N-BOXジョイが出たと思ったら、強豪スズキも黙っちゃいなかった。たった1日違いで、新型スペーシアギアを投入したのだ。こいつがまた先代以上にワイルドで、ヒットの予感がビンビンするぞ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:森山良雄
[N-BOXジョイ]の独走は許さん!! ジムニー顔の[新型スペーシアギア]爆誕!!
■ギアの登場を織り込んでスペーシアを開発!
新型スペーシアギア(左)。オリジナルのスペーシア(右)もギアを想定してデザインしたという
ホンダからN-BOXジョイが出たと思ったら、休む間もなくスズキが強敵を投入してきた。昨年フルモデルチェンジしたスペーシアをベースとする、新型スペーシアギアがデビューしたのだ。
その姿はすでに公式サイトでも公開されているから、チェックした人も多いはず。
改めて整理すると、エクステリアは先代のイメージを引き継ぎつつ、よりアクティブさを強調するものとなった。ボディサイドを貫くプレスラインなどは、ギアの登場を最初から織り込んでデザインしたものだ。
フロントグリルは先代のドット調からジムニー風の縦バー調に変更、オフロード風味が増した。心なしかヘッドライトのニラミも増したように見える。前後バンパーにはシルバーのスキッドプレートが追加されており、これまたラギッド感を演出している。
ボディカラー的には、ツートーンの塗分け方が変わった。先代は前後ドアの窓枠だけが浮き上がって見えたが、新型ではルーフ部分全体をガンメタリックでペイントし、上屋の軽さを強調している。前後ドアの下方に貼られるサイドドアガーニッシュにはオレンジ地で「GEAR」のロゴが入った。
【画像ギャラリー】やっぱオットマンは最高! スペーシアギアの細かなポイントはここから!(15枚)
■シートは撥水加工、スマホ入れに便利なメッシュポケットも!
助手席前にUSB-AとUSB-Cが各1、モニター下にスマホ接続用のUSB-Aが付く
インテリアは基本的にスペーシアと同一だが、各部によりタフさを強調する演出がなされている。インパネのメーター表示は右側が円形表示となり、スペーシア/同カスタムと差別化した。
シートは飲み物をこぼしたときにも安心は撥水加工ファブリックを採用、前席の背もたれ裏側には、後席の乗員がスマホなどを入れるのに便利なメッシュポケットが備わる。そのポケット部分に付いたオレンジのタグも、アウトドアギアのようでかっこいい。
スペーシアで話題を呼んだ後席のオットマン機能(マルチユースフラップ)はもちろん健在。まったり時以外には荷物の落下防止としても活用できる。左右独立のアームレストも標準だから、リアシートの快適性は文句なしだ。
■ボディカラーは全9色でうち6色がツートーン!
デリカミニ、N-BOXジョイ、タントファンクロスとまとめてかかって来い!
グレード構成だが、スペーシアに準じた構成で、自然吸気エンジン+マイルドハイブリッドのXZと、ターボエンジン+マイルドハイブリッドのXZターボという2本だて。それぞれにFFと4WDがあり、ミッションはどちらもCVTだ。
主要装備は自然吸気のXZでも充実している。LEDポジションランプや革巻きステアリングヒーター、ステアリングヒーター、ヘッドアップディスプレイ、14インチアルミホイールなどが標準となる。運転支援も全車速追従のACCに、レーンキープアシストも備わる。
結果XZターボで追加される装備は少ない。フロントディスクブレーキや本革巻きシフトノブ、ハイブリッドのパワーモードが追加される程度だ。全方位モニター付きのメモリナビゲーション・スズキコネクトパッケージは全車にオプションだ。
スペーシアギアのボディカラーは全9色。ルーフをガンメタに塗った2トーンがメインで6色あり、モスグレー、ピュアホワイト、ブルーイッシュブラックの3色だけがモノトーンとなる。 というわけで先代以上にアクティブさや使い勝手が高まったスペーシアギア。気になる人はディーラーはゴー!
【画像ギャラリー】やっぱオットマンは最高! スペーシアギアの細かなポイントはここから!(15枚)
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みんなのコメント
もともとこの分野はスペーシアギアがパイオニアだろ
デリカミニ、タントファンクロス、N-BOXジョイと一周回って堂々のモデルチェンジといったところで独走を追いかける立場じゃない。