかも、もし試乗できてもたったの15分だという!

そこでわれわれはグラディエーターは後日じっくり、ということにして、今回はめずらしい「ショート」を味見することにした。

ラングラー・ルビコン・ソフトトップは1年ほど前に登場した本邦100台の限定車。

原初のジープらしい2ドアの簡潔なモデルで、リアボディは幌になっている。

運転席からの眺めは最強のルビコンそのものだが、ステアリングを切ると、その場でクルクルと回ってしまいそうなほど小回りが利く。

4ドアのアンリミテッドよりホイールベースを550mmも短縮、車重を170kgくらい軽くすると、クルマの性格は完全に豹変するのだということを思い知らされたのだった。

まるでリアルチョロQ? この振り幅を考えると、グラディエーターの変貌ぶりにも期待できるはずだ。

ピックアップとBBQ

「ショート」の試乗が終わると、屋外のテントでプレゼンテーションがはじまった。

ここでの主役はもちろんグラディエーター! というよりジープの歴史全般だった。

「『アンリミテッドが爆売れしているので、さらに長いヤツも輸入してみました』ではないんだぞ! ピックアップトラックはアメリカの文化そのものなんだ!」という基礎知識を徹底的にたたき込もうというわけだ。

登壇者の中でわれわれの心を鷲掴みにしたのは、ビリー・ヘイズというジープ好きのアメリカのオジサンだった。

肩書は「ステランティス・インドアジア太平洋地域セールスマーケティングオペレーション上級副社長」というとんでもないものなのだが、口を開けばジープ愛とジョークしか出てこないナイスガイだ。

祖父の代から敬虔なジープ乗りで、つい先頃自分のラングラーの1台を息子に譲ったというビリー。

彼いわく「ピックアップは開拓と自由の象徴。荷台の起源は農作物を運ぶためで、現在でもこの荷台がさまざまな遊び、仕事を可能にしてくれる。だからこそJEEPは、オーナーのライフスタイル(これは『人生』と訳すべきだ)を変えるクルマなんだ!」

そんなビリーがグラディエーターのようなアメリカン・ピックアップトラックと切っても切り離せない「文化」の1つとして今回のイベントで強行(?)したのがアメリカンBBQだった。

彼はイベントの前日に100人分のプルドポークを、自宅で9時間もかけて仕込んできたのだという。

肉とともに噛みしめる世界観

グラディエーターに乗れなかったことに少しガッカリしていたわれわれだが、ビリーの熱のこもった話を聞いたことで、考えが変わった。

試乗する機会がより楽しみになったのである。

そしてプレゼンの間中、漂ってくるアメリカンBBQの匂いでハラペコになっていた。

そういえば今回のイベント名は「『Jeep Real Grill』Jeep New Gladiator」プレス試乗会とある。

ハナっから主役はアメリカンBBQだった?

プルドポークやポークリブ、ビーフリブアイフィンガーなどなど、これら本場のアメリカンBBQ料理と、日本人が考えるBBQとの大きな違いは「直火で調理しない」ということに尽きる。

丁寧に下味をつけ、時間を掛けてスモークし、アルミホイルで包んでやさしく加熱する。

ワイルドさが売りだとばかり思っていたアメリカンBBQは、極上のスローフードだったのである。

これと同じように、恐らくわれわれ日本人は、まだジープの本質を理解していないのかもしれない。

グラディエーターの売りはワイルドさではなく、アメリカの文化が育んだ本当に使えるSUVであること! なのだと後日ビリーが筆者の夢に出てきて、なぜか流暢な日本語で力説していた、気がする。

その昔、アメリカ文化丸出しのアメ車は日本市場ではまったく売れなかった。

だが時代は変わった?

いやインポーターの啓蒙のしかたが適切になったのかも。

グラディエーターはオーナーの人生を変える! まだ乗ってもいないのに、そう信じている自分がいる。

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