終わりよければすべてヨシ! NA2同士の争いを制してクラス3位をGET!
11月15日(金):決勝
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FINAL ROUND
ぶっつけ本番で決勝を迎える
突貫作業で外装が仕上げられ、スターティンググリッドに並ぶことになったスプーンNSX-R GT改。フロントバンパーはリップスポイラーの張り出しがないNSX-R純正に交換され、左フロントフェンダーとあわせてカッティングシートによるカラーリングも施された。
また、左側のGTマシン用ミラーは「クラッシュ後に探したんだけど、誰かが持っていっちゃったみたい」と市嶋サン。そこで黄色いガムテープで色合わせしたNSX-R純正が装着された。
そんな見た目より気になるのが、クラッシュによるボディへのダメージと、全交換された左リヤサスが走りにマイナスの影響を与えないのか?ってこと。しかも、実際に走らせてマシンの状態をチェックするための時間はなく、いきなり決勝を迎えなければならない。正直ちょっと不安だ。
それに対して、「サーキットと違って、足まわりのセッティングとかアライメントとかが多少狂ってても問題ないよ。だってストリートなんだから。まぁ予選で一度死んだようなもんだから、決勝ではやるよ~」と市嶋サン。ここまできたら、あとは強気かつ自信にあふれたそのコメントを信じるしかない。
10周で争われる決勝がついにスタート!!
運転席に収まってスタートの時を待つ市嶋サン。じっと一点を見つめて集中力を高めるその表情には、笑顔で冗談を言っているいつもの雰囲気がまるで感じられず、近寄りがたいオーラを放つ。
午前8時15分、グリーンシグナルが点灯。いよいよロードスポーツチャレンジの決勝が幕を開けた。スタートダッシュを決め、予選9位から7位へとジャンプアップしたスプーンNSX-R GT改は1周目8位でホームストレートに戻ってきた。
ちなみに、トップは予選2位だったCT9A。ぶっちぎりの速さを見せつけて1周めに9秒、2周めに15秒、3周めには19秒…と、周回を重ねるごとに5秒前後のアドバンテージを築きながら、2位以下を大きく引き離していく。
スプーンNSX-R GT改は2周目以降、GDBやBCNR33、NA2タイプSと激しいポジション争いを展開することに。7位→8位→9位→7位→8位とラップごとに目まぐるしく順位が入れ替わる。
リスボアコーナーに進入するマシン。トップスピードからのブレーキング勝負が繰り広げられる、ギアサーキットにおける一番のオーバーテイクポイントだ。若干アウトにふくらんだスプーンNSX-R GTのインをGDBが刺し、そのすぐ後ろにはNA2やCT9Aも迫っている。
中でも、同じNA2とのバトルが見物で、4周目からはコンマ5秒以内の接近戦。背後からプレッシャーを受けながらも、NA2を抑え込んでいる。その走りを見る限り、どうやらマシンに問題はなさそうだ。
6周め、ベストラップを出しながらも、一度NA2の先行を許してしまったけど、次の周に再び逆転。ホームストレートで並び、サイドバイサイドのままグランドスタンド前の左コーナーを通過して、リスボアコーナー進入までに前に出た。そのあとNA2はペースダウン。トラブルが発生したようで、ホームストレートでは明らかにエンジン音がバラついていて、ラップタイムも一気に10秒以上落ちることになった。
これで7位のポジションを確実にしたスプーンNSX-R GT改。先行するGDBとは5秒差で、残り周回数を考えると追いつくのは難しそうだけど、後続とは20秒近い差があるから、まずは安全圏だ。
先行マシンがクラッシュ、さらに順位を上げる!!
そのまま大きな順位の変動もなく、フィニッシュを迎えそう…と思っていたレース終盤の8周め、直後にBNR34とGC8を従えて3位を走っていたBCNR33が、山側のテクニカルセクションでクラッシュ。アンダーステアを出して右フロントから勢いよくガードレールに激突し、ステアリング系に大きなダメージを負ったため、その場でリタイアとなった。
労せずして、スプーンNSX-R GT改が6位に繰り上がる。ライバルに競り勝ってのポジションアップではないけど、フィニッシュラインを通過するまではなにが起こるかわからないのがレース。最後まで走り切らなければ意味がない。しかも、コースアウトが即リタイアにつながなるギアサーキットでは、ライバルたちと競り合いながら、完走すること自体の難易度が極めて高いといってイイ。
直接的なライバルがいなくなった市嶋サンはマシンを労り、それ以上攻めることなくペースダウン。規定の10周を走り切って、見事に総合6位、クラス3位でチェッカーフラッグを受けたのだ。
バンピーな路面に合わせ、現場でサスセッティングの大幅な変更を行い、コースにマッチしたかと思ったら、まさかのクラッシュ。そして、そこからの復活劇…そんな流れの中で手にした今回の結果には、市嶋サンを始め、スプーンNSX-R GT改のマカオGP参戦に携わったすべてのスタッフが、きっと満足しているに違いない。
チューニングカーが公道サーキットで速さを競うという非日常の世界。波乱の展開も含めて、実に刺激的な3日間だった。
後日、スプーンに届けられた3位入賞トロフィ。ぶっちゃけ、トロフィというより凝ったグラスにしか見えない!?
「今回はホント、ふたりのメカニックのおかげでトロフィをもらえたようなもの。主役は彼らだよ。クルマぶつけちゃったボクは…後ろで小さく写ってればいいから」と、市嶋サンは柄にもなく(?)恐縮しまくりだ。
■FINAL ROUND結果
※印のついているベストタイムは、各クラスのファステストラップ。10周の決勝を走り切ってチェッカーフラッグを受けたのはエントリー全21台中13台で、3分の1以上がマシントラブルやアクシデントによって戦列を離れたのだ。
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