■日本では2018年に終了も…海外では2023年まで続いた「FJクルーザー」とは
2024年4月18日にトヨタは新型「ランドクルーザー250」(以下250系)を発売しました。
その見た目は丸目・角目が用意されており、どこか「FJクルーザー」を思い起こした人もいるかもしれません。
実は250系とFJクルーザーにはいくつかの共通点がありました。
「FJ」とは、ランドクルーザーシリーズの存在を世界中に知らしめた40系の型式が由来と言われています。
実際にFJクルーザーのどこかレトロなデザインは40系を思い起こします。
そんなFJクルーザーは、デトロイトモーターショー2003で発表され、2006年に北米で発売。
日本では2010年12月から2018年1月まで販売されていたこともあり、いまでも街中で見かける機会もあります。
FJクルーザーの開発コンセプトは「Rugged & Freedom ~すべてはクルマを楽しむために~」です。
その見た目は、まさに個性的でした。
ボディサイズは、全長4635mm×全幅1905mm×全高1840mm(日本仕様)となり、両側大開口観音開きドアを採用した2ドアクーペのようなスタイリッシュなデザインを採用しています。
とくにフロントデザインでは、上下幅が薄いキャビンと厚みのあるボディの組み合わせにより、力強さを表現。
さらに角度を立たせたフロントウィンドシールドガラスや、丸目ヘッドランプを採用していた他、TOYOTAエンブレムを使用し、シンプルで力強いモダンな造形を創出しています。
また広い払拭範囲を確保するために3連ワイパーを採用していました。
内装では、白い盤面に骨太な文字を配したアナログメーターや、ギア感のあるダッシュボードやボディカラーに合わせたエアコンパネルなどの遊びココロに加えて、大型ドアハンドル、大型シフトレバーノブ&トランスファーノブを採用しています。
さらに遊びに応えるラゲージスペースはゆとりある積載量を確保。
加えて防水・撥水ファブリックシートやラバー調素材のフロア&デッキカーペット、アウトドア志向の装備を設定した室内空間となっています。
また本格4WD車としての高い走行性能も有しており、4リッターV型6気筒ガソリンエンジンを搭載。
さらには、自らの意志で作動・非作動を選択できる4WD機構としてパートタイム4WDシステム、リアデフロック、アクティブトラクションコントロールを採用。
さらにショックアブソーバーにも最適なチューニングを施すことで、オンロードからオフロードまで本格4WD車としての高い走行性能を実現しました。
また2010年の発売当時には、「自分好みにカスタマイズできるMyFJ」として、専用ホームページ上でトヨタ純正用品、モデリスタ用品など様々なパーツを自由に組み合わせたカスタマイズが可能など、販売方法にもこだわっていました。
なおFJクルーザーは日本での販売が終了した後も一部海外市場で継続販売されていました。
しかし、2023年にサウジアラビアでファイナルエディションが登場。
トヨタの中東・中央アジア駐在員事務所の代表を務める藤田圭氏は以下のようにコメントしていました。
「FJクルーザーは生産終了となりますが、そのオフロード性能は、『ランドクルーザー』や『フォーチュナーGR Sport Variant』、『ランドクルーザー プラド』など、他の冒険好きなトヨタ車とともに生き続けます」
こうして北米で2006年に登場してから17年という歴史に幕を下ろしたのです。
※ ※ ※
そして、今回新たにランドクルーザーシリーズの「ライトデューティー」を担う250系が登場しました。
どこかデザインがFJクルーザーを思い起こしますが、実はこの2台は「CALTY(Calty Design Research Incorporated)」のデザイナーが手掛けていました。
そのため250系の随所にFJクルーザーらしさを感じられます。
さらにもうひとつの共通点として、生産拠点が挙げられます。
FJクルーザーは日野の羽村工場で生産されていました。
そして250系は、トヨタの田原工場に加えて量産体制を整えるためにFJクルーザーを生産していた日野の羽村工場でも作られることになったのです。
このようにFJクルーザーは、ランドクルーザーシリーズではないものの、その見た目やコンセプト、そして250系との共通点など様々なエピソードがありました。
そして、2023年11月7日にトヨタは「ランドクルーザー FJ」という名称の商標登録を出願しています。
これはどのような意味を持つのか、2024年5月現在では明らかになっていません。
しかし、250系発売時に新たなランドクルーザーシリーズとして小さなモデルが示唆されていたこともあり、これが「ランドクルーザー FJ」として登場するのではないか、と言われています。
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