Bugatti Chiron Pur Sport
ブガッティ シロン ピュール スポール
ワインディングロードを純粋に楽しむブガッティ、「シロン ピュール スポール」デビュー!
“純粋さ”を意味する「Pur」というネーミング
ブガッティ・オートモビルは、大型化された開口部を採用したフロントセクションや印象的な大型固定式リヤスポイラーを装備した「シロン ピュール スポール」を発表した。
フランス後で「純粋、ピュア」を意味する「Pur」と名付けられたこのモデルは、ドライビングの楽しさを追求した純粋なサラブレットと言える存在だ。シロン ピュール スポールの生産は2020年後半にスタート。価格は300万ユーロとなり、60台が限定生産される。
軽量化に加えて新デザインの空力デバイスを採用
ブガッティは、110年以上にわたり公道走行が可能なスーパースポーツモデルを製造してきた。 かつてタイプ13やタイプ35などのモデルが国際的なヒルクライムレースにおいて幾つもの勝利を重ねている。
シロン ピュール スポールは、このブガッティが長年刻んできた伝統に則った1台だ。ワインディングロードでの走行を想定した、妥協のないハイパースポーツとなる。50kgの軽量化に加え、新設計された空力デバイスが与えられたことで、特にコーナーリング時の安定性を向上させるダウンフォース量が大きく増加している。
平均的な速度域において、クロスレシオが採用されたトランスミッション、グリップ方向に振られた新素材使用の高性能タイヤ、シャープさを増したサスペンションセットアップなどにより、ドライバーの五感を刺激するドライビング体験が提供される。
時速300マイル(490km/h)を超えたシロン スーパースポーツ 300+がストレートスピードに特化したモデルだったのに対してこのシロン ピュール スポールの最高速度は350km/hに留められた。その代わりに、あらゆる速度域において実用的なパフォーマンスが追求されたモデルとなったと言えるだろう。
多くの顧客が望むコーナーリングマシン
ブガッティ・オートモビルズのステファン・ヴィンケルマン会長は、シロン ピュール スポールについて以下のようにコメントした。
「カスタマーの皆さんとお話しするなかで、彼らがシャープでダイナミックなコーナリングに適したクルマを望んでいることに気付きました。それは曲がりくねったワイディングロードで力を発揮するハイパースポーツです。妥協を廃したドライビングマシンだからこそ、シロン ピュール スポールと命名しました」
「ダウンフォースレベルが向上し、妥協を廃したスポーティなシャシーとサスペンションのセットアップを同時に追求しながら、重量を50kg削減しています。シロン ピュール スポールは信じられないほどのグリップレベル、驚異的な加速、正確無比なハンドリングを誇ります」
ダウンフォースレベルを大幅に向上させる固定式リヤウイング
フロントバンパーのエアスクープを拡大し、特徴的な馬蹄形グリルのサイズも大型化。フロントスプリッターが前方に張り出されたことで、フロントアクスル周辺のダウンフォースレベルが向上した。また、新デザインのフロントクションを採用したことで、より低くワイドなアピアランスを実現している。
オプションとして、2トーンのカラーデザインも登場。ボディ下部1/3は、ネイキッドカーボンファイバーがむき出しの状態となり、側面から見た時にこの部分が路面と同化するため、より低く見える効果をもつ。
リヤセクションには、強烈なダウンフォースを発生させる、全幅1.90mのサイズを誇る新デザインの固定式リヤスポイラーを装着。可変機構を廃止したことで、約10kgの軽量化を実現した。
リヤウイングのステーはリヤエプロンと共に大きなX型を形成。これはサイエンスフィクションとモータースポーツからフィードバックされたスタイルとブガッティは説明。また、エキゾーストパイプを取り囲むようにデザインされたディフューザーも空力性能を大幅に向上させている。
装飾を廃し、シンプルさを狙ったインテリア
インテリアはスポーティさを追求する目的で装飾を廃し、あえて未加工な箇所が残された。重量を削減すべく、アルカンターラとカーボンファイバーが組み合わされている。
シートは横方向のサポートを強化。スイッチ類が縦方向に並べられたコントロールパネルは、ブラックのアルミニウムとチタンのみで構成された。ステアリングホイールの12時位置、シートのステッチ、センターコンソールなどにブラック基調の中に鮮やかなアクセントカラーのブルーが採用されている。
バネ下重量を19kg削減したことで実現したシャープなハンドリング
今回、ベースモデルからシャシーセットアップを大幅に変更。フロントに65%、リヤに33%硬いスプリングを採用した。このセットアップに合わせてダンピングマネージメントとキャンバー角も変更された。また、フロントとリヤに装着された、カーボンファイバー製スタビライザーはロールを抑える効果をもつ。
ブガッティのシャシー開発責任者のヨアキム・シュワルベは、セットアップ変更について以下のように説明した。
「新たなセットアップを採用したことで、シロン ピュール スポールはコーナーにおいて、より正確なコントロールが可能になりました。高速域でもグリップレベルを失うことはほとんどないでしょう。これはバネ下重量を19kgも軽量化したことの効果が顕著にでています」
シュワルベの言葉どおり、バネ下重量はパーツの変更などにより16kgの軽量化を実現。さらにチタン製ブレーキパッドとブレーキディスクの変更により、さらに3kgを削減している。
「19kgの軽量化はパフォーマンスに大きく貢献しています。アダプティブダンパーは軽量化により、車輪の路面との接触をより簡単に維持できるようになりました。重量が減るとグリップレベルが上がるだけでなく、快適性も向上するのです」と、シュワルベは付け加えている。
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