2024年F1第9戦カナダGPのフリー走行2回目が行われ、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がトップタイムをマークした。2番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手はランス・ストロール(アストンマーティン)となっている。角田裕毅(RB)は8番手だった。
気温20度、路面温度27度というコンディションで、現地時間7日17時にセッションがスタート。レースコントロールはセッション中の降水確率を100%と発表していたが、ちょうど開始時刻あたりから雨が降り始めた。
【タイム結果】2024年F1第9戦カナダGPフリー走行2回目
各車ドライタイヤで出て行き、唯一ミディアムタイヤを履いたカルロス・サインツ(フェラーリ)は「ミディアムで走るにはウエットすぎる」と報告しピットに戻った。一方チームメイトのシャルル・ルクレールはユーズドのインターミディエイトタイヤでコースに出たが、このタイヤの使用をめぐり、セッション後に審議されることになった。
ピエール・ガスリー(アルピーヌ)はソフトタイヤでの走行を続けており、他車もこれに続くようにソフトタイヤでコースイン。開始から15分を迎える頃には少々雨が強まってきたが、そんななかアロンソが1分18秒662でトップ、僚友ランス・ストロールが1分19秒841で2番手、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が1分20秒217で3番手だ。
雨が強まる気配はなく、走れば走るほどタイムは上がっていき、ミディアムのルクレールが1分16秒556でトップに浮上。角田もソフトで1分16秒951をマークしている。一方マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は「煙の匂いがする」と無線で報告しピットに戻った。セッション中盤はフェルスタッペン以外の19台がコースに出ており連続周回を重ねた。
アロンソ、ラッセル、ストロールというトップ3でセッションの折り返しを迎えた。走行を終えて各車一度ピットに戻り、残り20分を切るとインターに履き替えて再度コースインしロングランに取り組んだ。ランド・ノリス(マクラーレン)は「どんどん乾いている」と報告しているものの、完全なドライではなく難しいコンディションのようだ。
トップ3は変わらずアロンソ、ラッセル、そしてホームレースを迎えたストロールのままFP2は終了。4番手以降はルクレール、ダニエル・リカルド(RB)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ハミルトン、角田、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、セルジオ・ペレス(レッドブル)となっている。フェルスタッペンは結局トラブルを解決することができず、わずか4周の走行に終わった。
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