1月12日、千葉県の幕張メッセで開催されている東京オートサロン2024のなかでマツダは記者発表会を行い、2024年もMAZDA SPIRIT RACINGとしてスーパー耐久シリーズに挑戦し、クルマを運転する楽しさを広め、将来に向けた持続可能なモータースポーツのために、カーボンニュートラルへの取り組みも継続して取り組んでいくと発表した。また、MAZDA SPIRIT RACINGが正式にサブブランドとして採用され、コンプリートカーのコンセプトモデルも紹介された。
マツダは長年、日本ではメーカーとしてのモータースポーツ活動を行っていなかったが、2021年のスーパー耐久第6戦岡山から、次世代バイオディーゼル燃料を使ったデミオをST-Qクラスに投入し、MAZDA SPIRIT RACINGとして参戦。2022年最終戦にはマツダ3を、2023年にはカーボンニュートラルフューエルを使ったロードスターをST-Qクラスに投入するなど、スーパー耐久を使ってカーボンニュートラルへの取り組み、さらに技術を磨く試みを行ってきた。
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また、『共に挑む』をコンセプトとし、グラスルーツからのステップアップや、グランツーリスモを使ったEスポーツからのステップアップを目指すなど、さまざまな活動を展開。スーパー耐久にも倶楽部 MAZDA SPIRIT RACING ROADSTERが参戦し、モータースポーツの楽しさを伝える活動を続けている。
■マツダ、ロータリーエンジンの開発グループを立ち上げ
2024年に向けて、マツダのなかでドライビングの楽しみへの取り組み、そしてMAZDA SPIRIT RACINGというブランドがさらに存在感を増していくことになりそうだ。1月12日に東京オートサロンのプレスカンファレンスに登壇したマツダの毛籠勝弘社長は「マツダはもっとクルマの楽しさを味わい尽くしたいと思っています。走る喜びが生きる喜びに繋がるようにしたい。クルマを楽しみたい人のブランドに成長したい」と語った。
マツダは2023年のジャパンモビリティショーで、コンパクトスポーツカーである『アイコニックSP』を発表したが、この反響の大きさに「大変嬉しく、とても感激しています」と毛籠社長は語り、この声に後押しされるかたちで2月1日にマツダ内にロータリーエンジンの開発グループを立ち上げると明かした。
「カーボンニュートラル時代に向けた課題をブレイクスルーするため、エンジン方式の垣根を越えた広い技術的視座と、最先端の内燃機関技術、そしてマツダ得意のモデルベース開発の使い手として鍛錬を積んだ技術者たちが再結集します。超えるべき技術課題はそう甘くはありませんが、飽くなき挑戦の新しいチャプターへの第一歩を進められれば」と毛籠社長は語った。
さらに毛籠社長は、スーパー耐久シリーズへの参戦を通じて、カーボンニュートラル技術をレースを通じて磨き、活動を通じて「多くの仲間が同じ目標に向かって共に挑戦する輪が目に見えて広がってきている」と続けた。
そんなスーパー耐久への挑戦を通じて立ち上げられたMAZDA SPIRIT RACINGについて、毛籠社長は「あの『マツダスピード』以来25年ぶりに『ファクトリーモータースポーツ部門』をブランド推進体系本部の中に設立し、まずはグラスルーツをベースに置いたモータースポーツ活動をすすめてまいります」と、MAZDA SPIRIT RACINGが正式にマツダのサブブランドとして育てていくと発表した。
そして、MAZDA SPIRIT RACINGのブランドホルダーに就任したのが、ロゴ等のデザインを担当するとともに、ドライバーとしてスーパー耐久でもステアリングを握る前田育男チーム代表だ。前田代表は、今シーズンもMAZDA SPIRIT RACINGとしてスーパー耐久をはじめ、さまざまな取り組みを進めていくと語り、さらにMAZDA SPIRIT RACINGブランドとして開発中の2台のコンセプトカーをお披露目した。
■MAZDA SPIRIT RACINGブランドのコンプリートカー誕生
「ようやく皆さんにお披露目できることになりました」と前田代表が紹介した2台は、これまでスーパー耐久で培われたノウハウが投入されたモデルだ。まずスペシャルモデル第一弾として紹介されたのが、『MAZDA SPIRIT RACING RS Concept』だ。国内初投入の2リッターエンジンを積んだソフトトップモデルのロードスターをベースとしたもので、そのままサーキットでも楽しめるクルマを目指した。
さらにエンジン、足回りに手を加え、レーシーなアピアランスに仕立て、「現在のロードスターのオーナーはもちろん、もう少し速さにこだわりたい方々も魅了できるクルマ」となっているという。
そして、マツダ3をベースとした『MAZDA SPIRIT RACING 3 Concept』は、スーパー耐久に参戦する車両と同様のエアロをまとうレーシーな外観が魅力的なモデル。詳細は「現在検討中」としながらも「モータースポーツ直系を感じられる車両に仕立てたい」と前田代表は語った。
今回の東京オートサロンにおけるマツダブースでは、この2台がスーパー耐久に参戦するMAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio concept、MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF conceptの2台と対になって展示されているが、もちろんこの2台が2024年のスーパー耐久シリーズに参戦することが発表された。
55号車MAZDA SPIRIT RACING MAZDA3 Bio conceptは、2023年最終戦の時点で300馬力を達成し、強力なパフォーマンスをみせていたが、2024年は「その技術の限界を目指します。それと同時に、燃料以外にもカーボンニュートラルに向けた技術を採用したい」と前田代表。また12号車MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF conceptは、継続してカーボンニュートラルフューエルを使いながら、「出力、レスポンスの改善、軽量化によって、究極のコーナリングマシンとして戦闘力の向上を図りたい」と語った。
ドライバーは、55号車マツダ3が寺川和紘/井尻薫/関豊という昨年同様のトリオ、12号車ロードスターが前田代表に加え阪口良平/堤優威、そしてマツダのトップガンである川田浩史が紹介された。
2021年のスーパー耐久参戦以降、その存在感を増し続けるMAZDA SPIRIT RACING。2024年もスーパー耐久を中心に、その活動はますます広がっていくことになりそうだ。
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