総勢12台の新型BEVツーリングカーが集結し、マントープパークの最終戦で初年度を終えていた新生STCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権が、来季2025年のカレンダーを発表。開幕戦の舞台として新時代の幕開けを告げたヨーテボリ市街地特設トラックでの新規開催日程を含む5月から9月にかけての全5戦が予定され、ゲラーローゼン・アリーナことカールスクーガのシリーズ復帰も確認されている。
今季より1カ月早い2025年5月9~10日に、ヨーテボリ中心部の特設トラックにて幕を明ける2年目のフル電動シリーズは、まったく新しい625mのオリンピック公園臨時トラックにて有名なレース・オブ・チャンピオンズ方式の“Head 2 Head”フォーマットを採用したコンセプトも形式も踏襲しつつ、よりファンとの相互交流を強化するべくイベントエリアでのエンターテインメントの範囲が拡大されている。
EV初年度最終戦はテスラ同士の争いで“盟主”が脱落。伏兵の勝利で初代電動チャンピオンに/STCC第4戦
ヨコハマタイヤが供給する量産ロードカー用タイヤを装着し、最高出力550PS、0~100km/hが3秒以下、最高速300km/hをマークする後輪駆動EVには、最大800Vの高電圧を利用する45kWhのリチウムイオンバッテリーが搭載され、同バッテリーやモーターを筆頭にサスペンションなどもすべてワンメイク化されている。
その車種内訳は、初年度タイトルを獲得したブリンク・モータースポーツが走らせる『テスラ・モデル3』を筆頭に、TCR時代から参画するエクシオン・レーシングの『BMW i4』と『フォルクスワーゲンID.3』、そしてシリーズの盟主たる強豪PWRレーシングの『クプラ・ボーン』の4車種各3台が勝負を繰り広げる。そのワンメイクEVパワートレインのKitも、同社の研究開発部門である『EPWR』社が製造、供給を担っている。
「我々はヨーテボリ中心部の多目的スタジアム、ウッレヴィ周辺に構築した市街地トラックから、ユンビヘッドの空港トラック、そしてゲラーローゼン・アリーナのクラシックサーキットまで、さまざまなタイプのアリーナをうまく組み合わせた2025年STCCの強力なカレンダーを作成した」と語るのは、シリーズCEOを務めるミュッケ・ベルン。
■新カレンダーは「さらにエキサイティングになるはず」とダールグレン
「これにより、全国の幅広い観客に可能な限り最高の方法で電動エリート・レースを届けることができるはずだ。そしてSTCCの再成長の重要な部分は、カレンダーの継続性にある。これによりドライバー、チーム、パートナー、そしてファンが計画して伝統を作り、STCC全体の関心と価値を高めることができる。2025年に向け、競技形式や週末のエンターテインメントに関しても、多くのニュースが準備されている」と続けたベルンCEO。
シリーズの雄であるロバート・ダールグレン(PWRクプラ・スゥエーデン/クプラ・ボーン)も「ヨーテボリの市街中心部で2025年の開幕戦を開催することを本当に楽しみにしている」と抱負を述べた。
「初年度2024年の初開催は天候が悪かったにもかかわらず、そこで優勝したことで良い思い出がある。来季の形式とトラックに予定されている変更でさらにエキサイティングになるはずで、これはれっきとした“フォーク・フェスティバル”になるだろうと確信している。今から楽しみだよ」
その開幕戦後も、新生STCCは6月の最初の週末に開催されるゲラーローゼンで第2戦を迎え、このトラックは1996年の選手権創設以来、STCCのカレンダーからわずか3回(2012、2014、2024)しか欠席していない、ファンに人気のスウェーデン最古の常設トラックとされている。
「STCCとの妥結策が見つかり、こうして2025年のゲラーローゼンに彼らを迎えられることをうれしく思う。チャンピオンシップが電動化されたことは、持続可能なモータースポーツに対する当社の取り組みと完全に一致しており、STCCはゲラーローゼンでの幅広いモータースポーツの歴史をさらに広げることになるだろう」と語るのは、現在のゲラーローゼン・アリーナでCEOを務め、自身もSTCCで最多チャンピオン獲得記録を保持するリチャード・ゴランソン。
続く6月27~28日の第3戦はユンビヘッド・パークことユンビヘッド・モートルバナは、今季2024年の初めにSTCCでの観客動員数記録を更新し、サマーブレイクを経た8月29~30日にはリング・クヌットストープ、そしてEV初年度は4名の"初代殿堂チャンピオン"の行方に注目が集まったマントープパークにて、同じく9月19~20日にグランドフィナーレが争われる。
STCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権2025年カレンダー
ラウンド 開催日 開催地
Rd.1 5月9~10日 ヨーテボリ市街地特設トラック
Rd.2 5月31日~6月1日 ゲラーローゼン・アリーナ
Rd.3 6月27~28日 ユンビヘッド・モートルバナ
Rd.4 8月29~30日 クヌットストープ
Rd.5 9月19~20日 マントープパーク
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
日産「新型エルグランド」いつ登場!? 唯一無二の「ターボエンジン」も搭載か? 王道の「キング・オブ・ミニバン」“全面刷新”に期待高まる!
日産「新型セレナ」発売に反響多数! 「待ってました」「魅力的」 超スゴい「高性能4WD」&地上高アップの「イーフォース」追加へ! 待望の「性能向上モデル」14日発売
「娘友達を乗せたらベルト未着用で捕まりました。ママ達は笑うだけで謝りません。不快です」投稿に回答殺到!?「感じ悪い」「でも貴女は命を預かってる」大激論に…悪いのは誰なのか
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
1000万円超え!? ホンダ新型「シビック“タイプR”」公開! 320馬力「直4」×MTのみ設定! 迫力エアロがカッコイイ「グループA」比国に登場
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?